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(女性、文系、40代、元会社員、子育て中)

 

受講開始始時期:平成29年7月

受講したコース:1年半コース

 

こちらの講座を始めた頃は、40代に突入後まもなく、小学校1年生と保育園児を育て、フルタイムの仕事を退職したばかりでした。

今後、「翻訳実務経験ゼロ、理系の知識&特許の知識ゼロ、TOEIC900点以下、英検準1級レベル、子育て中の主婦」だけれど、特許翻訳者になりたい!といった方に少しでも、レバレッジ特許翻訳講座から得た自分の経験がお役に立てれば幸いと思います。まだプロの特許翻訳者ではなく途中の段階ですので、自慢できるところはありません。自分の今後のためにも事実を記します。

 

 

現在の状況を先にお話したいと思います。

 

翻訳者として登録させていただいている翻訳会社3件、

翻訳チェッカーとして登録させていただいている翻訳会社1件、

下訳のお仕事をいただいている特許翻訳者さん1名、

 

現実として、特許翻訳のお仕事をいただいているのは、特許翻訳者さんからのお仕事(下訳)だけですが、この特許翻訳者さんとの出会いは、レバレッジ翻訳講座を受講していなければあり得なかったと思います。後ほど詳しく記述します。まずは、自分の生い立ちから特許翻訳者へなりたいと思うようになった時期まで、ご紹介したいと思います。

 

 

子供の頃から、母が洋楽好きで、アメリカ人の方と文通をするような人でしたので、その影響から英語をいつか話せるようになりたいと思っていました。ただ、英語を実際に学び始めたのは中学一年生からです。元々興味があったので、英語の授業は苦ではなく、楽しく感じていました。それでも成績は中くらいでした。県立高校の普通科で学び、短期大学の英語科を卒業しました。

 

奇しくも、バブルが完全に崩壊した就職氷河期と呼ばれた時期でしたが、なんとか物流機械関係の会社に就職することができました。比較的大きな企業でしたが、リストラの嵐の中で辞めていく方が多い中で、事務職での入社でした。仕事自体はそんなにやる気は無かったのですが、終業後に、大手のスクールで英語の学習は続けており、留学を希望していました。3年3ヶ月で退職し、カナダへ8ヶ月ほど語学留学しました。当初は4ヶ月ほどの予定でしたが、4ヶ月では英語を満足に習得できないと感じて、留学して1ヶ月後には留学延長の手続きをしました。

 

カナダでの生活では、とにかく英語漬けにしたかったので、日本人同士でも「日本語禁止」を掲げて、ほぼ英語だけの生活でしたので、当初 TOEIC400点ほどが帰国後に730点ほどを取ることができました。モチベーションが高い友人に囲まれて、幸せな日々だったと思います。貯金残額4万円になったところで、帰国しました。

 

 

またカナダに戻ろうと考えていましたので、帰国後の就職先は、休日は少なくても「給料が高い」、「ボーナス有り」の正社員に絞り、就職活動をしました。英語とはあまり縁がない接客と事務のお仕事だったことと、カナダの大学へ進学を希望していたので、2~3年で退職しようと思っていました。しかし、待遇(給料面)の良さや経営者の人柄、接客業が楽しかったことや、現在の旦那様との出会い、結婚、出産もきっかけになり、結果的に17年以上(育児休暇時期を引くと15年ほど)お世話になりました。

 

退職のきっかけは、会社内の人間関係が崩れ始め、自分にもその影響が出てきた中で、この会社で一生働くべきかを自分に問うようになりました。小規模な同族会社だったために、入社時に小学生だった経営者の子供が自分の上司になることも受け入れなければなりませんでした。子供の送り迎えを合わせると、およそ2時間半の通勤時間がかかりました。さらに、子供が発達障害と診断され、育児の悩みと子供の将来への不安を抱えていたこともあり、気持ちに限界がきていました。

 

 

すべてに区切りを付け、人生の後半を違う形で生きていこうと決め、スッパリ会社を辞めたことで、少し落ち着いて考える時間ができ、自分や家族の将来について計画を立て始めました。住宅ローンもありますので、お金の心配もありました。在職中の30代前半のころ某大学で開講していた社会人向けの翻訳講座に一年半ほど通ったことがあり、翻訳に興味がありました。特許翻訳者さんが書く書籍を2~3冊読んでいたこともあり、「在宅で特許翻訳をしたい」という夢を現実にしたいと思い始めました。

 

パソコン上で調べていたところ、『レバレッジ翻訳講座』を知り、しばらく講座のブログを拝見し、無料のサンプルでお試し講座を経験させて頂いたり、講座の先輩方の受講感想を読ませて頂いたりしました。その後すぐに正式に講座受講の申し込みをさせて頂きました。
講座を始めて最初の一ヶ月間は、講座開始時にやるべきことをビデオ講座で学びながら、ひたすら2000本ほどあったビデオ講座をダウンロードし、ビデオ講座の内容毎に仕分ける作業を行いました。とにかく膨大な量ですので気持ちが落ち込まないように、その間に特許翻訳者になるまでの計画書を作り、モチベーションを上げていきます。「いつまでに」「どれだけ」「どうやって」目標を達成するのかを明確に書いていきます。

 

 

自分でブログ用のホームページを立ち上げる作業もありますが、結構時間がかかり、講座受講開始から2ヶ月後にようやく立ち上がりました。実務の仕事が増えたために、更新がかなり減ってしまい、少ないですが現在で70件ほどのブログを書きました。ブログを書くことで、後々自分がやってきたことを振り返ることもできますし、翻訳者としては、文章を書くという技術が必要ですので、「書く」練習になります。このブログを見て、管理人さんに進捗具合を確認して頂くこともできます。

 

ブログからさらに進んで、アマゾンの kindle 版で本を出版されている海外在住の先輩がいらっしゃいますので、どのように特許翻訳者になって、どのように海外で生活し、どのように仕事をしているか参考にすることもあります。実際に3冊買いました。将来的に本の出版もしてみたいと思っています。

 

 

講座の勉強に関しては、毎日の生活が激変しました。とにかくひたすらビデオの内容をノートにまとめながら、子供がいない時間にひたすら勉強です。ノートにまとめて記載することが苦手だったのですが、ノートの書き方も丁寧にビデオ講座の至る所で教えてもらえます。初めは、何から始めて良いかわからなかったのですが、それもビデオでちゃんと教えてもらえます。最初のビデオ講座の振り分け作業が重要になってきますので、カテゴリー分けはしっかりとしておかなければなりません。

 

理系の知識ゼロ、特許の知識ゼロ、実務経験ゼロでしたので、初めの段階から「岡野の化学」を進め、並行して「CVの書き方」&「トライアル」関連のビデオ講座を中心に進めていきました。ただ、子供が帰れば宿題を見たり、食事の準備をしたりするので、一日の中で勉強に掛けられる時間は、平均5~6時間です。ビデオ再生の速度を変えられるフリーソフトで、さらっと聞く部分と、しっかり聞く部分の速度を調整して、効率を上げました。こういったことも、すべて講座の中で学べます。とにかく全てを網羅しています。

 

勉強しながらCVの内容を充実させていき、初めてCVを管理人さんに提出したのは、講座開始から一ヶ月半後の8月末です。とにかく「速くトライアルを経験して失敗しろ!」という言葉で焦って提出し、その後、3回ほど訂正し直してなんとかCVの合格点を頂き、12月後半あたり、講座受講開始の半年後からトライアルの応募を開始したのです。第1回目のトライアルでは、トライアルの訳文が文字化けしているという返答があり、大失敗のトライアルでした(反面教師にして下さい)。

 

 

フォントを変更してなんとか送り直しましたが、内容もひどかったので、不合格でした。そんな失敗をしながら、トライアルの経験を積んでいき、トライアルに挑戦した結果は、下記の通りです。

 

トライアル応募 20件

トライアル合格 4件

トライアル不合格 7件

応募後連絡無し 9件

 

メールや応募フォームで応募するのですが、全く返答がないことも少なくないので、ここでめげないようにしましょう。予定では、40件ほどトライアル応募する予定でしたが、実ジョブを頂き始めたことと、特許翻訳のトライアルで不合格が続いたため、トライアル応募をストップし、実ジョブと特許翻訳の学習に力を入れるようになりました。

 

 

今年の8月に、プロで活躍されている特許翻訳者さんからブログを通してご連絡を頂き、特許翻訳の下訳のお仕事をいただけるようになりました。こちらの講座を通してブログを開設していなければ、このような出会いもなかったと思います。フィードバックも下さるので、特許翻訳の実務を経験しながら、勉強も続けられている感じです。翻訳チェックのお仕事は、ここで一旦打ち切りとしました。

 

実際には、特許翻訳者として安定稼働ができていないため、目標から大幅に遅れてしまいました。ただ、こちらの講座での学習、トライアル、実ジョブを通して、足りない部分が明確になり、経験を積むことができました。去年のような何もわからずオドオドしたトライアル挑戦ではなく、新たな目標として、1月から4月までに10件の特許翻訳トライアルに応募し、3社での登録および特許翻訳の実ジョブゲットを目指します。

 

 

これまで経験した実ジョブの詳細(4月の初仕事から)は下記の通りです。

 

翻訳案件 4件

翻訳チェック 4件

特許翻訳の下訳 8件

 

実際に仕事を頂けたのは3社です。1社は、トライアル合格後、登録しましたが連絡は無いです。実ジョブを経験してみると、さらに自分の足りない部分がはっきりわかります。勉強中は、何も責任がかかってきませんので精神的に楽ですが、実ジョブは、責任重大です。実際に最初のお仕事では、化学関連の翻訳のお仕事だったのですが、納期ギリギリまで毎日子供が寝た後にも仕事をしていました。実ジョブを頂く前の準備・心構えも重要ですね。先にパソコンや外付けのハードディスク、辞書類は購入し、Tradosも導入していましたので、初期費用(初期投資)はかかっても実ジョブを始める前に、なるべく揃えておいてよかったと痛感しています。

 

 

具体的にこれまでに得た翻訳関連のお仕事の収入は、40万円に満たない金額です。今年は翻訳案件で、できれば主に特許翻訳で300万円を目標にしています。来年は500万円を目指します。ブログが収益化できていないのでブログの内容充実も課題となっています。

将来的には、カナダに住みながら特許翻訳者としてお仕事を続けていきたいという希望があります(旦那さんの希望は、今は考慮せず)。翻訳者は、フリーランスでしたらどの国でも仕事をすることができます(結構、重装備ではありますが)。家で仕事ができるので、働く時間も自由です。まずは、特許翻訳者として安定稼働させることを優先して、今年は実ジョブ、勉強、ブログの内容充実と、進めていきたいと思います。

 

 

講座受講開始からの流れをザッとですが以下にまとめました。

 

7月 受講開始、ビデオ講座のダウンロード&仕分け、今後のスケジュール作成

8月 初めてのCV提出、ビデオ視聴

9月 ブログの立ち上げ、ビデオ視聴

10月 CV作成、ビデオ視聴、

11月 トラドス導入と、新しいパソコン購入、ビデオ視聴&実践的な特許翻訳の勉強

12月 トライアル申し込み開始、ビデオ視聴&実践的な特許翻訳の勉強

1月 トライアル受験開始、ビデオ視聴&実践的な特許翻訳の勉強

2月 トライアル受験&合格1社、ビデオ視聴&実践的な特許翻訳の勉強

3月 トライアル受験&合格1社、ビデオ視聴&実践的な特許翻訳の勉強

4月 翻訳の初仕事、トライアル受験&合格2社(働きながら勉強するモードへ)

5月 翻訳のお仕事、トライアル受験

6月 翻訳と翻訳チェックのお仕事、不合格の連絡が続く

(注、ここで、特許翻訳のトライアルに合格できず、悶々とし、ペースダウンしました。)

7月 翻訳と翻訳チェックのお仕事、

8月 特許翻訳(下訳)のお仕事開始

9月 特許翻訳(下訳)のお仕事

10月 特許翻訳(下訳)のお仕事

11月 特許翻訳(下訳)のお仕事

12月 特許翻訳(下訳)のお仕事、復習と効率化

1月 特許翻訳(下訳)のお仕事、特許翻訳トライアル再開

 

 

こちらの講座を受講して、一言では言い尽くせない感動がありました。甘い人生を送ってきたなと反省もしました。管理人さんは、40代なのに夢子である私を、父親のように愛情を持って叱ってくれる方です(勝手にそう思っていますが)。この年齢で叱咤激励して下さる方はなかなかいませんので、本当に有難い限りです。言っていることにブレはなく、納得ができることばかりなので、ブレブレに生きてきた私の心にグサッと刺さることばかりで、言い訳は通用しないことを教わりました。これから子供を教育していく上でも、役に立つことが多いはずです。

 

 

最後に、特許翻訳者になるための挑戦ですから、苦しいことも辛いこともあります。はっきり言ってスパルタです。私もまだ途中段階なので、言える立場では無いのですが、講座受講料金は、最短で特許翻訳者になれるのであれば、確実に安いです。特許事務所や翻訳会社で実務経験があれば良いのですが、ほぼゼロからスタートの場合は、生半可な気持ちで始めると損をします。ただ、本当になりたい気持ちがあれば、この講座を最大限に利用して、確実に「特許翻訳者になれます」。

私は、4月までにプロの特許翻訳者としてデビューします!(宣言)

 

 

※管理人より

 

背景ゼロからの挑戦は、大人になってからの大学時代とは違う大学(しかも難関大学)に入り直す以上の努力が求められます。条件が恵まれている人でも1年~1年半はかかります。なので、時間が取れない方は無理をせず2年コースで、しかも卒業してからも強制されない環境でレベルアップできるだけの精神力が必要です。昔に比べてトライアルの合格ラインは上がっていると思いますし、同じレートで稼ぐようになるまでの時間もかかるようになっています。本当にここで人生を変えるんだという気持ちで参加してください。AI時代では単純事務作業レベルにお金を払う人はいません。頑張ってください。

 

 

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