特許翻訳に興味を持った理由を教えてください。

 

特許翻訳のプロに必要となる学際的・領域横断的な知識・技術・スキルに、この激動の時代を
職業人・起業家として生き抜くためのエッセンスの総合があると考えたからです。

当方、学術書・教養書の編集者(キャリア約 5 年)から主に海外の学部生を対象とする米国大
学の英語論文講師に転じ(キャリア約 14 年)、現在比較的恵まれた環境にあるものの、これか
らは組織への依存度を下げ、経済的・時間的自由度を上げたほうが、QOL が上がることは間違
いないと考えており、まずはパラレル起業でどういった商品・サービス提供を行うのがよいか
模索しておりました。そこで様々な業界・分野を検討しましたが、その際に自分のフィールド
にしたいと思ったのは、たんに稼げるという噂の流行のものではなく、 たんに趣味を仕事に、
というものでもなく、やはり公益に資し、知的に刺激的で、これまでのキャリアやアイデンテ
ィティと親和性があって、かつマネタイズできそうな領域でした。

結果、現時点で思いついたもののひとつが翻訳でした。久しぶりに編集者時代の同僚から連絡
があり、出版翻訳の仕事を継続に引き受けることになったのがきっかけです。長らく 100%英
語環境で仕事を行っていると、却って語学や二言語使用自体に価値があると思える機会はな
いものです。ただ、限られた経験からですが翻訳という行為は不得意ではないのではないかと
いう感覚はありました。だいぶ前になりますが編集者時代には翻訳書の企画校閲編集に携わ
り、また教員になってからは本業の傍らでほんの少しながら出版翻訳を経験し、一度だけお受
けした書籍翻訳(新書)は専門家やメディアの評価も高くベストセラーにでき、三刷を記録し
ています。また、最近では、イノベーション創出の基礎として益々重要性の高まっている
STEM(Science, Technology, Engineering, Math)分野や知的財産の分野に関心をもっており、
日に日にそちらの方面に近いことがやりたいとも考えるようになってきていました。

そこで、翻訳をとおして、イノベーションに関わる STEM や知財の世界に近づくことを考え、
特許翻訳の道を思い描きはじめるにいたりました。昨今の翻訳業界全般や特許翻訳にはいろ
いろな意味で非常にシビアな印象がありますが、今このタイミングにおいては、パラレル起業
家としてのスターティングポイントとして情熱を傾けられそうな分野として魅力を感じてお
り、ぜひ挑戦したいと考えております次第です。

 

 

本講座にどのようなことを期待しますか?

 

これまで、節目節目で必要と考えた知識・技術・スキルなどは、適切な環境を選択あるいは構
築したうえで基本的には独学で習得してきましたが、特許翻訳に関してはまったく未知の分
野なので、初心にたちかえって奢ることなく謙虚・真摯に講座に取り組み、実際のジョブ獲
得・安定稼働に向けて尽力していきたいと考えております。

そのプロセスにおいて自分で特許明細書を読解したり、その背景知識としてのハードサイエ
ンスやリーガルについて体系的理解を深めたりするなかで、また、ご提供いただくマテリアル
をシラバス化していくなかで、管理人さまには適宜質問やディスカッションの機会をいただ
ければ幸いです。

目下、まだ知識が浅いためもあり、生物・化学・物理などの基礎科学と AI をはじめとする先
端技術(Tech)との関連について、さらには、リーガル×Tech の今後についてなど、興味が広
がりがちですので、特許翻訳のプロとして必要なレベルの理解度の確認や専門分野の絞り込
みにおいていろいろご相談ができればと思います。

長期的には今までのキャリアも生かしながら、時代の変化に対応でき、海外とも関われる起業
家・著述家に成長することを視野に入れているので、ビジネス全般、横展開戦略についても折
に触れてお話し合いをさせていただきたいと考えております。

 

 

  特許翻訳に興味を持った理由や講座への期待を記した「個人の感想」です。

 

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