(女性、理系、元会社員(知財部)、特許翻訳者として安定稼働中)

 

1.現在

 

アラフォーの既婚女性です。子供は二人で、現在、翻訳会社6社と契約しています。一昨年の 2016 年夏から講座(2 年コース)を受講し、昨年春からトライアル受験。実ジョブは昨年夏から受け始め、現在、安定的に依頼を受けられる状態になりました。

 

 

2.受講動機

 

私は、もともと企業の知財部門に勤務する会社員でした。会社内で、先行技術調査・出願・中間処理業務・侵害予防調査・分析など、一通りの知財関係業務をやっていくうちに、はじめのうちは知財の仕事にあまり興味は持てなかったものの、時が経過するうちに、新しい技術をたくさん知識として取得できることや、この仕事の特徴としてチームプレーの部分は少なく、個人の調査能力などに寄与する部分が多いことなどから、この仕事に携われて良かったと思えるようになっていきました。

 

そんな中、結婚して2人の子を出産。産休・育休もしっかりと取得し、会社員として復帰しました。1人目の復帰の際は、会社員として「育休」を取得したからこそ、希望した保育園に入園できたという感謝も大きく、「これからも会社で頑張ろう」と思う気持ちですごすことも多かったと思われます。そのような気持ちの中での二人目の妊娠&出産。二人目の会社復帰直後も「これからもこの会社で頑張ろう」という気持ちで、はじめは頑張ってみようと思っていました。

 

 

ただ、復帰後の会社通いと2人の家事育児の両立はやはり体力的にも本当に大変で(夫は超多忙のほぼワンオペ 2 人育児)、それに加え育休ブランクや子持ち勤務による見えないハンデにより、会社の方向性ややり方など、疑問に思うことは日を追うごとに増えていき、次第に「何が自分にとって一番大切なのか?」「この先、どういう生活がしたいのか?」を考えるようになっていきました。疲れ果てている中いろいろ考えましたが、何よりも大切にしたいのは我が子であり、その我が子のそばになるべく居られる仕事がいいなと思うようになっていきました。

 

しかしながら、知財関連の仕事自体は嫌いではないし、家でコツコツ勉強することはむしろ好きでした。そのため、この先、家で、会社のしがらみにとらわれることなく、知財をからめて働いていけることはないかな?と考えるようになり、いろいろとリサーチしているときに、この講座と出会いました。

 

企業の知財部門では、特許明細書の翻訳というと、外注や、特許出願を依頼する特許事務所でしてもらうことが多かったのですが、この講座を発見して、「そうか、特許翻訳なら新しい技術に携わりつつ、自宅でも自分で勉強&努力しながらすすめていけるな」と思い受講を決めました。たしかにこの講座は、金額としては高額でしたが、自分自身が会社員で、月給&ボーナスも自分で稼いでいる身でしたので、夫にはさほど相談という相談もすることなく、「このレバレッジ特許翻訳講座講座で絶対に結果を出せるように頑張ろう」という自分の強い決断のみで受講を決定しました。

 

1年コースではなく2年コースを受講した理由は、「会社員をしながら、二人の子持ちで、夫が超多忙というこの状況では、どう頑張って時間を捻出したとしても、圧倒的な時間不足により、1年では結果が出せないかもしれない・・・」という不安や、何か不測の事態に備えてのことです。はじめから2年スパンで考えていたわけではありません。目標はあくまで1年。1年でとにかくトライアル合格までの結果はだし、2年目になって少し先が見通せるようになったら、会社をやめて、そこからは、実ジョブを受けつつ、ブラッシュアップしていけたらいいなという目標をはじめにたてました。

 

 

3.受講前期(1年目)・・・会社員と並行しての講座での勉強期間。

 

このあたりは、1年目の受講感想でも記載したことなので、あまり詳細には書きませんが、講座受講当初は、とにかくビデオをたくさん視聴して、講座の考え方や手法をたたき入れるという受講スタイルをとっていました。Trados ははやい段階で購入し、ビデオを見ながら、いじっていました。

 

早朝学習+会社勤務+家事・育児という状況はかなりハードな毎日でしたが、子どもの近くで、自宅で働くという目標を達成するために、毎日を頑張ってこなしていました。環境整備をするには、お金が必要になりますが、新しいパソコンや辞書など、そのあたりをわりと惜しみなく自分の権限で出費できたのは、自分が会社員として働きながら講座も育児も・・・と頑張ったからだと思っています。

 

会社をやめて短期間で、集中的に死ぬほど頑張るという方法は、独り身であれば非常に有効な手段であると思いますが、金銭面や育児などを考慮するとなかなか短期間集中で死ぬほど講座に時間を割くことは難しいため、自分としては2年コースを受講しながら、会社員をやめずにこのスタイルでやってよかったと思っています。

 

 

1年目の後半は、より実践を意識した勉強に集中しました。そして、トライアル受験をターゲットにして、トライアル関連のビデオを視聴しはじめました。トライアルレビュー関連のビデオでは、まず、自分で課題に取り組んでから解説を聞き、どこで間違えたのかを明確にし、ノートにも資料などを貼っていきました。そうすることで、トライアル課題が送られてきてからまず何をするのか?いきなり翻訳せずに、調査をしっかりしてから翻訳するというスタイルを身につけていきました。ただ、実際のトライアル受験までは、いろいろと理由をつけて(会社員で忙しいなど・・・)、なかなか踏み出すことができませんでした。

 

10ヶ月目で、やっと翻訳会社にエントリー。いざ、トライアルを受け取って、課題文を目の前にすると、調査にしても、翻訳にしても、提出形式にしても、その課題への取り組み姿勢(本気度)は、勉強のときと比べても格段に高いものが求められるということにようやく気がつきました。「管理人さんが恥をはやくかけって言ってたのはこれなのか」と。

 

勉強の中身がすっからかんでトライアル受験というのは、駄目だと思いますが、ある程度勉強をすすめている人であれば、そういったことを早く知るためにも、早い段階からトライアルを受けることは有効だと今では思います。とやかく理由をつけず、はやく素直に行動することが近道なのだろうと。私は、なかなかはやく素直に行動まで移せなかったためその点は反省点であると思います。なお、1年目の成果としては、特許翻訳者として4社に登録、実ジョブの受注も入るというところまでいきました。

 

 

4.受講前期(2年目)・・・会社員をやめ、特許翻訳者として本格稼動するまで。

 

2年目は、地固めをしっかりし、自分の目標としている生活スタイルに近づけるように頑張ろうと思い、スタートをきりました。2年目初期の段階で翻訳会社への複数登録までは行きましたが、実ジョブ安定受注まではなかなか時間がかかるのではないか?と感じはじめていました。何よりも、会社員とこのまま並行していったとしても、家事や育児もあるため、時間がなさすぎて、翻訳者としての実ジョブを受けることは難しいのではないか?と思い始めました。その上、ステップアップするための勉強なんて、とてもじゃないけれどこなしきれないと。

 

ここまで頑張ってきたのに、ここで体調をくずしたくもなかったため、いろいろ考えた結果、そろそろ会社員に区切りをつけようという気持ちに至りました。そして、会社を退職。

 

退職直後の段階では、翻訳の仕事はポツポツと入る程度。ただ、いただいた仕事に関しては、時間をたくさんかけて調査をしっかりとし、丁寧に丁寧に仕上げることを心がけました。もともと知財部門にいたこともあり、明細書の表現などはよく知っていたため、そこはアドバンテージを感じつつも、技術内容や技術用語に関しては、やはり一定の調査時間は必要なため、しっかりと調査も行い翻訳を行いました。

 

そんな中で、会社員時代には行くことができなかった翻訳祭に行ってみることにしました。この、翻訳祭りに出向いたことは2年目に入り行動したことの中で一番良かったと思えることです。実際相手の顔を見て話すということはとても重要だと思いました。翻訳という仕事は、パソコン上でやりとりできますし、相手の顔を知らなくても、パソコンだけで終了させてしまうこともできます。ですが、実際顔を見て話した人から仕事をいただく場合、メールに書かれている名前からその人の顔が浮かぶだけで、仕事にもさらに気合が入るんだということを実感しました。

 

そうこうしているうち、年末から年度末という忙しい時期に突入。この時期は、翻訳業界的にもやはり忙しいのか、1~3月はかなり仕事がつまって忙しくすごしました。ただ、忙しくても、最後の確認作業など、ミスを少なくする努力ができないほどの業務を引き受けたりはしませんでした。

 

その頑張りのおかげか4月以降も、コンスタントに仕事を依頼されるようになりました。翻訳の依頼だけでほぼコンスタントにスケジュールが埋まる状況ではあったのですが、知財部門出身のため特許調査にも面白みを感じ、翻訳をメインに引き受けつつも調査の仕事も引き受けるようになりました(割合としては、現段階では翻訳の方が多いですが)。

 

そして、講座を始めてから丸2年が経過。ステップアップのための勉強や準備に時間をもう少しさきたいなと思って少し仕事をセーブしはじめた矢先に、急病で入院するという事態に陥りました。入院期間は短く、数日で退院することができたのですが、退院後も入院中に落ちた体力回復に時間がかかり、本来のペースを戻すのに時間がかかりました。

 

幸いにも、仕事を少しセーブしはじめたところで、入院期間中や退院直後に納期を迎える案件をかかえていなかったため、事なきを得たのですが、かなりの過密スケジュールだった年度末などにこのような状況になっていたら一体どうなっていたんだろうと思うと、身震いします。せっかく少しずつ築き上げてきたものも一度の納期遅れなどで失ってしまうことになりかねませんから。入院・退院と自分の体は大変でしたが、「フリーランスは体が本当に大事なんだ」ということを痛感した出来事でした。そして、スケジューリングを見直す良い機会となりました。

 

なお、収入面ですが、講座2年目(フリーランス1年目)の収入は、管理人さんが目安として挙げていた300~400万円のラインにはのったと思います。講座1年目は会社員と並行していたので、無収入の期間は実質2ヶ月ほどで、フリーランスへとつなげることができたのは良かったと思います。

 

 

5.今後

 

フリーランス 1 年目は、手探りなことも多く大変でしたが、子どものそばになるべく居られる環境で仕事をするという点では、やはりフリーランスになって本当に良かったと思います。仕事のスケジューリングについては若干つめすぎてしまうところがあるので、そこは注意しつつ、「現状維持は下り坂」ということを念頭に、ステップアップのための時間を増やしていきたいと思います。

 

収入面については、現段階で安定的に稼動できているため、このままでいけば、管理人さんが目安として挙げていたフリーランス 2 年目の収入500万程度のラインにはのるのではないかと思いますが、業務の効率化をはかりつつ、ステップアップの時間をもっと捻出できるようにしていくのが当面の目標です。そして、よりレートの高いところや他分野にもトライしていきたいと思います。

 

AI の翻訳業界への進出により、翻訳者は、より業務効率をアップしないと収入は維持できないとひしひしと感じますが、AI とうまくつきあいつつも、翻訳一本にならないように調査の腕も磨いていきたいと思います。翻訳と調査という仕事は、自宅でできるということに加え、内容的にも自分にとてもあっていて、楽しいと思えることも多いのですが、さらに他の種まきについても思いついたことを知子の情報などに書きとめてアウトプットする準備をしていきたいです。

 

 

6.お礼

 

ブレない志と、継続的な大きな努力が必要不可欠な講座ではありますが、翻訳といった形で特許業務に携わるエッセンスを短期間でより実践的な内容を効率よく教えていただいたおかげで、短期間でフリーランスとして安定稼動できるまでになれたと思います。調査スキルについてもフリーランスとしてアウトプットしていけると自信を持つこともできました。受講期間中は、質問もそれほどする方ではなく、CV 提出が遅かったりと、すぐに素直に行動する受講生ではなかったかもしれませんが、多くのことを学ばせていただきました。2年間、ありがとうございました。

 

 

※管理人より

 

ほぼ講座の期待値通りの結果で何も言うことはありません。油断しないで継続してください。

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