Facebook にシェア
LinkedIn にシェア

知財部門から転職し、安定的に仕事を受注(会社員・女性)

■現在

アラフォーの既婚女性です。子供は二人で、
現在、翻訳会社6社と契約しています。

一昨年の2016年夏から講座(2年コース)を受講し、
昨年春からトライアル受験。実ジョブは昨年夏から受け始め、
現在、安定的に依頼を受けられる状態になりました。

■受講動機

私は、もともと企業の知財部門に勤務する会社員でした。
会社内で、先行技術調査・出願・中間処理業務・侵害予防調査・分析など、
一通りの知財関係業務をやっていくうちに、はじめのうちは知財の仕事に
あまり興味は持てなかったものの、

時が経過するうちに、新しい技術をたくさん知識として取得できることや、
この仕事の特徴としてチームプレーの部分は少なく、
個人の調査能力などに寄与する部分が多いことなどから、
この仕事に携われて良かったと思えるようになっていきました。

そんな中、結婚して2人の子を出産。産休・育休もしっかりと取得し、
会社員として復帰しました。

1人目の復帰の際は、会社員として「育休」を取得したからこそ、
希望した保育園に入園できたという感謝も大きく「これからも会社で頑張ろう」
と思う気持ちですごすことも多かったと思われます。

そのような気持ちの中での二人目の妊娠&出産。

二人目の会社復帰直後も「これからもこの会社で頑張ろう」という気持ちで、
はじめは頑張ってみようと思っていました。

ただ、復帰後の会社通いと2人の家事育児の両立はやはり体力的にも
本当に大変で(夫は超多忙のほぼワンオペ2人育児)、それに加え
育休ブランクや子持ち勤務による見えないハンデにより、
会社の方向性ややり方など、疑問に思うことは
日を追うごとに増えていき、次第に

「何が自分にとって一番大切なのか?」
「この先、どういう生活がしたいのか?」

を考えるようになっていきました。

疲れ果てている中いろいろ考えましたが、
何よりも大切にしたいのは我が子であり、その我が子のそばに
なるべく居られる仕事がいいなと思うようになっていきました。

しかしながら、知財関連の仕事自体は嫌いではないし、
家でコツコツ勉強することはむしろ好きでした。

そのため、この先、家で、会社のしがらみにとらわれることなく、
知財をからめて働いていけることはないかな?と考えるようになり、
いろいろとリサーチしているときに、この講座と出会いました。

企業の知財部門では、特許明細書の翻訳というと、外注や、
特許出願を依頼する特許事務所でしてもらうことが多かったのですが、
この講座を発見して、「そうか、特許翻訳なら新しい技術に携わりつつ、
自宅でも自分で勉強&努力しながらすすめていけるな」と思い受講を決めました。

たしかにこの講座は、金額としては高額でしたが、
自分自身が会社員で、月給&ボーナスも自分で稼いでいる身でしたので、
夫にはさほど相談という相談もすることなく、
「この講座で絶対に結果を出せるように頑張ろう」という
自分の強い決断のみで受講を決定しました。

1年コースではなく2年コースを受講した理由は、
「会社員をしながら、二人の子持ちで、夫が超多忙というこの状況では、
どう頑張って時間を捻出したとしても、圧倒的な時間不足により、
1年では結果が出せないかもしれない・・・」という不安や、
何か不測の事態に備えてのことです。

はじめから2年スパンで考えていたわけではありません。

目標はあくまで1年。1年でとにかくトライアル合格までの結果はだし、
2年目になって少し先が見通せるようになったら、会社をやめて、
そこからは、実ジョブを受けつつ、ブラッシュアップしていけたらいいな
という目標をはじめにたてました。

■受講前期(1年目)・・・会社員と並行しての講座での勉強期間

このあたりは、1年目の受講感想でも記載したことなので、
あまり詳細には書きませんが、講座受講当初は、とにかくビデオを
たくさん視聴して、講座の考え方や手法をたたき入れる
という受講スタイルをとっていました。Tradosははやい段階で購入し、
ビデオを見ながら、いじっていました。

早朝学習+会社勤務+家事・育児という状況はかなりハードな毎日でしたが、
子どもの近くで、自宅で働くという目標を達成するために、
毎日を頑張ってこなしていました。

環境整備をするには、お金が必要になりますが、
新しいパソコンや辞書など、そのあたりをわりと惜しみなく
自分の権限で出費できたのは、自分が会社員として働きながら
講座も育児も・・・と頑張ったからだと思っています。

会社をやめて短期間で、集中的に死ぬほど頑張るという方法は、
独り身であれば非常に有効な手段であると思いますが、
金銭面や育児などを考慮するとなかなか短期間集中で
死ぬほど講座に時間を割くことは難しいため、
自分としては2年コースを受講しながら、会社員をやめずに
このスタイルでやってよかったと思っています。

1年目の後半は、より実践を意識した勉強に集中しました。

そして、トライアル受験をターゲットにして、
トライアル関連のビデオを視聴しはじめました。

トライアルレビュー関連のビデオでは、
まず、自分で課題に取り組んでから解説を聞き、
どこで間違えたのかを明確にし、ノートにも資料などを貼っていきました。

そうすることで、トライアル課題が送られてきてからまず何をするのか?
いきなり翻訳せずに、調査をしっかりしてから翻訳するという
スタイルを身につけていきました。

ただ、実際のトライアル受験までは、いろいろと理由をつけて
(会社員で忙しいなど・・・)、なかなか踏み出すことができませんでした。

10ヶ月目で、やっと翻訳会社にエントリー。

いざ、トライアルを受け取って、課題文を目の前にすると、
調査にしても、翻訳にしても、提出形式にしても、
その課題への取り組み姿勢(本気度)は、勉強のときと比べても
格段に高いものが求められるということにようやく気がつきました。

「管理人さんが恥をはやくかけって言ってたのはこれなのか」と。

勉強の中身がすっからかんでトライアル受験というのは、
駄目だと思いますが、ある程度勉強をすすめている人であれば、
そういったことを早く知るためにも、早い段階からトライアルを
受けることは有効だと今では思います。

とやかく理由をつけず、はやく素直に行動することが近道なのだろうと。

私は、なかなかはやく素直に行動まで移せなかったため
その点は反省点であると思います。なお、1年目の成果としては、
特許翻訳者として4社に登録、実ジョブの受注も入る
というところまでいきました。

■受講前期(2年目)・・・会社員をやめ、特許翻訳者として本格稼動するまで。

2年目は、地固めをしっかりし、自分の目標としている生活スタイルに
近づけるように頑張ろうと思い、スタートをきりました。

2年目初期の段階で翻訳会社への複数登録までは行きましたが、
実ジョブ安定受注まではなかなか時間がかかるのではないか?
と感じはじめていました。

何よりも、会社員とこのまま並行していったとしても、
家事や育児もあるため、時間がなさすぎて、翻訳者としての
実ジョブを受けることは難しいのではないか?と思い始めました。

その上、ステップアップするための勉強なんて、
とてもじゃないけれどこなしきれないと。

ここまで頑張ってきたのに、ここで体調をくずしたくもなかったため、
いろいろ考えた結果、そろそろ会社員に区切りをつけよう
という気持ちに至りました。そして、会社を退職。

退職直後の段階では、翻訳の仕事はポツポツと入る程度。

ただ、いただいた仕事に関しては、時間をたくさんかけて
調査をしっかりとし、丁寧に丁寧に仕上げることを心がけました。

もともと知財部門にいたこともあり、
明細書の表現などはよく知っていたため、
そこはアドバンテージを感じつつも、技術内容や技術用語に関しては、
やはり一定の調査時間は必要なため、しっかりと調査も行い翻訳を行いました。

そんな中で、会社員時代には行くことができなかった
翻訳祭に行ってみることにしました。この、翻訳祭りに出向いたことは
2年目に入り行動したことの中で一番良かったと思えることです。

実際相手の顔を見て話すということはとても重要だと思いました。
翻訳という仕事は、パソコン上でやりとりできますし、
相手の顔を知らなくても、パソコンだけで終了させてしまうこともできます。

ですが、実際顔を見て話した人から仕事をいただく場合、
メールに書かれている名前からその人の顔が浮かぶだけで、
仕事にもさらに気合が入るんだということを実感しました。

そうこうしているうち、年末から年度末という忙しい時期に突入。

この時期は、翻訳業界的にもやはり忙しいのか、
1~3月はかなり仕事がつまって忙しくすごしました。

ただ、忙しくても、最後の確認作業など、ミスを少なくする努力が
できないほどの業務を引き受けたりはしませんでした。

その頑張りのおかげか4月以降も、
コンスタントに仕事を依頼されるようになりました。

翻訳の依頼だけでほぼコンスタントにスケジュールが
埋まる状況ではあったのですが、知財部門出身のため
特許調査にも面白みを感じ、翻訳をメインに引き受けつつも
調査の仕事も引き受けるようになりました
(割合としては、現段階では翻訳の方が多いですが)。

そして、講座を始めてから丸2年が経過。

ステップアップのための勉強や準備に時間をもう少しさきたいな
と思って少し仕事をセーブしはじめた矢先に、急病で入院する
という事態に陥りました。

入院期間は短く、数日で退院することができたのですが、
退院後も入院中に落ちた体力回復に時間がかかり、
本来のペースを戻すのに時間がかかりました。

幸いにも、仕事を少しセーブしはじめたところで、
入院期間中や退院直後に納期を迎える案件をかかえていなかったため、
事なきを得たのですが、かなりの過密スケジュールだった年度末などに
このような状況になっていたら一体どうなっていたんだろうと思うと、
身震いします。

せっかく少しずつ築き上げてきたものも一度の納期遅れなどで
失ってしまうことになりかねませんから。

入院・退院と自分の体は大変でしたが
「フリーランスは体が本当に大事なんだ」ということを痛感した出来事でした。
そして、スケジューリングを見直す良い機会となりました。

なお、収入面ですが、

講座2年目(フリーランス1年目)の収入は、
管理人さんが目安として挙げていた300~400万円のラインには
のったと思います。

講座1年目は会社員と並行していたので、
無収入の期間は実質2ヶ月ほどで、フリーランスへとつなげることが
できたのは良かったと思います。

■今後

フリーランス1年目は、手探りなことも多く大変でしたが、
子どものそばになるべく居られる環境で仕事をするという点では、
やはりフリーランスになって本当に良かったと思います。

仕事のスケジューリングについては若干つめすぎてしまうところがあるので、
そこは注意しつつ、「現状維持は下り坂」ということを念頭に、
ステップアップのための時間を増やしていきたいと思います。

収入面については、現段階で安定的に稼動できているため、
このままでいけば、管理人さんが目安として挙げていた
フリーランス2年目の収入500万程度のラインには
のるのではないかと思いますが、

業務の効率化をはかりつつ、ステップアップの時間を
もっと捻出できるようにしていくのが当面の目標です。
そして、よりレートの高いところや他分野にもトライしていきたいと思います。

AIの翻訳業界への進出により、翻訳者は、より業務効率をアップしないと
収入は維持できないとひしひしと感じますが、AIとうまくつきあいつつも、
翻訳一本にならないように調査の腕も磨いていきたいと思います。

翻訳と調査という仕事は、自宅でできるということに加え、
内容的にも自分にとてもあっていて、
楽しいと思えることも多いのですが、
さらに他の種まきについても思いついたことを
知子の情報などに書きとめてアウトプットする準備をしていきたいです。

■お礼

ブレない志と、継続的な大きな努力が必要不可欠な講座ではありますが、
翻訳といった形で特許業務に携わるエッセンスを短期間で
より実践的な内容を効率よく教えていただいたおかげで、
短期間でフリーランスとして安定稼動できるまでになれたと思います。

調査スキルについてもフリーランスとして
アウトプットしていけると自信を持つこともできました。

受講期間中は、質問もそれほどする方ではなく、CV提出が遅かったりと、
すぐに素直に行動する受講生ではなかったかもしれませんが、
多くのことを学ばせていただきました。2年間、ありがとうございました。

※ 個人の感想であり、すべての人の同様の成果を保証するものではありません。

Facebook にシェア
LinkedIn にシェア


【ビデオセミナー300本プレゼント→受講お申し込み・U815】

   
【簡潔な自己紹介】

 
受講を決めるに当たって、受講案内にある、自分に似た境遇の方のコメントを特に参考にさせ
て頂きました。そこで、まずは自分について簡潔に書きます。

 
男、理系、40 歳、未婚、外資系企業の IT 部署に勤務する正社員、大学(米国)での専攻はコ
ンピュータ・サイエンスです。過去約 13 年間、外資系企業(計 3 社)に勤務しており、業務
の中で必要に応じて翻訳に携わったことはあるが、翻訳は社内に専門の翻訳者が数人常駐し
ているので、自分が翻訳を担当することはあまりありません。当然、Trados 等の翻訳支援ツ
ールの使用経験もありません。

 

 
【受講に至るまでの動機】

 
一言で言うと、QOL を上げるためです。
5 年くらい前から、海外に移住することを考えています。寒い冬と、スギ花粉が飛ぶ春の間、
つまり一年の半分は東南アジアで過ごしたいと考えています。20 代の頃に行っていた副業で
儲かり、得た資金からマンション投資も始めて数年でローンは完済したのですが、リーマンシ
ョックで副業の売り上げが激減して辞めたので、その後は給与と不動産収入だけとなってし
まいました。30 代の頃は、完全に趣味と出会い目的で料理教室とか、カメラ教室などに通い
ましたが、当然、それで稼げるようにはなっていません。過去に、つきあっていた女性に浮気
されたり恋愛関係ではうまくいかず、未だに未婚ですが、その分、独身生活をずっと満喫して
きました。未婚だからサラリーマンからの早期引退や海外移住が現実的な物として考えられ
る今、未婚で本当に良かったと実感しております。

 
ただ、海外移住を考え始めてからアフィリエイトなど、日本に居なくてもできそうな様々な副
業に取り組みましたが、どれもうまくいきませんでした。

 
その後、クラウドソーシングについて知り、Web ライティングの仕事の存在を知り、サグーワ
ークスという Web ライティングに特化したクラウドソーシングサイトに登録して数ヶ月やっ
てみましたが、大して稼げないという現実と、やっていて面白くないということが分かったの
で止めました。Web ライティングに比べれば翻訳の方がレートが高いという記述を Kindle 書
籍で目にし、英語は得意なので、それなら翻訳はどうかと思って翻訳の在宅業務について調べ
始めたのがつい数ヶ月前です。

 
程なくして特許翻訳について書かれている Kindle 本にたどり着き、このレバレッジ特許翻訳
について知りました。この Kindle 本の作者が、社会人になってわずか半年でうつ病になって
退職した後、レバレッジ特許翻訳講座で必死に勉強して、今は同年代のサラリーマンの何倍も
の収入があるという事実だけで、この講座が本物であることを確信しました。

 
普通は半年で会社を辞めるようなことになると、ほとんどの人は一生フリーターになるか、も
っとひどい場合は一生ひきこもりです。本人の必死の努力だけでは社会復帰は困難であり、従
って必死に勉強した内容がまさに本物であったのだろうと思った次第です。

 
この Kindle 本の作者のメルマガに登録し、レバレッジ特許翻訳講座を受講して活躍されてい
る方々の対談の音声を聞きました。対談の中で、一人で孤独にがんばれる人でないとつらいか
も、という話がありましたが、どちらかというと一人で黙々と作業することが好きな自分には
いいかもしれないと思いました。オフィスで勤務している時の悩みの一つが、周りの社員がう
るさくて集中できないことがある点です。システム障害によって顧客に提出する障害報告書
に記載するため、障害の経緯、根本原因、再発防止策などを、様々なチームのリーダーから報
告を受けて、いったい何がまずかったのか、どういった対策が必要かなどと必死に考えながら
まとめている時など、周りに大声で談笑している他の社員が居たりするとストレスがたまり
ます。

 
あとは、特許翻訳が自分に合っているかどうか。これを知るために、レバレッジ特許翻訳のメ
ルマガに登録し、すぐに 300 本の動画をリクエストし、動画を見ました。そして、昔から数学
や物理が大好きだった自分には合っていると思い、本気でやれば稼げると確信したので、申し
込みました。

 

 
【ビデオの視聴感想】

 
過去に翻訳の講座を受講したことは一切ありませんが、Aという翻訳に特化した
クラウドソーシングのサイトには登録して、翻訳に関する書籍や雑誌も図書館で借りて読んでい
たので、業界についてのある程度の知識は得られました。Aで資料を送ってもらった際、
受講する意思は全くありませんでしたが、ついでに提携スクールの方の資料も合わせて送
ってもらいました。この事実だけでも、何かにつけてスクールの受講を薦めてくるような予感
がしていたので、初めからこういったスクールには否定的でした。

 
300 本ビデオの中で、世の中に多くある翻訳会社とスクールとトライアル権の関係について解
説されているのを観て、やはりそういうことだったかと思うと同時に、A提携スクールには
申し込まなくてよかったと思っています。尚、Aに関しては会員になってしまいましたが、
Trados を会員価格で買えるそうですし、情報を得るために利用できるところは利用して、
約一年後の自動更新の前には解約しようと考えています。

 
話がそれましたが、300 本ビデオを観て、特許翻訳者になるための心構えとか、知識の捉え方、
情報の整理に仕方などについて学ぶことができ、もっと本格的に学びたいと思いました。まさ
に稼ぐための講座であり、そこに最短でたどり着くために作られてあり、受講者のことを考え
てくださっていることがとてもよく分かりました。次から次へと続きのコースを紹介してき
て、お金を搾り取るだけ搾り取ろうとする巷のスクール(翻訳に限らず)とは根本的に違うと
確信した次第です。

  
 
【今後の予定と、受講にあたっての決意】

 
優先度を決めて自分の時間を使うという、大きな石と小さな石の話がビデオ講座の中であり
ましたが、これを実践してレバレッジ特許講座の勉強を最優先にしていきます。

 
講座を申し込む前に、普段自分が考えもせずに毎日行っていたことを 2 つ止めました。限ら
れた時間を、優先度の高いこと、つまり勉強にフルに費やすために必要なことです。

 
一年半後の目標は、国内で安定的に受注できて、年収 300 万円に達していることです。一年後
の目標は、少なくとも一社から仕事を請け負うようになっていることです。半年後にはトライ
アルの応募を始められるように、まずは環境整備と、ベースとなる知識の習得に、最初の三ヶ
月を集中的に使い、四ヶ月目には CV を完成させることを目標にします。

 

 
【数年後の夢】

 
数社から安定的に特許翻訳の仕事をもらい、年収が安定した状況で、海外の、気候がいい場所
で暮らすのが数年後の夢です。一年に一度は両親に会うためにも日本に帰り、必要な物は日本
で調達するわけですが、ベースは海外にあり、少なくとも一年の半分以上は海外で暮らすこと
が目標です。

 
以上

 

 

※ 受講するにあたっての決意を記した「個人の感想」です。

 

 

Facebook にシェア
LinkedIn にシェア


【ビデオセミナー300本プレゼント→受講お申し込み・U815】

 

<自己紹介>

 

文系大学卒、翻訳経験なし、フルタイム勤務の子持ち会社員です。
英語と●語の特許翻訳者を目指します。

 

<勉強歴>

 

●語: 中上級レベル、大学在学時に 1 年間留学経験あり、学習期間は約 12 年
英語: TOEIC865 点、中学~高校までの 6 年間と、ここ 2 年ほどの学習期間

 

 

<仕事歴>

 

社会人経験 13 年(2 度転職)、現職も含め全てオフィスワークです

 

 

<レバレッジ特許翻訳講座を知るまで>

 

翻訳者に「いつかは」なりたいと思い、「自分のペース」でゆるい学習を続けてきました。し
かも、英語、●語の両言語とも「このレベルに達してから、翻訳の勉強を開始したい」という
思いから、学習期間の殆どを検定対策に費やしてきました。今思うと非常にもったいなかった
です。

もともと、●語オンリーで翻訳者を目指していました。
社会人になり、大学時代に学んだ●語が恋しくなり、結婚も控えていたため「家でできる仕事
がしたい」と思ったのが翻訳者に興味を持ったきっかけです。そして●語翻訳者の方にアドバ
イスをいただく機会があり、「△検定の□レベルの合格は必須。その後翻訳の勉強をした方が
良い」とのこと。留学経験があっても難しい検定だったため、スクールに通い勉強し合格。し
かしその後、妊娠・出産~職場復帰後の数年間は生活するのにやっとで勉強を中断してしまい
ました。

 

そして子育てと仕事の両立も慣れてきた頃に、勉強を再開しようと決心。
しかし、その時の私の興味はなぜか●語ではなく、大学受験からまともに勉強をしたことのな
い、英語に向いていました。恐らく、子どもの英語教材の DVD や CD の影響だったと思いま
す。

 

そこで「じゃあ英語と●語の翻訳者を目指そう。英語だったら、翻訳学校も沢山あるし、そこ
で翻訳のノウハウを身につけて●語翻訳にも活かそう。」と決めたのですが、翻訳学校の入学
レベルがだいたい TOEIC600 点からで、TOEIC を受けたことがなく自分のレベルがわから
なかった私は TOEIC 対策から始めました。そして 800 点を超え、大学の受験前くらいのレ
ベルを取り戻せたな、と思い他校の翻訳講座(通信・基礎)の受講を開始したのが昨年末です。
講座内容は満足でも不満足でもありませんでした。

 

添削課題に取り組む時に、毎回かなりの時間をかけて訳しても、添削が戻ってきた時にはすっ
かり忘れてしまっていて復習がおろそかになっていましたが、「受講していること」で身につ
いている気分になっていました。

 

 

<この講座に興味を持ったきっかけ>

 

通信講座の基礎卒業にあたって、次の専門コースを決めることになったのですが、興味のある
メディカルか、●語翻訳の需要もある特許にするか迷っていました。そんな時に中国語の特許
翻訳者として活躍されている卒業生のブログに出会い(英語以外の言語で活躍されている、と
いう点がポイントでした)、早速資料請求をしました。

資料を読み管理人さまのブログも見たのですが。
今までの勉強方法や自分の考え方が全否定ですよ(笑)
ショックでしたが、講座案内や管理人さまのブログ、スカイプ相談が今までの思い込み(勉強
していれば、「いつか」はゴールにたどりつく、という)を修正してくれました。考え方が数
日で一気に変わりました。

 

 

<プレゼントの動画を見て>

 

300 本の動画は半分くらい見たと思います。
P&G 特許は机に向かって(フルオロポリマーは見ていません)、その他は通勤中と昼休みに
見ました。正直、早朝学習で動画は眠いだろうな…と思っていたのですが、ノートに書き留め
たり、動画を止めて調べたり手が常に動いている状態で時間があっという間に過ぎ全く退屈
しませんでした。

 

P&G 特許が楽しかった時点で受講はほぼ確定だったのですが、

 
・P&G は化粧品だったから面白かっただけで、本当に特許に興味が持てるか?
・化学や物理に興味が持てるか?
・Trados や色んなソフトが必要になるけれど、機械音痴で操作に自信がない
・やはり、受講料が高額(費用対効果で考えれば高額ではないのですが)なため戸惑いがある
・そもそも、勉強時間を確保できるか?

 
これらの不安が頭をよぎると、思い切って申込ができず。
しかし、この 1 ヶ月間に自分のこれからを見つめ直す様々なことが立て続けに起こりました。
愛犬が命に関わる病気をし、主人が車をぶつけて思いがけない高額出費があり、職場では理不
尽なことばかり…。「今後も何が起こるのかわからない」と感じました。そして、「今はまだ、
時間は限られているけれど動ける。ずっと翻訳者になりたかったのであれば、早く行動を起こ
して、フリーランスとして仕事をしたい。」と強く思いました。

職場についは、現在契約社員で最低賃金に近い時給で働いているにも関わらず、正社員並みの
責任を負わされ、サービス残業もあります。でも、ボーナスは出ないし、会議招集もされず、
大切な情報が下りて来なかったり。

低賃金でこき使われるのはもうこりごりです。「稼ぐために努力する」と決め、この講座の受
講することにしました。
不安はまだありますが、積極的に学ぶことで解消していこうと思います。

 

<目標>

 
稼げる英語・●語特許翻訳者になること
翻訳者デビューして 3 年以内には正社員で働いていたころの給料を目指す

 
1 年後 2019 年 前半:今の職場を退職後チェッカーとして仕事を始める
半ば~後半:翻訳のトライアルに合格し、翻訳の実ジョブを経験する
2 年後 2020 年 少しずつ翻訳業をメインにしていく
3 年後 2021 年 翻訳業を中心にし、仕事量を安定させる
4 年後 2022 年 月収は正社員で働いていたころ以上、さらなる高みを目指す

 

 
<勉強時間の確保について>

 
平日:3 時間+通勤の往復 1 時間
土日祝日:5~6 時間

 

<学習計画>

 
まだ具体的には立てておりません。
・今月は勉強机や PC 周辺機器を購入し環境を整え、講座ビデオの全ダウンロードも完了させ

・理系知識が全くないため、4~5 ヶ月間は化学・物理のビデオを中心に見て知識習得を目指

・並行して通勤時間や昼休みには明細書を読む(最初は日本語中心)
・CV は受講後すぐに作成に取りかかり、3 ヶ月以内に完成させる

 
今年中には今の職場を退職するつもりですが、しばらくはフルタイム勤務×家事×育児があ
りますので確保できる勉強時間は他の受講生の方と比べると圧倒的に少ないです。けれど、何
かが落ち着くまで申込を待っている時間ももったいない。正直「学習に全てを捧げる」状況で
はないですが、決めたことは継続して努力するつもりです。受講期間は 1 年半ですが、1 年半
めいっぱいの予定を組むのではなく、受講期間は 1 年と考えて結果を出したいと思います。
申込をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。

 

 

※ 受講するにあたっての決意を記した「個人の感想」です。

 

Facebook にシェア
LinkedIn にシェア


【ビデオセミナー300本プレゼント→受講お申し込み・U81】

 

1、自己紹介

私立大学文系(商学部)出身 30代女性 2児あり

 

2、仕事歴

私はもともと大学時代、第二外国語として学んだ中国語にハマりました。あくまでもそれは
趣味の範囲であり、これを仕事にしようとは思ってもいませんでした。

大学卒業後は鉄鋼系商社で営業職として2年間働いていました。日本メーカーの鉄鋼製品
を韓国に輸出する業務を行い、価格やクレーム交渉、在庫管理などを行いました。鉄鋼業界
というのは非常に古く、男性ばかりで女性の営業職というのは非常に異色でした。中小企業
で、父親くらいの男性たちばかりで OJT などなく、知識や情報の社内共有も全くありませ
んでした。しかし鉄鋼製品はクレーム対応や交渉時、技術系知識が求められますが、良い意
味でも悪い意味でも教えてもらえないので、自分で鉄鋼製品の資料を調べて読み込んだり、
海外のプロジェクト調査をしたり、エクセルの数式を組んだりしていました。全て自分で調
べていたので、今思えば適切な社内教育システムなどがあればもっと情報や知識を得られ
ていたかな、と思います。会社では主に英語を使用し、中国語からはしばらく離れていまし
た。

 

その後主人の転勤で数年間、中華圏に住むことになり退職。中華圏に留学したいと思ってい
たので、語学学校に1年通いました。駐妻の身分で、子ども2人を現地で出産・育児し、そ
れなりに私も楽しんではいたのですが、ずっとモヤモヤしていました。ビザの関係で就労で
きないこともあったのですが、日本にいた数年のキャリアからストップしていることがそ
の理由でした。専業主婦として生き方を全うできていないこの姿を子どもたちに見せるこ
とが恥ずかしいとも思いました。

 

帰国し、その駐妻たちの環境を抜け出すと、学生時代の友人たちが数年たって非常にバリバ
リ働いていること、「働きたいと思わないの?」という言葉に、グサッとくるものがありま
した。

 

 

3、受講のきっかけ

 

帰国後、働くためのきっかけになればとファイナンシャルプランナーの資格を取得しまし
たが、これである程度稼ぐことはかなり厳しそうだと判明。ずっと好きな中国語はどうかと
思い、中国語翻訳の求人を探し、中国系通信社のトライアルに合格しました。未経験だとい
うことと、ブランクが多少あったにも関わらず採用してもらえたのは今思えば非常に幸運
であったと思います。仕事を得たおかげで、子供を運よく保育園に入れることもできまし
た。

中国語を聞くこと、話すことが好きなため、通訳者としての仕事もしたいと、翻訳の仕事の
合間に通訳のための勉強も開始し、秋から通訳学校に通うつもりでいました。

しかし、いろいろ調べるうちに費用対効果を気にするようになりました。通訳学校のパンフ
レットに紹介されていた通訳者は、社内通訳をすでにしていたにも関わらず、入門コースか
らスタートした、と書いてあるのです。翻訳・通訳両方行っても廃業する人がいることも知
り、衝撃を受けました。

通訳者として「稼げる」までの時間、いつ辞令が下るか分からない主人の海外転勤、子ども
のこと、今後の人生など様々なことを考慮した結果、私が通訳者になるのは費用対効果とし
ては非常に小さいのではないか、という結論に至り、翻訳者だけに絞りました。

中国語特許翻訳をしている方のブログで特許翻訳のレバレッジが紹介されていました。ド
文系な私は理系分野に疎く、というか今まで逃げてきたので、特許分野にかなり抵抗があり
ました。

 

しかし、ブログを書かれている方が文系でありながら、レバレッジを受講されて結
果を出し、稼いでいらっしゃるのを拝見すると、私でもできるのではないか、また中国語の
特許翻訳を目指す人にも可能な講座だ、と感じました。最初は「あやしい」感じがしました
が(失礼)、多くの方がブログでどのように勉強されているか書かれていたので、大丈夫だ
ろうという判断をしました。内容は充実していて、かなりの勉強量を要すること、受講料も
後には引けないような高さだというのが最初の印象です。

私が目指す「第二の大黒柱」には、レバレッジの稼げるようになるという本気さ、勉強量が
必要だと考え、主人に相談したところ快諾を得ました。主人からは「これは投資。その受講
料の何倍もリターンするように。もしできない場合はパートにでもでてください。」と釘を
刺され、私はこの講座に背水の陣で挑む覚悟を決めました。

 

4、他校の受講歴

実務&産業翻訳について通信講座を受講中ですが、返送が10日間後以降とのことで、全く
勉強が前に進みません。また内容理解をどのようにすすめるかなどの方法が示されず、あい
まいな添削を返送されるのみです。アドバイスも的確でなく、参考書を購入して自分で訳し
てみるのとあまり大差がない気がして、失敗したと思っています。
大手翻訳スクールなどには通ったことはありません。

 

5、今後のスケジュールなど

子どもがいて他の翻訳業務もあるので、基本的には早朝の時間を利用して集中して勉強し
ようと思います。子どもがいるのでさらにスピーディーに家事を済ませられるように、効率
化を図ります。

今後は、中国語のブラッシュアップはもちろんですが、私の人生において逃げた理系分野に
ついてとにかく地道に知識を積もうと考えています。また、翻訳は国語能力も必要だと痛感
しているので、自分の日本語運用能力を高めるために様々な文章に触れ、また IT 分野の勉
強もしようと思います。

翻訳の世界は実力もないのに手っ取り早く稼げる方法はないと思っています。一切投げ出
すことなく一歩一歩着実に自分の知識を積み上げていきたいと思います。

 

 

※ 受講するにあたっての決意を記した「個人の感想」です。

 

 

Facebook にシェア
LinkedIn にシェア


【ビデオセミナー300本プレゼント→受講お申し込み・U815】

 

ビデオセミナー300 本の第 1 回目を見た時、まず感じたことは「おもしろいな、やってみたい
な」というものでした。ですが回数を重ねるにつれて、今の勉強方法では翻訳者にはなれない、
と少しずつ自分が置かれている状況を考えるようになりました。自分は一体何のために語学
にお金をかけてきたのだろう、と。

いやいや、スクールに通っていた意味はあったよ、同じ目標を持った仲間ができたし、先生か
ら勉強補方法を聞くことができたし、、、云々。まずは自分が回り道をしてきたという事実を認
めることから始まりました。

 

恥ずかしながらこれがなかなか難しく、家族が病気になったのを口実に3日間ビデオを見る
のを休んでいました。それでもビデオのことが頭から離れることはなく、もう一度じっくりと
なぜこの講座に興味を持ったのだろうかと紙に書き出して考えてみました。

 

まずは、現在通っているスクールに対して無意識のうちに感じていた違和感があったことで
す。生徒に対して甘いことを言うことはなく、講師からは授業の勉強だけで翻訳者になるのは
難しいことを口で酸っぱく言われていたのですが、一方で課題として出されるのは 500 文字
~800 文字のニュース原稿の一部や取扱説明書などの抜粋の翻訳で、提出は 1 週間後。通い
始めた当初はそれすらも難しく感じていましたが、今は 2、3 日あればできるまでになりまし
た。空いた時間を使って自分で題材を探して翻訳練習をしていたのですが、文字数があまりに
違うことにまず驚きました。その時に、課題の文字数が少ないこと、実際の仕事はもっと多い
文字数のものが普通なのだと気づいた次第です。

 

では、実際に翻訳者として仕事をしている人はどうやって仕事をこなしているのだろう、だれ
か情報発信している人はいないかと検索をかけてみたところ、ブログを書いている人を数人
見つけました。中でも子育て中の専業主婦の方が一念発起して翻訳者になるまで、なってから
を綴ったブログを見つけ、私と環境が似ているのでくぎ付けになり、のめりこむ様に夢中で読
みました。その方が通っていたのがこの講座で、私も導かれるように講座のホームページにた
どり着きました。

 

まずは講座の様子を知るべく、ビデオセミナー300 本を申し込んだわけなのですが、さわりで
300 本という量に驚きました。翻訳者として稼ぐために必要な検索技術や、IT 技術など、ビ
デオが撮影されたのが2012年なのに、2018年現在でも私はそれを知らなかったという事実。
数々の衝撃を受けるとともに、スクールの授業の薄っぺらさを改めて思い知らされました。例
えていうなら、フルマラソンに挑戦したいと意気込んでスクールに入ったら、そこでは走り方
を説明してくれて、20 キロくらいは走れるようにはなりました。ところが、そもそも 42.195
キロを徒歩で歩けない人が 42.195 キロ走れるわけがないのです。この講座ではそれを気づか
せてくれました。この講座では、まずは 42.195 キロ歩けるようになること。その際に選ぶべ
きシューズ、ウェア、取るべき栄養などの知識を授けてくれる、自分でも調べるようになれる。
歩けるようになったら、42.195 キロ完走に挑戦、さらに続けていけばタイムもどんどん短く
なっていく、という一つ一つの作業は地味だけど、積み上げていったらいつの間にかできるよ
うになっていた、ということの積み重ねの大切さを実感できるように仕向けてくれるものだ
と感じました。

ビデオを通して私自身にも変化がありました。今までは子供が幼稚園に行っている間の 3~4
時間しか勉強をしていなかったのですが、更に勉強時間を捻出するために自分で工夫するよ
うになり、家族が起きてくる前の朝の 2~3 時間と昼間の 3~4 時間は勉強に充てることがで
きるようになりました。主人は 2、3 年ごとに人事異動があり、渡り鳥のような生活をしてい
るわけですが、主人がちょうど今年の 4 月に異動し、これから 2 年間は落ち着いて勉強がで
きる環境にあること、無駄遣いさえしなければ今のところは主人の年収だけで食べていける
こと、そう考えると勉強するのは今しかないと考えています。

主人もいつかは定年を迎えます。その時、子供はまだ高校生です。その後の教育費や、まだ家
を買っていないのでおそらく発生するであろう住宅ローンのことを考えると、やはり私も稼
げるようになりたい。「これ以上は無理かも」というのをもう少し頑張ってみる、それを続け
ていたらいつの間にかそれが普通になっていた。これがこの講座を受けるにあたって大事な
ポイントはだと思っています。私にとっては早朝の勉強時間の捻出がまさにそれでした。朝の
3 時に起きるなんて無理と思っていましたが、(確かに最初は大変でしたが、、、)習慣になって
しまった今は、朝勉強しないと落ち着かないようになっています。ちょっとした成功体験です
が、これを積み重ねていって、挫折しそうになった時はこの成功体験を思い出して勉強してい
きたいと思っています。まずは自分を信じること、講座を信じること、それを心において 1 年
後のトライアル合格を目標に、稼げる翻訳者を目指して勉強していきます。1 年半、よろしく
お願いいたします。

 

 

※ 受講するにあたっての決意を記した「個人の感想」です。

 

 

Facebook にシェア
LinkedIn にシェア


私は大学も出ておらず、理系の知識はゼロ、特許明細書は読んだことがない
という状態から、講座を受講して9ヶ月目で最初のトライアルに合格し、
プロの特許翻訳者になることができました。

 

これから特許翻訳者を目指す皆さんに、私は自信を持ってこの講座を
推薦することができますが、どんなに優れた講座でも、
使い方を誤れば結果を出すことはできません。

 

今回、この講座の主催者の方から、この講座について一文を書いてくれ
とありがたくも依頼を受けましたので、この講座について私が感じ考えた
範囲のことを書いていこうと思います。

 

⇒ 過去の実績から、ゼロから始めた人で最短で6~7ヶ月、9~10ヶ月で
プロになる人は珍しくないという感じです。ただ、この方はスタート時点で
かなりの高レートでの合格でした。

 

 

 

■どうしてこの講座を選んだのか

 

一番の理由は、この講座の内容が、こうすれば自分でも特許翻訳者になれるのでは
と想像していた勉強内容と最も近い内容であったからです。

 

私がこの講座に出会う前は、大量の特許明細書の英日対訳を読み合わせれば、
特許明細書の様式、文体や表現、理系知識をワンステップでマスターできるだろう
と考えていました。

 

この考えは、この講座の主旨の一部と合ってはいましたが、私の場合、
理系の知識が中学生以下の水準でしたので、独力で特許翻訳を
マスターするのは不可能でした。

 

また、他の多くの講座は、その期間に勉強する内容が少なすぎて、
この量ではプロになれるだけの知識と技術が身につくのは難しいだろう
と考えていました。

 

その点、この講座は、特許明細書を大量に処理するということでしたので、
これなら、理系学習の指導もしてもらいながら、プロになるための勉強が
できるだろうと思いました。

 

その上、この講座は、そういった他の講座と比べても、同一期間で比較すると
受講料がかなり安く、その上、1つのコースでゼロからプロになるまで指導する
というものでしたから、価格で決めた部分もあります。

 

 

 

■講座を受講した感想

 

かなりの時間を投入して努力する必要はありますが、短期間で効果が出るために
やりがいを感じやすく、プロとなるまで大いに楽しんで受講することができました。
もちろん、大いに苦しみもしましたが。

 

勉強する内容は非常に多いですが、プロになってみてから振り返ると、
これがゼロからプロのスタート地点に立つために必要な最低量だと分かります。

 

これ以下の勉強量では、どの翻訳会社のトライアルにも合格できなかったでしょう。

 

それでも、1年間で結果を出せるように、講座の内容からは、
余計なものはすべてそぎ落されていますので、効率的な学習ができます。

 

私の場合、この効率的な指導方法で一番大きな成果が出たのは、理系の知識でした。
特許翻訳をする上で、ここまで理解しなければ正確な翻訳はできないが、
ここより深く理解する必要はないという、知識の見切り方について
しっかり指導をしていただいたおかげで、

 

受講開始時に中学生以下の理系知識しかない私でも、
特許文章に取り組むYコースに入ってから7ヶ月ほどで、最初のトライアルに
合格することができました。

 

 

受講料は、講座がカバーする範囲と量を考えれば、非常に安いと思います。
同じ内容と量を他の講座などで勉強しようと思えば、
数年の期間と百万円以上の受講料はかかるのでは、と思います。

 

 

 

■こんな人には向くが、こんな人には向かない

 

特に理系知識ゼロからのスタートという場合は、特許翻訳を勉強する目的が明確で、
そのために努力できるという方ならやり通せると思います。

 

特に、達成したい目標があって、その手段として特許翻訳を選ぶという人は、
高い確率で成功すると思います。逆に、特許翻訳者のイメージに憧れて…という人は、
内容の厳しさから途中で挫折するのではないでしょうか。

 

また、この講座はe-ラーニングですので、講師との関係だけがすべてです。
仲間がいないとモチベーションが持続できないというタイプの方には
不向きでしょう。

 

逆に、勉強は一人のほうが性に合う、講師との二人三脚だけでプロまで
駆け上がろうという意識の方には特に向いていると思います。

 

⇒ フリーランスは孤独な職業です。一人で目標設定し、
 そのための努力ができない人は、
そもそもフリーランスの適性は
 ないのではないでしょうか。

 

 

 

■講座の効果的な活用法

 

この講座は、特許翻訳のやり方を一から教えてもらうものではなく、
特許翻訳を身に付ける方法論を教わる講座だと理解してほうが
いいのではないかと思います。

 

最初はなんでも講師に相談する必要がありますが、それでも、特に特許文章、
明細書に取り組む時は、まずインターネットで検索するなどして、
自分で調べるようにして下さい。

 

それでも分からないときに、経緯と理由を整理した上で、
講師に質問するようにしてください。

 

はじめは面倒臭いと感じるかもしれませんが、そうすることで、
考える力、調べる力、ひいては問題解決力が短期間で養われ、そのうちに、
明細書の内容について講師に質問する必要がなくなってきます。

 

そうなれば独立事業者としてのプロ翻訳者の姿勢に近づいたと言えるでしょう。

 

⇒ 問題解決能力を身につけないと独立はできません。

 

 

ITスキルについては、これは完全に作業のノウハウですので、
分からないことはどんどん質問していけばいいと思います。

 

次に、特にITスキルと特許文章の基礎を学ぶ最初の半年ほどは、
講師の言うことにはすべて従うようにして下さい。

 

これは、この講座の手法の基本型を身につけるまでは絶対に必要なことです。
空手やバレエを教わるのと同じと考えて下さい。

 

はじめから講師の言うことに従わず、自分の考えを取り入れようとすれば、
骨折してリタイアすることになるでしょう。

 

型が身についた後で、自然と自分のスタイルを確立しなければ
先に進めなくなる時が来ますので、それはその時までお預けにしておいてください。

 

⇒ 守・破・離ですね。

 

 

また、この講座で教えることはすべて「必要最低限」のことですので、
これ以上の最短距離はないことを理解してください。
テキストのどこを端折っても、うまくいかなくなることが分かるでしょう。

 

初心者であれば、講師が勧める仕事道具や辞書、書籍などは、出来る限り手に入れ、
使いこなせるようになって下さい。

 

高額なものが多いので躊躇すると思いますが、どれも翻訳のスキルを磨き、
翻訳者の体を守るために必要なものばかりです。

 

はじめにTradosを買わなければ何も始まらないので当然ですが、その他も買えるものは
予算と相談しながら出来るだけ買い揃えるようにすることをお勧めします。

 

逆に、まだプロになっていない時点で、どれだけ身銭を切れるかどうかで、
自分がプロになる覚悟がどこまであるのかという目安となります。

 

ゼロから1年でのプロ入りは、覚悟がなければ達成はできないものです。
もし自分の覚悟に自信がなければ、お金をドブに捨てることになるので、
諦めたほうがいいと思います。

 

⇒ プロになるという決断をして、それを信じているのなら、
自分に投資できるはずです。自分の未来に投資できないということは、
自分でその未来を信じていないということですから実現するはずがありません。

 

 

それに、高額の投資をすると、投資を回収せねばという意識が働き
より身が入ります。背水の陣を組むことは、この場合有効だと思います。

 

私は早いうちにレーザープリンタに大量のコピー用紙、大型TFTモニターに
専用の椅子、最低限の電子辞書を買い揃えたおかげで、
この期間でプロになれたのだと考えています。

 

 

 

■他の講座との比較

 

他の講座は受講したことがないので比較はできませんが、上に書いた、
私が多くの特許翻訳講座の中からこの講座を選んだ理由を参考にして頂ければと思います。

 

 

※ 個人の感想であり、すべての人の同様の成果を保証するものではありません。

 

Facebook にシェア
LinkedIn にシェア


中国語の特許翻訳者として活躍中(文系・女性・主婦)

【受講まで】

20代のころは中国語を使えれば良いという理由で就職し、
その企業がブラック企業(その頃はそれが普通だと思っていた)で
そこでは女は使いすてであると明言されていました。

1年目から海外出張や営業、買付など様々な仕事を経験させてもらいましたが、
3年目位から皆体調を崩したり、結婚したりと4年以上勤めた女性社員は
その当時いませんでした。私も3年目で転職し、会社の事務(中国語を使用)
として3年務めました。

その後、転勤で全国を転々しながら子育てをするなかで、
中国語をどうにか生かせないかと強く思うようになり、翻訳会社の通信講座も
受講しましたが、結局忙しさにかまけて課題を提出しませんでした。

また、その課題がどんな仕事に結びつくのかもはっきり描けないまま
講座の受講期限を迎えました。当時の課題は、まだ机の片隅に残っています。

その後も通訳案内士になろうか、中国語会話教室に通おうか、翻訳者を目指そうか
と夢子さんのようにさまよっていたところ、この講座に出会いました。

【受講理由】

私の場合は、他言語を専門としているため、その言語に特化した特許翻訳の講座が
ほとんどなかったので、翻訳会社併設の翻訳学校に問い合わせたところ
(自分で考える癖がなかった…)、

英語の教材を利用して和訳英訳の基礎から勉強しましょうと言われました。
(聞いていたら3年後くらいにはコースをすべて終了できますよと。)

今考えると、この講座に出会わなければ、私はまだ英語の勉強をしながら
ゴールの見えない闇をさまよっていたのではないかと恐ろしくなります。

この講座は、巷の翻訳講座と違い、まずは英語ありきみたいなところがなく
トラドスの使い方や、翻訳者としての意識に関してのビデオが多数あったこと
何より稼ぐという点を強調されていることが決め手となりました。

【他言語の翻訳者に向いているか、向いていないか】

他言語の翻訳者の方でも、この講座は自分次第で十分に活用できます

明細書のビデオに関しても、講座では英語の明細書を使用されていますが、
他言語の明細書があればそれを使えますし、対応したものがなくても
同じような内容の明細書で対訳をとりながら、検索の仕方や、
その分野の基礎知識を獲得できます。

どちらにしろ、仕事が始まると自分で臨機応変に対応しながら
進めなくてはいけないので、今思えば自分で考え対応する力がついて
よかったのではないかと思います。

ただ、あまりに細かい人、一文一文すべてクリアにならないと先に進めない人や
うやむやのままでは前に進めない人、また、

他の方も言われていますが、なんで教えてくれないの?という他人依存型の人や、
お友達や知り合いと一緒にワチャワチャ言いながら勉強することが
好きな人にはこの講座は難しい
と思います。

【私の講座の進め方】

講座受講開始時、未就園の子供2人を家で見ており、他の方より講座の進歩状況は
格段に遅くなると思っていましたので、とにかく2年後に翻訳者として
稼ぎ出すことを決め、講座を進めました

2014年7月~9月(開始~3カ月)

勉強時間 平均3~4時間/日

コンテンツの量を目の前に心が躍る。

ビデオセミナ-1~200を見ながら、周辺機器の購入。

Xシリーズを同時進行。

中国語で使用できないものは、他に同じようなものがないか検討。

とにかく試行錯誤の時期。

Yシリーズは中国語対応しないためとばしました。
ビデオの明細書シリーズに重点をおいてビデオを視聴。
中国語の明細書を検索し、対訳を取りながら日本語の理解に重点をおく。

2014年10月~2015年12月(4か月~半年)

引き続きビデオの明細書シリーズを中心に勉強。

最初は日本語の明細書のみを読み込み内容を理解しながら視聴、
その後は少しずつ訳文と照らし合わせ、必要な個所のみじっくりビデオを
見るよ
うな感じにしました。

明細書に抵抗がなくなりどのように対訳をとれば後々の仕事に役立つか
分かってきた

でも、講座の進み具合がとても遅かったので、その後半年の計画を再度練り直す。

2015年1月~3月(7か月~9か月)

少しだらけてきたため・・・・、モチベーションの向上と自分の今の実力を
推し量るためトライアル受験を決意。レートは低くても、
特許翻訳者の実績としてCVに書きたかった。

ビデオ視聴、明細書の対訳取りをしながらCV作成、トライアル受験先の情報収集。

実績が欲しかったため、急募!!の文字が躍る会社にトライアル先を絞る。

2015年4月~6月(10か月~12か月)

大手翻訳会社の中国語特許翻訳チェッカー・校正者募集があったので
トライアル1社目に決め、合格(4月)。中国語特許翻訳の敷居は
英語の方に比べるとかなり低いと思います。明細書の中日翻訳を中国人の方が
やっているのが現状です。

開始から1カ月で10件程度のチェック、校正の仕事をしましたが、
チェッカーの単価の低さに驚きつつ、分量も英語の量に比べると少ないので
このままではいけないとトライアルを続行。

ただ、最初にきちんと校正の研修を受けたことで基本的な特許翻訳のポイントや
自分自身の訳文を見直す際のポイントなどを学べた上に、
CVに具体的な特許翻訳に関わる経験を書くことができたことは
その後のトライアルにとても有用だったと思う。

【トライアルに関して】

私は講座を受講してから8か月~9か月目に初めてトライアルを受けましたが、
もう少し早めに受けられても良いのではと思います

講座受講から半年を過ぎられたら、まずはCVを作成して、
トライアル先を検討された方が、緊張感が出て勉強にも身が入ると思います。

これも中国語の場合になるのですが、私の場合は

【4月】トライアル1社、合格。

【5月】トライアル2社、2社とも書類通過。1社合格。

【6月】トライアル4社、4社とも書類通過。3社合格
(1社は書類のみ、2社トライアル)となっています。

しかし、トライアルに合格すればすぐに稼げるわけではなく、
向こうからの求人に対しての応募で合格した会社からはすぐに仕事がきましたが、
それ以外の会社からは、仕事があれば…という感じで、まだまだ
安定した受注はありません。(自分のレベルの低さもあると思います)

また、トライアルの合格率に関しても、この数字は中国語の翻訳ですので、
仕事の数も翻訳者の数も英語に比べてまだまだ圧倒的に少なく、
レベルも低いのが現状
です。英語の翻訳者の方にはこのデータは
参考にならないと思います。

また中国語の特許翻訳に関してのみ言えば、中日の翻訳は明細書の翻訳以外にも
中間処理や確認翻訳なども多く、中国の方が翻訳をしていますので、
日本人のレベルはまだまだ低いのではないか
と思います。

【結局、特許翻訳者になれるのか】

全ては自分次第だと思います。上のレベルの特許翻訳者になれるための
コンテンツは十分にそろっていますので、それを自分自身がどう活用できるか
だと思います。

また、他の受講生の方はとにかく勢いがあってすごいと思い
焦ってしまいがちですが、各人取れる時間や性格も違いますので、
とにかく他の方と比べずにあきらめず続けることだと思います。

【その他】

私はブログをやってないので、10年手帳はとてもよかったです。

未来日記のような感覚で、3年後、2年後、1年後のあるべき姿をきめて、
月単位、週単位にやることを落とし込んで記入していました。

今は特許翻訳の仕事がとても楽しいので、現在中国の方が担当されている
中日特許翻訳のお仕事をごっそり頂けるくらいのレベルに
自分を引き上げて稼ぎたい
と思います。

1年間本当にありがとうございました。

また、お世話になる時があるかと思いますがよろしくお願いいたします。

(2015年12月25日にいただいたお便り)

【追伸】

管理人様

ご無沙汰しております。

夏ごろ講座を卒業しました●●●と申します。

講座開始から1年半が経ち、おかげさまで11社中10社のトライアルに合格し、
5社から定期的に仕事を頂けるようになりました。

中国語なので、明細書全ての翻訳というより請求項のみや確認翻訳の案件が多く、
収入的にはまだまだですが、それでも早朝のみの稼働で4月には
月一万円だった収入から、半年で十数万円まで増えてきましたので、
2016年には更に稼げると思います。

2人の未就園児がいる状態で、講座を受講開始し、
他の方に比べると勉強や仕事に充てる時間は本当に少なかったですが、
少しずつ先が見える状態になってきました。

来年からは勉強や仕事にあてることのできる時間が増えますので、
法律や技術分野の理解をもっと深めていきたいと思います。

家族の状況もこの一年で少しずつ変わり、
主人の収入も手当のカットにより5万程減り、
子供の入園で支出が6万程増えました。
あのとき講座をはじめていなかったら・・・と思うと本当に恐ろしくなります。

収入面だけでなく、私自身の考え方にも大きな変化があり
翻訳やフリーランスとしての営業、今後のビジネスに関してなど
やればやった分だけ返ってくる楽しさを30半ばで改めて感じています。

三年後にはネットビジネスの方にも着手する予定ですので、
またお世話になることもあると思いますがその際にはよろしくお願いいたします。

今年本当にお世話になりましたので、ご挨拶だけでもと思い・・・・・。
長文になり、お忙しい中お時間を取らせて大変申し訳ありませんでした。

来年も良い年になりますように。

良かったですね。結果が出ただけでなく、今後の右肩上がりが予定されている
というのは精神的にもすごく楽ですし。次はネットビジネスもやりたいとのこと。
機会がございましたらまたご利用ください。お便りありがとうございました。

(追加メールより)

少し詳しく記載するとこんな感じです。

講座受講後半年からトライアルを開始し、最初は校正者として実績作りから
入りましたので収入は月1万円位しかありませんでした(3ヶ月くらい)。

その後、2ヵ月に一度くらい新規の会社のトライアルを受けました。
(現在まで合計11社)

最初に校正者として採用していただいた会社では毎月10件程度の校正を担当し、
半年後にチェッカーとして採用をしたいとの電話を受け、
その際に将来的には翻訳者としてやる意志はあるかという質問を頂きました。

それをきっかけに、やる気に火が付き講座終了時(トライアル開始から半年)
あたりからレートの高い翻訳会社のトライアルに挑戦し、
チェッカーとして採用していただきレートは2倍になりましたが、
翻訳者としてのレベルにはもう少し足りないという言葉を頂き、再び発奮。

半導体分野や医薬分野の書籍やビデオで勉強し、先月別会社ではありますが
比較的高いレートで特許翻訳者としての採用が決まりました。

翻訳者の仕事は待っていても仕事が来るものではないので、
仕事が少なく焦った時は、さらっと今まで担当した校正に問題はなかったか
聞いてみたり、

校正からチェッカーとしての採用が決まった時もなかなか仕事がこなかったので、
他社から長期案件の打診があるが、御社の仕事を最優先したい旨を伝え、
チェッカーとしての仕事量は毎月どのくらいあるか確認をしたりしました。

以前勤めていた会社も急に倒産したと連絡を受け、
主人の月収も右肩さがり、
子供の教育費は右肩上がり、
この1年半忙しかったですが、
本当に講座を受講して良かったと思っています。

管理人さんもお体を壊されないように頑張ってください。

(以上)

※ 個人の感想であり、すべての人の同様の成果を保証するものではありません。

Facebook にシェア
LinkedIn にシェア


この講座を受講して一年以内に、特許翻訳者としてデビューをし、
仕事を頂けるようになりました。
一年の振り返りも兼ねて、
受講感想を書きましたのでご確認頂きたく存じます。

 

現在講座を受講中の方にも、これからの受講を考えておられる方にも、
読んでいただければと思います。

 

  • ⇒ 結果を出す。そのために何が必要なのか逆算して考える。講座にすがってはダメ
  • ⇒ 短期(半年+α)でプロになる)には「素直さ」と「破壊的努力」が必要
  • ⇒ 残業が多い会社員、子育て中の主婦等、時間がないは、もう少し時間がかかる
  • ⇒ 学習曲線を意識する;

 

 

 

 

★本講座受講までの経緯

 

大学まで、公立の学校(文系)で育ちました。

 

全く勉強をしていなかった小学生高学年の時に親が見かねて、
「勉強癖をつけさせないと」と思って、ラジオで放送される英語番組のテキストを
渡されたことが、英語との出会いのきっかけでした。

 

当時はアルファベットももちろん読めないので、ただ流れてくる音声を
ひたすら繰り返すように勉強していたら単語が読めるようになり、
ある程度英語も聞き取れるようになりました。

 

そんな勉強を続けるうちに、言語の世界は面白そうだ、ということを考えるようになり
将来的には言語学を大学で勉強したいな、と思うようになりました。

 

(自分の場合、先にラジオ番組で英語との出会いがあったので、
中学校に進んでから日本人の先生に英語を教わり、好きにもなれないまま
時間が経っていく、ということにならなくてよかったと思っています。)

 

その後、中学生になりますが、この時に担任に当たった国語の先生がひどすぎて
その時に将来の選択肢として「教師」はなくなりました。

 

男の先生でしたが、(もともと不良の学校だったのもあり)生徒によく怒鳴り、
権威を振りかざして生徒を統率しているような立居ぶるまいが
好きになりませんでした。

 

中年小太りでよく怒鳴り説教をする、ということで、男女問わず大ヒンシュクを
買っていましたが、この時に「教師という仕事をしていて、ここまで生徒に
嫌われるとたまったものじゃないな」と悟り、早々と教師の道はあきらめました

 

中学校は全体的に雰囲気が悪く、生徒の間で陰湿ないじめはあるし、
先生に対しても陰口ばかりだし、中学校の三年間はあまりいい思い出が
残っていません。そんな中で、中三の時に担当になった数学の先生は
授業中の話も好奇心をそそられるもの
でした。

 

当時は図書館に行って「数学の不思議」「数学パズル」のような本も
読んでいたのですが、トピックで面白いものがあればメモをして、
学校で友達と話し合ったり、その数学の先生に質問をしたりしていました。
(この頃から、好きな物にはのめりこむ、という体質になっていたのかもしれません)

 

 

高校はいわゆる県内の進学校に進みましたが、この時はまだ、将来の夢も
そんなにありませんでした。

 

なんといっても、その学校を選んだのが、中学生の時に「お前は○○高校
目指しているんだろう」みたいなことを、他の友達が(テストの成績などから)
勝手に言ってきていたので、何となく自分でも「その学校に進学するのかな」
くらいに思っていました。(今考えれば、ものすごく何も考えずに
選択をしていたことになりますが)

 

高校では塾や通信講座を一切受けずに、学校指定のテキストや本屋さんで
目にした良さげな参考書だけを使って、勉強を進めました。

 

塾通いをしなかった理由は、家庭の事情もありますが、
「ただでさえ宿題があるのに、塾に行って更に課題が増えるとパンクしそう」
「それらを利用する費用対効果が分からない(独学でもできるんじゃないか?
という疑問)」というものもありました。

 

進学を考える時は、「言語学(比較言語学)を勉強してみたい」
という想いが強かったので、文系を選択して受験に挑みました。

 

といっても、理科科目が苦手だったわけではなく、数学は好きでした
(計算をした時の気持ち良さ、というのもありましたが、抽象的なことを
筋道立てて考えていくのが好きだったのだと思います)し、

 

一科目しか選択できない理科は、一般的な生物ではなく化学でした
(解剖、生殖といったテーマが大の苦手だったので、化学しか履修を
考えていませんでした。

 

結果的にここで化学を取っていたので、この講座にフックがかかったのだと思います。
生物を履修していたら、「化学はなんとなく難しそう」と思ってしまって、
受講はしていなかったかもしれません)。

 

塾に通っていなかったので、自分で勉強をして、分からない時は学校で
休み時間に先生を捕まえて質問する(特に数学は好きですが苦手だったので、
数学の質問が多かった)ことも何度もありました。

 

振り返ってみれば、この時に自分で勉強を進めて質問をする、ということが
沁みついたので、この講座を抵抗なく進めていくことができたのかもしれません。

 

 

さて、そんなこんなで志望校に合格したのですが、転機が大学入学後
半年後に訪れます。当時リーマンショックの影響がものすごく、
大企業がどんどんリストラをしていく姿を見て、18歳なりに
「なんかこれからはヤバい世の中になるな」と、漠然と不安に思ったものでした。

 

というのも、私は世間的に見ると、そこそこの高校、大学に進んでいるので、
いわゆる「安定した企業に勤めてハッピー」みたいな考えが、
自分の周り(家庭、学校内)にあったからです。

 

自分も大学に入るまでは漠然と、「どこかの有名な企業に就職するのかな」
とは思っていたのですが、リーマンショックを見ていると、
どうやらそのコースだけを考えていることは、再就職等のことを考えた時に
危ないんじゃないか、いざとなったら自分で何とか食っていける能力を
持っていないんじゃないか、と思うようになりました。

 

その時から漠然と、将来的には独立して仕事をしていきたい(というよりも、
世の中の環境の変化を考えると、そうせざるを得ない)と思っていましたが、

 

卒業後すぐに何かをしたい、というわけではなく、ビジネスのタネも
持っていなかったので、とりあえず就職をして、仕事をしながら別の道も
模索しようと決め
ました。

 

 

就職先には、「自分で仕事をするようになるなら、何を取り扱うにしても、
営業スキルは必要だよな」と思い、求人広告を取り扱う零細企業に就職しました。

 

当時は、日中仕事をしながら平日夜や週末に、ネットビジネス(特にアフィリエイト
を勉強しよう、とは思っていたのですが、本を買って実践しようにも、
自分が思い入れのない商品を取り扱うことに情熱を見いだせなくなりました

 

仕事に関しては、業務内容はそこまで難しくなく、営業成績が悪いから
と言って理不尽な仕打ちを受けることはありませんでしたが(新人だったから、
というのもあったと思います)、

 

週単位で数字を追いかけないといけず、かつ零細企業なので、営業もして、
広告も作って(広告と言っても、そんなに手の込んだものをゼロから
作るわけではなく、専用ソフトを使ってテンプレに当てはめる作業が必要なだけ)
という業務フローを一人でこなさなければならず、

 

締め切り前の週半ばになると、残業が当たり前、という環境でした。
(ちなみに、業務形態が通常とは異なり、手当てが含まれての月給となっており
時間ごとの残業代は実質的につかないことになっていました。)

 

 

仕事が始まった当初は楽しくやれていましたが、田舎なこともあって
頑固で面倒くさい取引先も多く、営業先が勤務地から結構離れていることもあり、
精神的な疲労が知らないうちに蓄積していったのだと思います。

 

そして、仕事はまだ楽しかったのですが、直属の上司(男性)が
ものすごく細かいことを重箱の隅をつつくように突っ込んできたり、
業務に関してこちらの理解が上手くできていないと、結構ダイレクトに罵声を
浴びせるようなこともあり(他の社員がいない状況で、電話越しに浴びたと
いうのもありました)、どちらかというと人間関係で疲弊してしまい、
一年目のお盆明けに会社に行けなくなってしまいました。

 

その時は既に、上司に対するトラウマができていたのもあって、
自分がちょっとミスをするだけでまた罵声を浴びるんだろうな、と、
精神的に復活できない状況になっていて(動悸が激しくなったり、マイナスの
ことしか考えられなくなったり)、結局、その後一度も会社に行くこともなく、
仕事を辞めてしまいました。

 

 

その時はうつ病というか燃え尽き症候群というか、これからのことを
何も考えられない状況になっていたので、一度リフレッシュするために、
大学時代にお世話になった外国人の友人がいるところに移動して、
そこで数か月心身を休めて、今後のことは帰国してから考えよう、と決めました。

 

で、会社を辞めた後、2ヶ月ほど文字通り引き籠りの期間があった後に
海外に渡り、翌年明けに帰国しました。お金のこともあるので
再就職のことも考えましたが、前職でのトラウマが消えておらず、
また似たようなことにならないかな…という不安しかありませんでした。

 

 

ちょうどその頃、知り合いの小さな会社の経営者から、産業翻訳の仕事を
依頼されました

 

その方とは大学の時に何かの機会に知り合ったのですが、自分のことを話すと、
「また仕事頼むわ」と言われて、ずっと付き合いがあったのです。

 

やらしい話ですが、その仕事の額がそこそこで、実際のところ
「この額の仕事を年に何回受ければ、とりあえずは生活していけるんじゃないか」
という考えにいたり、一度自分で、翻訳の仕事をやってみよう、と決めました。

 

 

当時、フリーランスとしての働き方として自分がイメージできたのは、

 

① ウェブ系のエンジニア、プログラマ

② デザイナー

③ 翻訳・通訳、の三つしかなく、

 

②、③は基礎知識が全くないので、その時から例えばプログラミングを
ゼロから勉強しても、仕事にならないだろうという考えもあり、
比較的取っ掛かり易い③の選択肢を選んだ(というか、それしかなかった)
のが現状でした。

 

 

それからはネットに転がっている無料教材(翻訳会社や翻訳学校のHP上に
掲載されている、無料で拾える教材)を使って、とりあえず勉強をしながら、
クラウドソーシングサイトを使って仕事を取っていくようになりました。

 

いきなり会社のトライアルを受けても、実績がないとはねられる
と思ったのもあり、最初はクラウドソーシングサイトで実績を作って
お金を稼ごう
、という考えでした。

 

ただ、これが続いたのもせいぜい数ヶ月でした。理由としては、
翻訳の仕事は供給過多気味で、どうしてもレートが安くなってしまうことと、
これらのサイトを介すると手数料が更に引かれるので、手元に残る額が
時間の割にとても少ない、というものがありました。

 

そして、分野を問わずに仕事を受けていて、生活費も考えると
仕事量を多くしないといけないこともあり、時間を費やしても、
専門分野の確立もしづらい
ことも分かってきました。

 

 

 

 

最初はなんとか、毎月を食いつなぐために仕事を受けていましたが、
今後歳を取っていく中で、このやり方は変えないといけないし、
別の世界に移って、翻訳会社とまともな取引をできるようにならないといけない、
と考えるようになりました。

 

その頃から、当面の間はできるところまで翻訳業でやっていこう、
という想いがありましたが、将来の収入の安定も考えると、
どこかで再就職したほうがいいんじゃないか
、とはずっと思っていました。

 

しかし前職のこともあるので、できれば今の環境を更に良くして、
在宅で仕事を続けていきたい(何よりも体が資本であることを痛感したので)
という考えもあって、将来どんな風に何を仕事にするかを、日々迷っていました。

 

 

そんな時にネットで見つけたのが、このレバレッジ特許翻訳講座でした。

 

最初は確か、Twitterで特許翻訳のおサルさんにフォローされたのが
きっかけだったと思いますが、その時に受講案内を読んで、
「自分が今後当面この道で生きていく唯一の助けになるのが、この講座かも」
とは思いました。

 

この講座にピンと来た理由は、「教えている人が実際に稼いでいるから」
ということ、そしてブログや講座案内を読むと、
「変化が激しい世の中で変化しないコアとなる力を時間をかけて手に入れる」
ということが書かれてあった、二つからでした。

 

 

昔から思っていたのですが、翻訳の世界に限らず、現代では通用しない
古いパラダイムを使い続けている人(組織)は、時代の流れについていけない
だろうと思っていました。

 

特に、先のリーマンショックの時に、今まであれだけ安泰と言われていた会社が
あっけなく潰れたことに驚きました。そして、高校や大学、親戚の間で
言われている「いい学校に進んでいい会社に就職すること」が、
今の時代にそぐわないのだろうな、とも思いました。

 

自分がこれまでに別の翻訳講座を受講しなかった理由もここにありまして、
「本当にこの人たちは現代に通用する内容を教えているのか?」と、
ずっと疑問に思っていたからです。

 

 

ここ20年ほどで様変わりしたITの世界を見ていると、
自分の同世代でも優秀なエンジニア、プログラマが多くいるのですが、
(知り合いにもいます)、

 

翻訳の世界で同世代の優秀な(売れっ子の)人たちは見たことありません
(自分が単に知らないだけなのもありますし、若い時分からこの世界に
入っている人もそんなにいないからかもしれません)し、

 

「本当にこの人たちについて行って大丈夫なのかな?」とは、ずっと思っていました。
(もし翻訳のことを学ぶのであれば、変化の激しい現代に対する感覚が鋭くて、
しっかりと実績を残している同世代の人から学びたいな、とは思っていました。)

 

 

ただ、最初にこの講座の存在を知ったのは2013年の年末だったのですが、
その時は申し込みを見送りました。

 

というのも、よく分からないサイトからメルマガを登録するだけですし、
誰が運営しているのかもわからないブログには、読む人が読んだら
心がえぐられるようなテイストで文章が書かれてありますし、
「変な詐欺じゃないか?」という、心理的なブロックが強くかかったのです。

 

ただ、それだけが理由ではなく、当時ほぼニート状態だった身としては、
講座受講料に加えてパソコン周辺の機器(当時はMacしか使っていなかったので、
Windowsを新たに買う、というのもコストがかかる)等、
百万円単位の支出を一回でする、それに運営者もよく分からん講座に対して
一括で払う(当時はまだ、クレジットカード払いが導入されていませんでした)
ということは、到底できることではありませんでした。

 

 

ただ、その時からこの講座のことは頭の片隅に引っかかるようになり、
その後仕事の事情でWindowsの中古パソコンを入手する、
また特許翻訳ではありませんが、産業翻訳でコンスタントな取引ができるようになる
レートは7円前後でした)など、

 

以前よりも使えるお金が増え、パソコンの問題もとりあえず解決されたので、
2014年の9月末に申し込みをしました(料金値上がりの関係で、
第5期ではなく第4期で申し込みでした)。

 

ちなみに、自分が講座申込みをするようになった最終的な決め手は、
サンプルビデオをある程度の数見ることができたことと、
クレジットカード払いが導入されたこと
でした。

 

 

サンプルビデオは全て見ていないのですが、明細書シリーズのどれかを見た時に、
一文ずつ立ち止まって、どんなことを考えているのか、どんなことを調べているのか
(当時は特許翻訳のことはよく分かっていませんでしたので、おおよそのことしか
掴めていませんでしたが)、ということが分かり、自分が翻訳をした場合と
比較できそうだ、というのが直感的に分かりました。

 

クレジットカード払いの導入など、利用者からの声を汲み取って
適宜反映して頂けたことも良かったです。

 

 

 

★この講座の良い点

 

  • ●トッププロの翻訳プロセスを最初から最後まで見ることができる

 

明細書を翻訳するビデオセミナーでは、明細書の最初から最後までを、
トッププロ(=管理人さん)が翻訳される過程を見ることができます。

 

これまで様々な分野の明細書を扱ってこられていますが、一文を訳す時に
トッププロがどんなことを考えているのか、どんなことを調べているのか、
ということを、余すところなく見ることができるのは、この講座の大きなメリットです。

 

野球で言うと、マー君のピッチングを間近で見ることができる、というようなものです。サッカーで言うと、本田圭佑についてもらってコーチングをしてもらうようなものです。
将棋で言うと羽生善治が将棋をする際に、頭の中で考えていることを
見ることができるようなものです。

 

この講座の受講料は決して安くはありませんが、「トッププロと一対一で
向き合うことができる」という点では、気を失うほどの値段の高さでもないと思います。

 

管理人さんが何十年も苦労、試行錯誤を重ねた中でたどり着いた思考法などを、
短期間で知ることができると思えば、むしろ安いと思います。

 

(それに、特許明細書との向き合い方だけではなく、周辺機器等、
一流の特許翻訳者になるために必要なことが一通りカバーされています。
これらの情報も、管理人さんの試行錯誤の結果、私たちが無駄に時間と
お金をかけずに手に入れられると考えれば、時間を失わない、という意味でも
安いのではないでしょうか。)

 

管理人さんはこれまでに、特許翻訳で数千万円は稼がれているので、
この講座のビデオセミナーを見ながら、自分でもトレースをして
場数を踏んでいけば、必ずプロデビューできます。

 

 

  • ● 各種サポートの手厚さ

 

クラウドでの回数無制限の質問権(無料)、実ジョブですぐに使える
用語集/翻訳メモリ(有料、割引あり)など、プロになるまで、そして
プロデビューしてから安定稼働に移るまでの期間のサポートがあるのは、
心強かったです。

 

私の場合、翻訳メモリの購入は金銭的な問題でまだできていませんが、
実ジョブをこなすうちに、メモリの必要性も十分分かったため、
もう少し投資に回せる金額が増えたら、優先的にメモリは購入しようと思います。

 

 

クラウドでの質問も、私にとっては必要なものでした。

 

もともと、深く考えすぎたり、思考をミスリードして間違った方向に
考えを進めてしまったりすることが多いため、
管理人さんに
「この考え方で合っているか」「このような対応で問題ないか」というような
「見切り」の部分を何度も教わることになりました。

 

講座受講当初は頓珍漢な質問をしてしまうこともありましたが、
ある質問をした時に「そこまで調べたり考えたりしている人は恐らく他にいないので、
もっと自信を持ってください」と言って頂いたことがあり、

 

結果的にはその一言で、トライアルの受験等を前倒しすることができた
と思っています。他の受講生の方も、もっとクラウドは活用されたほうが
いいと思います。

 

私がした質問も、何度かビデオに撮っていただきましたし、
他の方の質問から作られたビデオも、参考になる部分も多くありました。

 

質問をすると、どんな風に説明をすればいいか、冗長な表現はないか、
言葉足らずではないか、というようなことも考えるようになるため、
結果的に仕事に関係する「メールライティング能力」もつくと思います。

 

また、管理人さんからのアドバイスは「○○は理解して下さい」
「□□までは知る必要はありません」など的確なので、
「これくらいできればとりあえずは大丈夫なんだな」という風に、
自分の立ち位置も客観視できると思います。

 

 

  • ● クラウドの一本化(昔と比較した場合)

 

受講中に、講座資料のやりとりをするクラウドが変更になりました。

 

以前は文字化けばかりで資料タイトルの確認すらままならず、また
サーバがビデオ100号毎に別に設けられていたので管理が大変でしたが、
現在のクラウドに移ってからは、質問、ビデオのダウンロード、
資料の確認等全て一本でできるようになって、便利になりました。
今のクラウドはとても使いやすくできていると思います。

 

 

  • ● 多様なバックグランドを持つ受講生に対応している

 

受講生は年代も職業も居住地も、それぞれ異なっています。

 

ビデオは主に、英語ができて理系分野が苦手な方に対して切り口を
提供されていますが、英語が苦手な方に対する切り口も提供されていますし、
ビデオを通して、自分に足りない部分・分野を補完できると思います。

 

他の受講生で中国語の特許翻訳者としてデビューされたケースが、
この講座の汎用性の高さを物語っているのではないでしょうか。

 

講座のビデオでは、英→日の翻訳のみを扱っていますが、受講生の気づき次第で、
自分の専門領域に応用できる内容が沢山詰まっていると思います。

 

 

  • ● 講座の一番の魅力

 

ビデオセミナーの量もそうですが、この講座の一番の魅力は、
「トッププロから教わり、プロになるための期間を短くすることができる」ことです。

 

今振り返ってみると、恐らく、この講座を受けなくとも、プロにはなれた
と思います。

 

ただ、この講座で示されている、特許検索ソフトの使用や特許庁HPの活用、
明細書を読んでどこまで考えを深めて繋げていくか、という手法は、
独学では恐らく気づかないことなので、プロになって稼ぎ始めるまでに
数年はかかっていたと思います。

 

なので、今講座を受講されている人も、これから受講される人も、
「ビデオセミナー」と「クラウド」をフルに活用しないと、
とてももったいないと思います。

 

自分で明細書を読んで、対訳を取って、ということももちろん必要条件なのですが、
それをするだけなら、講座を受けなくても(やり方さえ分かれば)
進めることができるので、講座受講料の割には合わないのかな、と思います。

 

 

 

  • ⇒ スタートが遅れた分、寿命が伸びるわけではないので、
    1億円の損(1000万円で10年)となる。

 

 

 

★この講座の不満な点

 

  • ● 講座タイトルがアヤシイ

 

「レバレッジ特許翻訳講座」のタイトルを読んで最初に胡散臭さを感じたのは、
自分の中では「レバレッジ」ということばが、FXの世界などで使われている
「楽して大儲け」のようなニュアンスに思われたことと、

 

この言葉が巷の「意識高い系」の間で使われている言葉で
(一般的には分かりませんが、少なくとも私にはそのイメージがありました)
あったことからの、「本当に申し込んで大丈夫なのかな」と思ったからです。

 

結果的に、サンプルビデオを無料閲覧できたこと(私は数本だけみて、
その内容の濃さで「大丈夫」と判断しました)で、その不安は払しょくされました。

 

 

● 講座内容の変更が頻繁にあり、現行の内容が分かりづらい

 

講座ブログをフォローしていると、変更内容もある程度理解できると思いますが
ブログ記事だけでは検索も大変なので、コンテンツのみをブログトップから
別ページにリンクを貼って見えるようにする、といった方法を
取られてもよいのではないかと思います。

 

 

 

★講座内で印象に残っている言葉

 

  • 「これくらいとっととやって下さいよ。人生かかっているんだから」
  •  
  • ビデオセミナーで何度も管理人さんがおっしゃっていた言葉です。
  •  
  • 最初聞いた時は胃がキリキリしましたが、不思議なもので、
    講座を進めていくとだんだんと胃が痛むこともなくなりました。
  •  
  • 今では、新しいトライアルを受ける時、新しい分野の明細書に挑戦する時、
    新しい取引先からの仕事が入った時などに、この言葉を何度も反芻して
    気をひし締めつつ、ギアをトップに入れることが自ずとできるようになりました。

 

 

  •  
  •  
  • 「脳は差しか見ない」
  •  
  • これもビデオ内で何度も言われていました。
    明細書を読んで分かるところと分からないところ、他の訳文との比較、
    トッププロとの比較。自分に何が足りないのかを常に考えておかないといけません。
  •  
  • ところで最近、この言葉の奥深さに気付くことができました。
  • というのも、管理人さんおすすめの「お金の源泉」だったと思うのですが、
    和佐さんが「価値(お金)は差にしか生まれない」と言っているからです。
  •  
  • これが本当だとしたら、この講座で「差」に気付くことができれば、
    その気づきを別の所にも転用させて、そこでも「差」を見出し、
    結局は価値を生み出すことができるようになるのではないでしょうか。
  •  
  • 管理人さんがどこまで考えてこの言葉を使っておられるのかは分かりませんが、
    特許翻訳で差を見る訓練をしておくと、別のビジネスにも転用できるのかな、
    と最近思うようになりました。

 

 

 

  •  
  •  
  •  
  • ★講座を受講して変わったこと

 

  • ● お金に対する考え方が変わった

 

今では普通に「1000万円稼ぐ」ことが目標になりました。

 

この講座を受けていなければ、こんな数字を自分のこととして捉えることは
絶対にありませんでした。

 

そもそも、翻訳業で1000万円を稼げるなんて考えたことがありませんでしたし
(これは、巷にあふれる本に書かれていた年収のデータなどの影響を
受けていたのだと思います)自分が普段取り扱う金額がものすごく高くなりました。

 

 

 

 

まだ20代ということもあって、そんなに大きな額の買い物はしたことが
ありませんでした(今まで一番大きかった買い物は、海外に行く十数万円の
航空券でした)。

 

講座受講料は(特に20代の人にとっては)決して安いものではありません。
しかし、その後特許翻訳者として稼ぐ中で、この受講料以上の報酬で仕事を
受けることにもなると思います(私も受けました)。

 

そういう時に、最初にこれだけの額の「身銭を切る」経験をしておくことは、
自分が生きるステージを一段変えるためのスタートとなるのではないでしょうか。

 

 

 

★その他いろいろな感想・反省等

 

  • ● 分からない点があればすぐに質問するべき

 

どこかで「分からないことがある場合は、まずビデオを全て見てから確認をして
それでも分からない場合に質問をして下さい」と言われていた記憶があるのですが、
これはお勧めしません。

 

もちろん、ビデオセミナーリストを確認して、自分の疑問点をピンポイントで
扱っていそうなものがあれば、それは視聴すべきです。

 

ですが、疑問点が、明細書ビデオシリーズのどこかで出てくる場合もあり、
これはタイトルを見るだけではたどりつけません。

 

私も、ふと疑問に思っていたことが、明細書ビデオシリーズで
扱われていたことがありました。ですので、自分なりに考えて分からなければ、
クラウドも使い倒して勉強するべきです。

 

 

  • ● 分かりづらいことを分かりやすく

 

この講座では、なかなかイメージしづらい話を、身の回りのイメージしやすい
ものに置き換えてビデオで解説することが多くありました。

 

例えば、化学で出てくる単結合と二重結合の回転の話については、
串にささった団子を例にして、請求項で規定する内容については、
あんぱんを例にして(どこまでを○○屋のあんぱんとみなすことができるのか、
といった話)取り上げられていました。

 

今思うと、料理をしていると、固体や液体、ゼリー状のもの、粉末といった、
様々な形状の材料を使うことになりますし、常温で保存したり温めたり凍らせたり、
ということもするので、こういう身の回りのことに置き換えて
考えることができれば、特許翻訳=なんとなく難しそう、というイメージは
払しょくできるのではないかと思います。

 

 

● 受講開始後半年で、ある程度決まると思った方がいい

 

私が受講を始めた直後にクラウドで、その日の進捗を報告していました。
その時に頂いたアドバイスが、「最初の半年で講座の内容の8割方を
消化
するようにスケジュールを組んでください。残りの半年は、
それに上乗せをしていく感じで」というものでした。

 

当時はビデオのほかにテキストもあったので、テキストの消化も早めに終わらせて、
先に進んでください、という意図があったのだと思います。
私はそのアドバイスに従って、とりあえず半年間全力投入をして
講座を進めていこう、と思いました。

 

 

思い返せば、最初のほうでノートを数冊作って、図面の切り貼りをして
対応する部品名を全て書いて、関連資料を整理していって、ということを
地道にやっていたのが、他の分野での勉強や図面の空間把握に役立っている
と思います。

 

この時に、一日でどれくらいの量を翻訳できるのか、明細書のキモはなんなのか
を整理する(最初の頃は、思想は全然わからなかったので、
とりあえず内容を要約する)ことも行っていました。

 

これらをしていたおかげで、

 

実ジョブを始めてから、新しい分野に挑戦するようになってからのノートづくり、
明細書読みもスムーズにできるようになった
のだと思います。

 

講座開始の半年である程度正しいスキームを確立できれば、
後から楽になる
と思います。

 

 

  • ● こんな素質があれば、結果は早めに出るかもしれません
  •  
  • この講座では、ゼロからトッププロを目指すことを目標としています。
    実際、ゼロから一年以内にプロデビューされた方も何人もおられるようです。
  •  
  • ただ、これはあくまで「ゼロ」からの話なので、以下のような点が
    ひっかかるのであれば、比較的、講座を進める時の負担や抵抗は
    減るのではないでしょうか。
  •  
  • ・何かに時間を忘れて没頭した経験がある
  • ・受験等の成功体験がある
  • ・文系だけど、高校で化学を履修していた(私の場合がそうでした、というより
     化学を履修していなかったらこの講座は受けていなかったかもしれません)
  • ・年齢が比較的若い(20代、30代だと、まだ体に無理がききます。
  •  
  • 仕事を始めるとあまりすべきことではありませんが、勉強の段階では、
    睡眠時間を削ったりして長い時間勉強をすることはできるかもしれません。
    他には、高校や大学で勉強したことを比較的忘れていない、というのも理由です。)

 

 

  • ● プロデビューしてからが本当の闘い
  •  
  • これは私が経験したことなのですが、仕事が入るようになってからが、
    本当にしんどい時期だと思います。
  •  
  • 仕事は必ずしも自分の得意分野で打診されるわけではありませんし、
    締切もきつめになっています。
  •  
  •  
  • そんな環境の中、時間と闘いながら、自分の知っている知識をとっかかりにして、
    知らない世界を理解していく、そして並行して講座を消化する、
    ということを続けるのは、特に最初は思った以上に大変です。
  •  
  • 私は仕事を受けた最初の方は、仕事に全ての時間を投入しました。
  •  
  • 使える時間の全てを使って、自分が分からないところを調べたり、
    関連分野の対訳を取って背景理解に努めたり、とにかく
    「切られないように全力を尽くす」ことに集中しました。
  •  
  • この時は一発で訳を決めることもままならず、見直しの時に
    何度もひっかかりがあって、ものすごく効率が悪く、心臓にも悪かったのですが、
  •  
  • この経験があったからこそ、限られた時間で事前にどこまで調べて、
    一日でどれくらいの処理ができ、後処理にどれくらい手間がかかるのか、
    ということを身をもって体験することができたと思っています。
  •  
  • この時に課題になった前後処理についてはできる範囲でスキームを構築したので、
    今はある程度余裕をもって案件に取り掛かり、時間の合間に対訳取りや
    講座ビデオの視聴などをできるようになってきました。

 

 

 

 

 

★受講検討中の20代の方へ

 

20代だと、給料もそこまで高くなく、可処分所得も多くなく、初期投資が
他の環境の人よりも一段と難しいと思います(もちろん個人差はあると思います)。

 

月々の生活費もかかるので、受講申し込みの際にどれだけの額を使えるのか
というのは各々考える必要があると思いますが、毎月の給与が
保証されているのであれば、毎月一定額を、特許翻訳者になるための投資に回す
という考え方で問題ないと思います。

 

 

その上で、なるべく早めに買っておいたほうがいい設備を以下に挙げておきます。

 

・Windows 7 Professional 64bit(15インチ以上であれば
 ノートでも大丈夫だと思います)

 

・東プレのキーボードとローラーバーマウス(作業効率が全然違います)

 

・椅子(姿勢などが疲れない、コンテッサ製等。ホームセンターにも
 それなりのがあると思います)

 

・レーザープリンタと大量の紙

 

・A4のノート(大学などで使っていたB5サイズだと、A4で印刷したものを
 切り貼りする時にノートに収まらない場合があるので、余裕をもって
 A4サイズのノートの方がいいと思います)

 

・バインダー(一冊に大量に綴じることができるものがよい)

 

 

なお、20代でこの講座を受講した場合、まとまった時間を取れるのであれば、
結果は比較的早く出ると思います。

 

一つは、受験勉強(をしていた場合ですが)のクセがまだ残っているので、
机に向かうという行為を抵抗なくできる可能性が高いです。

 

そして、きちんと勉強をしたことがあれば、受験の時に勉強した知識を
掘り起こして理解を深めていけるので、ゼロから挑戦するよりは理解が
早く進むと思います。

 

もう一つは、気力と体力があるので、少々の無理は効くことが多いです。

 

翌日に疲れが残って集中が全くできなくなるほど勉強にエネルギーを
使ってしまうと、日ごとの効率がばらばらになってしまうので
逆効果だと思いますが、睡眠時間を削ることも、ある程度ならできると思うので、

 

時間をまとまってとれて、管理人さんのアドバイスに従って講座を進めていけば、
バックグラウンドにもよりますが、1年をまたずに、プロデビューはできると思います。

 

 

 

★特許翻訳はスルメのようなもの

 

噛めば噛むほど、味が出てくるのが特許翻訳だと思うようになりました。

 

最初は、明細書に書かれている言葉が分からず都度調べたり、
クラウドで質問をしたり、ということをしていましたが、明細書を読む数が
増えていく中で、少しずつ書かれている内容が分かるようになってきました。

 

特に、講座10か月目に突入した辺りからは、どんな材料にどんな性質があって、
その材料が使われているのはどんな分野があって、その分野にはもともと
どんな課題があって…ということが、明細書を読んだり、調べものをしたりする中で
だんだんと繋がっていく感覚を持てるようになりました。

 

自分は講座受講中に、比較的多くの分野の明細書に手を出してしまった
(リチウム電池から入って、有機化合物の合成や製薬関連、高分子材料等)
のですが、同じ材料が形を変えて別の分野で使われていることが分かったり、
製薬でも化合物の合成は行われていたりと、分野が違うと言っても
繋がっている部分が多くあるんだな、ということも分かってきました。

 

今まで漠然と苦手意識を持っていた物理の話も、電気が流れる、とか
鏡像異性体での偏光の話、摩擦と潤滑剤の話等が特許明細書で出てくる中で、
興味を持ってある程度調べられるようになりました。

 

高分子の重合についても、ラジカルやイオンの原子のスピンの話といった、
高校で習わなかった少し細かい部分を徐々に理解する中で、より正確に理解が
できるようになりました。

 

分からない部分が分かるようになって、明細書に書かれている内容から
少しでも多くのことをイメージして考えられるようになったのは楽しいですし、
ここに特許翻訳の(というよりは技術思想を理解する)面白さがあるのかな、
と思います。

 

 

この方が、Kindle(キンドル)出版されました。
半年間でプロになるノウハウが書かれています。
是非、お読みください。

 

人生は自由形: 20代からのライフハック:特許翻訳編

 

 

 

※ 個人の感想であり、すべての人の同様の成果を保証するものではありません。

 

 

Facebook にシェア
LinkedIn にシェア


■背景

 

高校も大学も文系です。高校は英語教育に力を入れている私立高校に通ったので、
理数系の科目は最低限に抑えられ、週の授業の半分は英語系の科目でした。

 

2年次にはアメリカへの語学研修が3ヶ月ほどありましたし、
3年次には大学受験に関係ある文系科目しか勉強しませんでした。
大学では美術史を専攻していたので、ここでも理数系の勉強はゼロでした。

 

新卒で就職した先は旅行会社でした。

 

やりがいのある仕事で、上司にも同僚にも恵まれて、今でも楽しかったなと思います。
ただ、薄給で、毎日12時間労働が普通でした。離職率が非常に高く、
1年以内に辞めていく人がほとんどで、長くは勤められないなと常に感じていました。

 

自分のなかで、3年で辞めようと決めていましたが、周りに先に辞められ、
自分の業務を引き継ぐ人がいなかったため、結局4年間勤めることになりました。
その後、リフレッシュと称して海外で9ヶ月ほど暮らしました。

 

 

帰国してからは、前職がトラウマになったのか、正社員として働く気持ちにはなれず、
派遣社員として就業しました。英語を使う業務に就いたり、web関係の業務に
就いたりしました。

 

その後、好きな国で1年間過ごし、帰国して日本で働き、また海外に行く
という生活をしているうちに、国際結婚して海外に住むことになりました。

 

 

海外生活と同時に就職先を探しましたが、何の手応えもありませんでした。

 

待っていても仕方がないので、在宅でできる仕事をネットで探しました。
そのとき、ちょうど翻訳会社の募集があり、応募してみると、運良く合格し、
翻訳者としてデビューしました。とは言え、欠員補充だったのか、
出来が良くなかったのか、続けて案件の依頼が来るようなことはありませんでした。

 

次の案件の依頼を期待しつつ、並行していろいろな在宅の仕事に応募しました。

 

簡単なデータ入力、webサイト用の画像作成やデータ作成、
翻訳後のチェックを含むDTP処理、単発での翻訳案件を請け負いました。
そうこうするうち、先の会社から翻訳案件の依頼が来るようになりましたが、
内容が多岐にわたり、時間がかかる割には稼げませんでした。

 

 

特許翻訳という分野があるのを知ったのは、この頃でした。

 

依頼案件のなかに特許に関するものがあり、いろいろと検索しているなかで、
講座のブログがよくヒットしたのを覚えています。
その後、特許翻訳について自分で調べ、特許翻訳者になる道を模索し始めました。

 

 

その当時のレバレッジ講座はテキストのみの販売で、ITと化学を売りにしている
講座でした。文系の人は機械分野のほうが入りやすいのではというネット上の
意見を多く目にし、やるなら機械分野かなと、明細書をさほど読んだこともないのに
漠然と考えていたので、レバレッジ講座をすぐ受講することはありませんでした。
その代わりに受講したのが大手翻訳会社の通信講座でした。

 

通信講座とレバレッジ講座の内容の違いについて語ると長くなるので
割愛しますが(苦笑)、通信講座修了後、明細書の校正業務在宅で
行うことになりました。

 

初めのうちは、特許翻訳者への足がかりだと思って、
たくさんの案件をこなしていましたが、納期がきつく、内容を深く精査する時間など
取れない状況だったので、多少のこなれた表現の収集には役立ちましたが、
肝心の専門知識は全く身に付きませんでした。

 

このままではいけないと思ったときに思い出したのがレバレッジ講座でした。

 

サイトにアクセスすると、以前よりもパワーアップしていて、
ビデオ講座に変わっていました。これなら行けるかもしれないと感じ、
受講案内を送ってもらい、受講に至りました。

 

 

 

■講座の進め方

 

1年目は、ビデオ講座を中心に勉強しました。

 

当時はまだビデオの本数が少なかったので、1番から順番に見ていき、
明細書シリーズに入っていきました。自分で訳出しないと力がつかないと思いつつも、
だいたい1日に2~3本まとめて見て、わからない部分は自分で調べて補っていました。

 

だいたいの流れが掴めたら、自分で探してきた対訳のある公報を同じ手法を使って
訳出していきました。

 

この頃の最初の悩みは、どのくらいの深さまで勉強するかということでした。

 

調べれば調べるほどわからなくなり、抜け出せなくなることが多々ありました。
行き詰まると、やっぱり化学系なんて無理なのでは…と思ってしまうので、
この堂々巡りはたちが悪かったですね。

 

ここで素直にクラウドで質問すればよかったのですが、
まだ自分で何とかできるかなと粘ってました(苦笑)。

 

そんなことを繰り返すうちに、どこで見切りをつけるかが徐々に掴めてきました。
大事なのは、その時点での自分なりの一応の答えを出しておくことで、
それが重要なことであれば後々わかってくるのがわかりました。
もちろん、一応の答えが間違っていることもありましたが、
それはそれで大きな資産になりました。

 

 

次に悩んだのは、明細書の精読と多読のバランスでした。

 

講座では、明細書1000本ノック!と言われていたように思いますが
(もしかしたら他の受講生かもしれませんが)、わからない部分を逐一調べていくと、
1本の明細書を読む込むのにも相当な時間がかかっていたので、
心の中に焦りがありました。

 

そこで、多読用の明細書は、ポイントだけを掴むようにしました。
深掘りしたいところは深掘りして、他はそうゆうものなんだなと思って、進めました。

 

受講10ヶ月目からトライアルを受けようと決めていたので、その3ヶ月前くらいから
トライアルシリーズを見始めました。実際にトライアルを受けるまでには、
Cシリーズまで見て、それ以降は、トライアルを受けつつ、新たな明細書シリーズに
入っていき、受講1年目終了となりました。

 

 

1年目の勉強時間は、他の在宅の仕事をしながらでしたので、
通常2~3時間、時間が取れるときは8~9時間でした。

 

受けていた仕事をすっぱり切ってしまえればよかったのですが、
特許翻訳者になれるかどうかに対する不安があり、できませんでした。
結局、2年目の中頃まで、いくつかの仕事は続けていました。

 

 

2年目は、物理&化学シリーズが始まったので、まずはそれをこなそう
と思っていましたが、トライアルを受けたり、実ジョブが来たりして、
200本程度しか見られませんでした。

 

勉強は、講座よりも実ジョブを通してしていくという感じでした。
この頃は、トライアル受験もし、実ジョブもこなすというスケジュールだったので、
体力的にも精神的にもつらい時期でした。はっきり言って、あまり記憶がありません。

 

 

3年目は、気ままに見たいビデオを見ていました。

 

ちょうど書く力講座が開始されたときだったので、自分も勢いに乗ってみたのですが、
そんな余裕はまだありませんでした。今はだいぶ余裕も出てきたので、
少しずつ進めようと思っています

 

 

 

■トライアルから安定受注まで

 

前述のとおり、トライアルは受講10ヶ月目から受けようと受講開始時に決めていました。
早い段階で会社をリストアップして、どの順番でいつ受けるか書き込みました。

 

10ヶ月目3社応募しましたが、合格1社、不合格1社で、1社は連絡なしでした。

 

合格した会社さんは比較的小さな翻訳会社で、すぐに案件の依頼がありましたが、
特許案件はあまり多くないようで、今は取引していません。

 

 

12ヶ月目には2社応募し、合格1社、書類選考落ち1でした。

 

2社目の合格だったので、このまま調子良く行くのではないかと期待していましたが、
案件の依頼が複数翻訳者への一斉配信だったり、すぐに連絡しないと
次の方に回されるというような状況で、登録だけ
に終わりました。

 

 

13ヶ月目に応募した会社さんは、トライアルの分量が膨大で泣きました。

 

しかも英日と日英の両方でした。それでも何とか提出し、合格ラインに達しました。
ただし、合否の結果は1ヶ月半以上待たされました。その後、1ヶ月1件程度の
ペースで案件の依頼がありましたが、ここ1年ほどは取引していません。

 

 

14~15ヶ月目には3社応募しましたが、合格1社、連絡なし2でした。

 

このときに合格した会社さんからは、すぐに案件の依頼がありました。
トライアル課題は化学でしたが、実ジョブはバイオでした。
かなり負荷が大きかったのを覚えています。

 

 

実ジョブに慣れてきたかなと思い、20ヶ月後に、4社応募しました。
合格2
社、不合格1社、辞退1でした。

 

辞退した会社さんには期限の延期をお願いしていたのですが、結局、
時間が取れませんでした。不合格だった会社さんからは、半年以上も経ってから
不合格通知
が来ました。

 

先日、改めて提出したものを見てみましたが、
今の自分が見るとう~んという感じでした(苦笑)。
実ジョブをこなしながら、かなりの分量のトライアルだったので、
これが当時の自分の限界だったのだろうと思います。

 

 

もう2年目も終わろうとしている頃に、自分のなかで本命としていた会社さんに
応募しました。受けるのが遅いのはわかっていましたが、
絶対に失敗したくなかったのと、ある程度の実践を積んでからのほうがいいだろう
と判断した結果です(実ジョブでこけても嫌だったので)。

 

周りの受講生はどんどんチャレンジしていましたが、その辺の感覚は
人それぞれだと思うので、自分の好きにしたら良いと思います。
慎重を期しての受験でしたが、プレッシャーは最高だったかもしれません。
合格の連絡をいただいたときは、本当にほっとしました

 

 

2年目終了のこの時点で、定期的に取引のある会社さんが4社になったので、
トライアル応募は一休みとしました。

 

 

3年目の終わった現時点では、トライアルなしで登録1社、
数日前に合格の連絡があった1
社、現在進行中の1となっています。

3年目はほとんど実ジョブにかかりっきりだったので、これから少し動いて行こう
と思っています。1年目に受けた会社にも再応募してみるつもりです。

 

結局のところ、特許翻訳一本でやっていけるようになったのは
トライアルを受け始めてから7ヶ月後くらいでした。

 

自分がもっと果敢にトライアルに挑戦していたら、この時間はもっと短縮できたのかも
しれませんが、相手のあることなので、なかなかそうも行かなかった部分もあります。

 

選択が悪かったのかもしれませんが、応募しても連絡をくれない会社さんが
何社もあるのは驚きでした。また、応募してからトライアル課題が送られてくるまでに
1ヶ月を要する会社さんもありましたし、合否の連絡がなかなか来ないこともありました。
最初は、連絡がなくて落ち込むこともありましたが、そういうこともあると
割り切るようにしました。

 

 

個人的な感想ですが、企業サイトに応募フォームがあって、
年中翻訳者を募集している会社さんよりも、今後の受注拡大や人員補充などの理由で
募集をかけている会社さんのほうが、当然のことながら、レスポンスは良かったです。

 

ただ、いつ募集が出るのかがわからないので、常にアンテナを張って、
準備しておく必要がありますし、スケジュールの調整も難しいところです。

 

また、講座でも言われていますが、トライアル後が勝負です。

 

合格して順調に進むとは限りませんし、実ジョブがいつ来るのかも読めませんので、
トライアルを受ける段階に入ったら、連絡が来ればラッキーという気持ちで、
どんどん応募するのが良いと思います。

 

独りで勉強を進めていくのもつらいですが、トライアルと実ジョブが
重なってくる時期が一番つらいと思います。でも、そこが一番の踏ん張り時ですので、
それまでの勉強の成果を淡々と発揮してください。

 

 

 

■専門分野の決定

 

レバレッジ講座を受ける前は、機械分野に決めていました。

 

理由は、「文系の人は化学分野よりも機械分野のほうが入りやすいのでは
というネット上のコメントや、受講を検討していた大手翻訳会社の講座担当の
方からの助言です。自分自身、理系の教育は受けていなかったので、
そうゆうものかと、機械分野に決めました。

 

その通信講座では、自動車、ロボット、センサー、半導体などに関する明細書が
取り上げられていましたが、あまり興味が持てませんでした(しっかり内容を
理解できなかったからということもあります)。

 

また、機械には工学、力学、物理学、対象物によっては光学、流体学などの要素が
入ってきますので、いずれにせよ、理系の知識は必要でした。

 

 

このままの状態で機械系を専門にやっていくのは無理だろうと思っているなか、
校正のお仕事をいただくようになりました。

 

校正では様々な分野の案件をこなしました。

 

IT・通信の分野もありましたが、比較的多かったのは化学分野で、
多くの化学案件を目にするうち、化学案件にはある程度の同じような流れが
あることに気が付きました。基本知識を身につければ何とかなるのではないかと
安直に考え、レバレッジ講座を思い出すに至りました。

 

レバレッジ講座の開始時にも、化学と決めたはいいけど、それで?
という感じだったので、専門分野を先に決めず(決められず)、
まずは講座を進めていきました。

 

明細書シリーズをやるうちに、樹脂系を深めて行ってみたらどうかと思い、
過去3年間で出願の多い会社を調べ、その会社名といくつかのキーワードで
明細書を100件くらいピックアップし、対訳用と多読用に分けて読み込んでいきました。

 

そんな状況でしたので、CVの作成は受講から6ヶ月が過ぎた頃です。
講座で勉強したもの、自分で勉強したもの、トライアルまでに得意分野に
取り込んでいくものを専門分野にまとめ、チェックしてもらいました。

 

 

こうして紆余曲折を経て決めた専門分野ですが、実際には、医薬・バイオ案件を
受けることが多く、今では、第1の専門分野は医薬・バイオになりました。

 

結局、取引する会社さんとの関係で変動してくる部分もあるので、
初めからがっちり決めなくても良いのではないかと思います。

 

それよりも、この講座では、調査力や思考力を鍛え、
どんな分野のトライアル&案件が来ても対応できるようにしておくことが
大切だと感じますし、そんな応用力がつくのがレバレッジ講座の特徴とも言えます。

 

専門分野を決めるにあたって私が間違ったなと思うのは、
人の意見に左右されたことと、自分のなかに制限を設けてしまったことです。

 

専門分野はあくまで自分の興味のあるものをやるのが一番です。
実は、それまでの翻訳案件で疫学系の論文記事を訳したことがあり、
面白いなと感じたのですが、医学や薬学を専門分野にするなんて無理だろうと、
自分で自分の可能性をつぶしていました。

 

自分には難しいだろうとか、無理だろうとか、そんなことは考えず、
初めから先入観なしで自分の興味に素直に従って決めていれば良かったと思います。

 

 

 

■購入した辞書・書籍

 

語学系の辞書は、ある程度揃っていたので、1年目には化学系の辞書を揃えました。
医薬系を揃えたのは2年目に入ってからです。

 

一度に揃えるのは大変だと思いますので、電子版であれば、
LogoVistaのセールを狙って少しずつ揃えていけばいいのではないでしょうか。
余裕があれば、最初に一気に揃えてしまうのが良いですが。

 

書籍は、いろいろと購入しましたが、大学課程で使用されているテキスト
一番役に立っています(有機化学、分子生物学、免疫学、生化学、薬理学など)。

 

一通り読み込んだものはまだ一冊もなく、辞書的な使い方をしており、
そこで理解した基礎知識をもとに肉付けしていく感じです。

 

同じ事柄でも、テキストによって説明の仕方も深さも違うので、
同じ分野でも複数の書籍を揃えておくと便利です。

 

あとは、分析化学や実験系の書籍が多く、翻訳や法律に関する書籍も必要ですね。

 

あまり役に立っていないのは、少しでも科学との接点を増やそうと思って
最初の頃に買ったNewtonや日経サイエンスなどの雑誌でしょうか
(興味深い記事もありますが、実ジョブに関係したことは今のところないです)。

 

 

 

■設備投資

 

パソコンプリンターは必須です。

 

プリンターはモノクロよりカラーがお勧めです。
コピー機であれば言うことありません。パソコンは講座で紹介されている
スペックのものを購入すれば問題ないです。

 

次は、ローラーバーマウスでしょうか。

 

講座で紹介されていたときには、何が良いのかわからなかったのですが、
使ってみて驚きでした。今では、これなしではやっていけません。

 

値段にびびっていましたが、もっと早くから使いたかったアイテムです。
(ちなみにローラーバーマウスには、黒いのと赤いのがあります。
私は両方持っていますが、女性には赤いほうが使いやすいんじゃないかな~
と思っています。アームレストの形状が異なり、コロコロ感にも違いがあります。
いつかブログ記事にします。)

 

外付けモニターも使ってみて初めて良さがわかりました。

 

小さいサイズでも良いので、出来れば早めの導入をお勧めします。
作業効率が断然違います。

 

キーボードは東プレの荷重30gを使っていますが、
ノートPCを長らく使っていたからか、それほど劇的に疲れが減ったとかはないです。

 

椅子も王様椅子に変えましたが、座り方が良くないのか大きな変化はないです。
ただ、足のむくみは減った気がします。この辺は、今後への投資ですね
(老いが加速していくので)。Kindleとタブレットもあると便利です。

 

 

 

■ソフトウェア

 

講座で紹介されているものは、大体試したと思います。

 

用語抽出やコンコーダンサーの類は、常に使用しているわけではありませんが、
インストールしておいて損はないと思います。

 

特に、用語抽出ソフトは、明細書の内容をざっと確認したいときに役立ちます
(使い方はビデオ化されていると思います。)

 

 

実ジョブでも必ず使用しているのは、マインドマップ知子の情報です。

 

マインドマップは、以前から手書きで書いていたので、
今ではソフトがあるのか!(苦笑)と、すぐに使い始めました。
いくつか試しましたが、今ではXMindに落ち着いています。
明細書の記載をまとめるのに役立っています。

 

知子の情報は、実は、すぐに導入していませんでした。当時はEvernoteを
使っていたので、テキストしか保存できない点が引っかかっていました。

 

使い始めてからもイマイチな使用感だったのですが、
知子の情報が威力を発揮してくるのは、ある程度のデータが貯まってきてからでした。

 

とりあえず何でも入れておく(記録させておく)と後から効いてきます。
特に、訳語の決定に迷ったときや、疑問点が出てきたときに、
調べたことと自分の思考の流れを記録しておくと、
同じような事柄に遭遇したときに時間の節約になります。

 

知子の情報上では画像や表の挿入はできないので、
その点は、OneNoteで補っています。使っていたEvernoteは、
収拾が付かない状態になってしまったので乗り換えました。

 

 

講座を進めていく上で役に立ったのは、音声スピードを調節できる再生ソフトです。

 

私はだいたい2倍~2.5倍速で再生し、じっくり聞きたいところは遅くしていたので、
ショートカットキーで簡単に調節できるソフトが便利でした。

 

 

1日の時間管理には、Togglというアプリが有用でした。

 

携帯で使えるので、朝起きてからの行動を簡単に記録できます。
レポート画面では、円グラフや棒グラフで集計を確認できるので、
勉強の進捗も一目瞭然です。

 

ブラウザのアドインもいろいろ便利なものがあります。
動画の保存、サイトのPDFへ変換、クラウドへの保存などがワンクリックで
簡単にできます。

 

 

最後に翻訳ツールですが、講座の受講中は、Trados 2007を使っていました。

 

自由に改行でき、原文を増やせ、メモ書きもOKだったので、かなり重宝しました
(固まることも多々ありましたが)。

 

ただ、今ではもう手に入らないと思うので、Tradosの現在のバージョンか、
他の翻訳ソフトを使用することになると思いますが、

 

テキストエディタ(秀丸)で作業をして、それをExcel上で
英語と日本語の対応表に
しておけば、簡単にメモリ化できるので、
早々に購入しなくても講座を進めていく上では問題ないと思います。

 

現在はTrados指定案件もあるので、Trados 2015を使用していますが、
memoQで作業することがほとんどです。

 

個人的には、Tradosよりも軽快で、使いやすいと感じています。
値段もTradosよりも安いです。他には、Memsourceという翻訳ツールもあるので、
いろいろ試して検討すると良いと思います。

 

Pat-Transerも持っていますが、思ったよりも活用できていません。
今後の課題です。

 

 

 

■現在受講中の方、これから受講される方へ

 

私が受講開始時にまず行ったのは年収の目標設定でした。

 

特許翻訳者としてプロデビューしてから1年後にいくら、2年後にいくら、
3年後にいくらと目標を立てて、それを達成するには、どのくらいの単価で
どのくらいの量の翻訳をこなさないといけないのか計算しました。

 

単価何円なら、月に何ワード、週に何ワード、日に何ワードというのを表にして、
何円以上の会社と契約しないといけないか、自分の翻訳処理スピードを
どの程度にしなければならないのかを明確にしました。

 

 

その目標設定(年収、単価、処理スピード)と、目標とする勉強時間、
自分のやりたいことなどを可視化して一つの画像にし、パソコンのデスクトップに貼り、
毎日見るようにしました(キーワード「宝地図」で画像検索すると、
それらしいものがヒットすると思います)。

 

強気な数字を設定したのですが、実現化しています

 

講座でも何度も言われていると思いますが、翻訳者の収入の基本は
単価×処理数なので、自分が求める年収に対して、目指すべき単価と処理数を
明確にしておくと現実を実感でき、勉強の糧になるのではと思います。

 

 

前述のとおり、私はほぼ順番にビデオを見ていきましたが、
今は2000本に迫ろうという膨大な本数(時間数)のビデオが一気に手に入りますので、
自分に必要なものを選択して消化していくことが求められます。

 

レバレッジ講座では、特にカリキュラムはないので、どうしたらいいか
迷うかもしれませんが、私のように理系知識ゼロからという方は
明細書シリーズと、化学・物理シリーズとを並行して進め、合間にCVシリーズ、
ツール系、気になるタイトルのビデオを
見ていけば良いのではないでしょうか。

 

 

個人的に勉強は嫌いではなく、一人で淡々とやれるほうですが、
自分の立ち位置というか、講座の進め方や進み具合を確認するために、
受講生のブログを活用していました。

 

この人は受講何ヶ月目で何をどこまでやっているのかを過去ログを遡って
読ませていただいたり、ペースメーカーとなるような人を探して自分を鼓舞していました。

 

最近はブログを開設する方が多いので、横のつながりも簡単に構築できるのでは
ないでしょうか。性格的な合う合わないもあるかと思いますが、
受講生同士で情報交換をするのもお勧めです。

 

受講生のブログには本当にお世話になりましたが、自分と他人との比較に
陥ることもあるので、その辺は割り切ることが大事です。

 

経歴も年齢も環境も得手不得手も人それぞれです。外的環境やタイミングもあります。
重要なのは、自分の目指すゴールを見失わないことです。

 

羨ましい思う気持ちは、原動力にもなりますが、自分が具体的に何に対して
羨ましいと思うのかを探らないと、人の価値観に踊らされてしまうことに
なりかねないので、迷わず、自分の目指す道を歩んでください。

 

 

近頃、フリーランスの特許翻訳者という働き方は、人に勧められるのか、
そして今後どう変わっていくのだろうかと考えていますが、どんな働き方にせよ、
絶対に安定確実なものはないので、不確実性を自分でコントロールできるように
しておくことが重要なのではないでしょうか。

 

そういった意味では、この講座は「特許翻訳講座」の枠を超えた知識、考え方、
生き方の広げ方などなどを提供してくれるので、少しでも興味があり、
気になるのであれば、扉を叩いてみてはいかがでしょうか。

 

伝えたいことがたくさんあり、上手くまとまらないままダラダラと長文になり恐縮です。
3年間、本当にありがとうございました。数学、法律の講座も楽しみにしております。
それまで、私も力を蓄えておきますので、その際はまたよろしくお願いします。

 

 

※ 個人の感想であり、すべての人の同様の成果を保証するものではありません。

Facebook にシェア
LinkedIn にシェア


講座の受講開始から1年が経ちました。

 

10ヶ月目に初めてトライアルに合格、
現在2社と特許翻訳者としての登録
をしております
合格した内1社から実ジョブを受注することができました。

 

実ジョブを受けたといってもまだお試し期間中でしかない訳で、
このような不安定な状況にいる者の受講感想に役立つ部分はあまり無いかとも
思いますが、この1年の振り返りも兼ねて感想とさせていただきます。

 

 

 

■ 受講に至るまで

 

現在私は十代のころから続けている接客業に従事しております。
もちろん大学にも進んでおりません。

 

現職の収入は低く、勤務環境もよいものとは言えず、将来を考えれば
不安な面しか見えなく何か行動をしなければと思ってみても具体的な策が浮かばなく、
ただ焦りを感じながら毎日、ただ家と職場を往復するだけの惰性で
過ごしているような生活をしておりました。

 

 

そんな中でこの講座のブログを見つけたのは何がきっかけだったのか、
今では思い出せませんが、

 

管理人さんの記事やリンクされていたおサルさんのブログ、
講座ブログで結果を出された方たちの受講感想を読んでいくうちに、
これが現状を変えるきっかけになるのではないかと特許翻訳への興味が沸き、
本講座を受講してみたいという気持ちになっていきました。

 

 

しかし英語にも、そもそも勉強自体が縁遠い生活を送っていたので
実際に受講するとなるとすぐには決心が付かず、しばらくは昔の知識を頼りに
英語を独学で勉強していました。

 

勉強自体は楽しく続けていたのですが、
このまま趣味の域を脱しないような勉強を続けても翻訳者にはなれないだろう
という気持ちがあり、思い切って講座案内を請求し、資料を何度か読んだ後も
以前に抱いた受講を考える気持ちに変わりが無かったので受講を決めました。

 

 

 

■ 受講中の勉強について

 

受講を始めてから数ヶ月は、明細書の読解や化学シリーズの勉強に時間をかけても
分からないことが増えていくばかりで不安が優っていましたが、

 

ビデオセミナーの中で、管理人さんから薦められるやり方を真似するようにして
勉強を進め、時折ビデオ内で「前も出てきたところです」
「以前にまとめていると思いますが」等の発言があった時、

 

手元に言及されていることについてまとめたノートがあることで
少しでも進歩があったような気がして1人喜んだりしておりました。

 

 

また、翻訳業界については何も知識が無かった自分にとっては、
CVの書き方やトライアルについてなど他の講座や書籍でも語られないような
部分について知れたこともとても良かったです。

 

知らなければトライアル合格もまだまだ時間が掛かったのでは無いかと思っています。

 

 

 

■ 最後に

 

ビデオ講座で時折、翻訳そのものとは関わりなく語られる話
(メンタルブロックについてなど)、受講生の方々のブログ
(毎日の勉強についてやトライアル合格の記事)に励まされることも多かったです。

 

今後は、まずはお仕事を安定して取っていけるように勉強とトライアルを
続けていくこと、資料や備品など以外にお金を使っていくこと
(学会参加やショウ・コンベンション参加)を目標として精進していくつもりです。

 

1年間本当にありがとうございました。

 

 

※ 個人の感想であり、すべての人の同様の成果を保証するものではありません。

 

Facebook にシェア
LinkedIn にシェア


■背景

 

2015年3月受講開始

文系女性、元産業翻訳者(主にIT系Web記事、マーケティング資料

 

 

■応募状況と結果

 

エントリ   :7社(2015年7~8月に3社、2015年12月~2016年1月に4社)

トライアル受験:5社

トライアル合格:4社(3社と取引。1社をメインに月2~3件、月算約2~4万ワード)

不合格    :1社

書類審査落ち :2社

 

 

 

■講座受講までの経緯

 

【2011年頃、ブログと出会う。「特許翻訳から始めよう」って、どういうこと?】

 

IT系翻訳は、案件自体は多いため仕事が途切れることはありません。
ですが、短納期への対応が避けられない、ドキュメントの性質上、
内容に深みがないといった理由から、仕事に魅力を感じなくなっていました。

 

そんなとき、「特許翻訳から始めよう」と冠した管理人さんのブログに辿り着きました。

 

それ以前に、特許翻訳のムック本を購入して読んだことがありました。
現役特許翻訳者として紹介されているのは、米国企業の知財経験者や
元特許事務所勤務の方ばかり。全体的に敷居の高い紙面づくりで、
「やっぱり文系じゃ無理な世界なのか」という印象を抱いたことを覚えています。

 

(昨年、この本の新しい版が何年かぶりで発売されたのですが、
巻頭インタビューに文系主婦の方が登場していて、編集方針の転換に
ちょっとびっくりしました)

 

このように、当時、巷では「特許翻訳は医薬翻訳とならぶハイエンドな翻訳分野」
と提唱されることが多かったにもかかわらず、
「なぜ、あえて特許翻訳『から』なのか」と、まず、その逆説的なタイトルに
惹かれました。特許翻訳はゴールではなく、その先がある。
それは、いったい何だろう。その発想の斬新さに、興味を抱きました。

 

 

【配信スタートしたメルマガを購読。「文系はダメ」という思い込みにさようなら】

 

テキスト講座もすでに開講されていましたが、メルマガの理解にも苦労し、
なかなか消化できないレベルだったため、現状、これのみでプロになるのは
難しいと直感し、このときは受講を見送りました。

 

(受講開始後、テキストを見ることになりましたが、
これだけでプロになられた方は相当のリテラシーをお持ちだと実感しました。
かなりの努力と自己解決能力が要求されただろうと思います。
ビデオセミナーではその部分を補うため、相当量のコンテンツが用意されています)

 

高校時代は、物理も化学も生物もひたすら授業がつまらなくて
特に物理は欠点「しか」取ったことがありません(よく、卒業できたものです)。

 

そんなわたしでしたが、科学者が語る哲学的な話が好きで、
この人達が語る科学的な話も理解できたらどんなにいいだろうと、
恐れ多くも密かに思っていました。

 

しかし、とにかく数学に対する苦手意識が強かったこともあり、
自分は一生、理系とは縁がないと決めつけていました。

 

 

ブログで紹介されていた『化学のドレミファ』や『物理の散歩道』は、
そんな既成概念の呪縛を少しだけ解いてくれました。

 

明細書を読みこなすには程遠いレベルでしたが、
「科学の本質は、誰でも理解できるものだ」という認識が初めて生まれました。

 

 

 

【2012年頃、ビデオメルマガの配信開始。直感が確信に変わる】

 

無料のビデオメルマガを視聴できたのは幸運だったと思います
(1~200号付近までに相当)。

 

ビデオを見た時点で、もう受講は決意していました。
翻訳プロセスが非常にロジカルで応用性が高いだけでなく、
管理人さんの主張は根幹にブレがなく、矛盾がありませんでした。

 

何より、科学的事象をイメージしやすい喩えで説明してくださるので、
科学音痴のわたしでも、すっと理解することができました。

 

「これなら、自分もプロになれる」と確信しましたが、
残念ながら受講開始には至りません。当時のわたしは、数年前から持病による
体調不良に悩まされていて、翌年に手術することになっていたからです。

 

手術後、どの程度、体力が回復するか、翻訳の仕事自体も果たして
続けられるのか、不透明な状況だったので、ここは涙を飲んで諦めました。
(諦めてばっかりですが…)

 

 

【2013年、休養からの復帰。学べる喜びを実感】

 

手術は大成功で、以前より身体は楽になりました。しかし、さすがに術後は
心身ともに気力がわかず、2か月くらい、ぼーっと暮らしました。
家事などはこなせましたし、好きな多読や映画鑑賞もしていましたが、
長時間の座業に耐える集中力がありませんでした。

 

こんな状況でも、再び勉強に戻れたのは手元に未視聴のビデオセミナーが
あったおかげです。すぐに講座は始められなくても、とりあえず、
ビデオセミナーだけでも見よう、見るだけならできる。
そう思って、そろりそろりと取り組むうち、いつしか勉強時間も増えていきました。

 

特に、ビデオで登場した分析装置に面白さを感じ、メーカーのページを
探索しまくりました。電気、機械、化学を横断する分野なので、
あまりできる人がいなくて差別化になるかも、という淡いビジョンが
多少はありましたが、それよりむしろ「新しいおもちゃを知った子ども」
に近い感覚だったように思います。

 

 

【2014年、産業翻訳に復帰。今、持っている武器で稼ぐ】

 

そうこうしているうちに、机に向かうことも苦にならなくなったので、
産業翻訳のトライアルを受けてみることにしました。
「え?!まだ、受講を先延ばしにするの?」と思われたかもしれません。
(我ながら、しぶといです)

 

未消化のビデオセミナーが残っていたというのもありますが、
その頃の自分はまだ「プラトー状態にいる」という認識があり、
このレベルは独学でクリアしておきたい、そしてブレークポイントを
むかえる手前の一番急な坂の部分で講座の力を借りようと思ったからです。

 

当然ながら、到底わたしひとりでこんなことを思いつくわけはなく、
管理人さんの成長曲線のお話を何度か伺ううちに考えついたことです。

 

 

もうひとつには、これまでの翻訳実績から、いきなり化学系特許翻訳者
というのは、あまりに唐突すぎて説得力がない気がして、
特許翻訳用のCVを書くときに少しでもアピールできるものを、
今できる範囲で作っておこうと思ったからです。

 

結果的に、分析装置案件の翻訳者を募集している会社にいくつか応募し、合格。
講座受講中も、ずっとその仕事をしていました

 

 

念のために申し上げますと、わたしの場合、病気という環境上の問題に加え、
大抵のことは人より時間がかかる性分であることからこのような選択をしました。
したがって、この方法を他の方にお勧めするものではありません。
事情が許せば、少しでも早く始められるほうが有利なのは確かです。

 

 

【2015年2月申し込み、3月正式に受講開始。あとは、走るだけ】

 

ビデオの内容も理解できるようになり、仕事にも慣れて講座の勉強に
時間を充当できる目処がついたので、受講を開始しました。

 

ご縁ができてから実際に講座を開始するまで3年半ぐらいかかりましたが、
先に述べたように、受講する決断自体は半年後ぐらいです。

 

以上、受講に至るまでの話が長くなりましたが、振り返ると、
自分にとってはこの時期も含めて「受講期間」だったと思えるので、
この機会に書かせていただきました。

 

 

 

■ 受講開始後

 

■トライアル合格まで(2015年3月~8月)

 

受講前に、どのシリーズのビデオをどの順番でいつまでに見て、
トライアルをいつ受験するかだいたい決めていたので、
そのスケジュールに沿って、ただやるだけでした。

 

早朝から午後1時くらいまで仕事をし、昼食と集中家事タイムを挟んで、
夕方までの3~4時間は講座の勉強。仕事に余裕があるときは、
夜も勉強に充てました。

 

わたしはもともと、マメに記録をつけるタイプではありません。

 

過去、さまざまなアプリでライフログを取ろうとしたこともありましたが、
全部挫折しました。けれど、講座受講にあたって、心を入れ替え、
きっちりタイマーアプリで勉強時間のログを残しました。

 

これは、自分の体感と実際の勉強時間の差を見る上で効果的でした。
やったつもりでも、思ったほどやれていないことを認識できました。

 

 

 

ビデオセミナーは分野別にエクセルシートを作り、消化したものをチェックし、
進捗率も管理しました。最近は未視聴のものが減ってきたこともあって、
もうこの記録はつけていませんが、初期の頃は効果的だったと思います。

 

物理と化学は、実際の仕事で必要性を痛感していたので、真っ先に着手。

 

自力で教科書を読んでいたときは、概念同士のつながりを意識していなかったため、
個々の現象が実際の技術に応用されたときの効果をイメージできなかったのですが、
講座では明細書と関連付けながら、大学レベルの深さまで理解できるように
誘導されています。

 

このときの鍛錬を通じて、基礎的な科学的概念をベースに、
発明を構成している要素を読み解いていく方法を学びました。

 

 

明細書シリーズでも、明細書に立ち向かうにあたっての打ち手
数多く披露されるので、これまでの仕事や勉強で解決できなかった問題を
改善していくことができました。

 

この時期は、それが嬉しくて、毎日の配信を楽しみにするうち、
どんどん消化してしまった感じです。思えば、この頃がいちばん楽だった
かもしれません。何も迷うことなく、淡々とやれた時期でした。

 

 

ビデオはわたしが受講開始した頃で、既に900号ぐらい発行されていました。

 

これから受講される方は、ちょうど1000号近辺に講座の目指すもの、
各シリーズの位置づけ、翻訳業の基本作法についてまとめられていますので、
最初にご覧になると全体像がつかみやすいのではないかと思います。
(「~シリーズについて」「翻訳ガイド」「一流の翻訳者になるためのヒント集」など)

 

 

最初の4か月で、見たいと思っていた明細書シリーズが終わったので、
トライアルシリーズに着手。合わせて、CVの作成や応募する会社の絞り込みを
始めました。8月に2社に合格し、仕事もいただけたので、
トライアル受験はひとまずストップし、再びビデオでの勉強を続けました。

 

 

■仕事を開始してから(2015年9月~12月)

 

トライアル合格は嬉しくもありましたが、本音をいうと単価を見て、
少々がっかりしました。産業翻訳より低かったからです。

 

法外に安くもないが、もう一声欲しいと思いました。けれど、
受注し始めの頃の自分の仕事ぶりを、今振り返ってみると、
これは妥当な額だったと思います。(その後、1社は単価アップしていただけました)

 

 

産業翻訳から特許翻訳への移行で、いちばん苦労したのは言葉の選択です。

 

特許翻訳と産業翻訳とでは、要求されるアウトプットが異なるので、
訳文が甘くならないように気を配りました。最初は、ここに悩む時間が長く、
スピードが上がりませんでした。

 

案件をこなすうち、言葉の厳密な定義や法的視点にもっとこだわる必要がある
と感じ、後回しになっていた民法案内のビデオを見始めました。

 

ビデオでは、法的な思想が明細書の構造にどう反映されているか、
コアとなる部分が抽出して説明されています。

 

まだまだ勉強の途中ではあるのですが、法律家のモノの考え方を知ることができ、
訳語を決めるときの方向性は多少つかめたように思います。

 

 

化学に関しては、ビデオを見ても以前よりフックがかかる部分が
圧倒的に増えました。が、その反面、一気に視野が開けて、
「やりたいこと」と「できること」の落差が激しく、しんどい時期でした。

 

仕事をこなすたび、やることが増えていく、自分の穴が見える。
初めて心理的な焦りを感じました。

 

初見の段階で、ノートの作り方が甘かったことを反省し、
漠然とした理解にとどまっている部分を埋めることにしました

 

 

■レベルアップの模索(2016年1月~3月)

 

1か月ほどかけて、専門とする分野の総ざらい的な復習をしたところ、
その分野に関しては、ひとまず頭の中のビッグバン状態は収束しました。

 

抽象的な表現で申し訳ないのですが、これまで平面上に散らかっていたものが、
多層的に組み替えられ、収納スペースが増えたような感覚です。
量と質のバランスを見極められるようになったのも、この頃でした。

 

自分なりに基礎をクリアし、自信を持って「専門」と呼べる分野もできたので、
取引先を増やすべく、トライアルを再開しました。

 

2社から新たに合格通知をいただきましたが、
メインと呼べるお付き合いに至るか、現時点ではわかりません。

 

 

仕事はいちばん自分を成長させてくれます。勉強は先送りできても、
仕事は待ったなしです。案件の中で遭遇したことは、可能な限り、
周辺部分も含めて、その場で理解しておく。

 

「後々、時間ができればやろう」なんて思っていたら、
「時間ができる日」は永久にやってこないのだと痛感しました

大変なのは確かですが、この状態は自分を推し進める強力なエンジンになると思います。

 

 

 

■受講中の方へ

 

私の場合、受講開始からトライアル合格までの所要時間は約1000時間でした。
受講以前の独学期間を入れても1500時間くらいの密度だと思います。

 

したがって、1日に10時間ぐらい投入できる方なら、
「半年以内でプロデビュー」というのは決して無理な数字ではありません。

 

それぞれのご事情に合わせて、ゆっくりと基礎的な実力を付けつつ立ち上げるか、
いきなり実践レベルにダイブしてそこで揉まれながら成長していくかを
判断されるとよいと思います。わたしは自分の性格、体力、
将来的なビジョンを考慮して前者を選択しました。

 

ただ、トライアルのフェーズだけは逡巡せず、一気にやるほうがいい
と感じています。

 

ビデオでもお話されていますが、この第一関門をどう突破するかは大切です。
できれば「トライアル合格」を目標とせず、その先のジョブを視野に入れて
準備
されると、受注に繋がりやすいように思います。

 

 

 

■受講検討中の方へ

 

現在、300号までのビデオがプレゼントされていますが、
あくまでそれは「さわり」だとお考えください。

 

わたしは無料時代のビデオを相当聞き込んで自習してきた経験があるので
言えるのですが、そこではまだ、講座の本質的な部分は語られていません。

 

差別化できる特許翻訳者となるには、根本的な発想の転換が必要です。
それに気づいている人はあまりいませんし、そこへ到達する鍛錬法を
教えてくれる講座はまずないと思います。

 

 

わたし自身、産業翻訳者として翻訳業界に身をおく立場にありましたが、
以前は閉塞感にとらわれることがしばしばでした。

 

自分の持てるものに自信が持てず、成長の可能性が感じられませんでした。
それは、既に決められたフィールドやルールに自分を当てはめようとしていたからです。

 

 

この講座を通じて、知識は重層的なものであり、分野ごとの縦割りは
無意味であることや、特許翻訳を通じて幅広い知見を持てるようになることを
知りました。

 

新しい分野(「翻訳」にとどまらず)を開拓していくための鍛錬法を知ることで、
興味さえあれば、多様に展開していける自信がついたことは大きな財産です。

 

 

現在、講座を始められない理由がある方もおられると思います。
わたし自身がそういう時期を過ごしたので、
勉強できる環境の有り難みは実感しています

 

今、似た立場におられる方がいらしたら、どうか、マイナスをゼロに、
ゼロを1にするための、小さな何かを始めてみてください。
ほんの小さなことでいいので。

 

 

 

■さいごに

 

最後になりましたが、この講座を主催してくださった管理人さんに
お礼を申し上げます。一時は、もう翻訳はやめようと思っていた時期もありました。

 

管理人さんの情熱的な講義によって、「もっと知りたい」という欲求が生まれ、
再び、「やってみたい。やろう。」という闘志を呼び覚ますことができました。
今後も一つずつ階段を登り、成長した姿をご報告できるように精進します。

 

そして、わたしにとって物理・化学のビデオから得たものは
とりわけ大きな自信の糧となりました。このシリーズの配信を提案してくださった
G様に、この場をかりて厚くお礼を申し上げます。ありがとうございました。

 

 

※ 個人の感想であり、すべての人の同様の成果を保証するものではありません。

 

Facebook にシェア
LinkedIn にシェア


36歳男、独身、会社員(機械メーカー勤務)、高卒文系
英語は翻訳をするまで全く縁なしでしたが、現在は、副業として、
特許翻訳で安定的に毎月20万~30万円の収入を得ています。

 

 

 

■ 何故、特許翻訳を始めたのか

 

28歳のとき、腎臓を壊し透析を余儀なくされました。

 

月水金各4時間の透析のため、会社を午後から早退する生活が始まり、
当然給料は減額され4割減になりました。幸い独身だったので、
贅沢をしなければ生活ができないということはなかったですが途方に暮れました。

 

1日分の仕事を早退するまでに猛ピッチで終わらせても、
早退するとやはり給料は減らされます。当たり前ですが・・・。

 

 

会社員をしている限り、結婚も未来もない。強くそう思いました。
時間の融通がきく「家でもできる仕事」をしなければ・・・。

 

当時はブレインダンプなんて言葉は知りませんでしたが、
徹底的に自己分析をしました。自分の能力ででき、興味がもて、生活できる
家でもできる仕事は何か。

 

そして、削いで削いで削ぎ落として結論として「翻訳」にたどり着き、
しかも映像でも出版でもない、現実的な技術系の翻訳で行くしかないと強く思いました。

 

その背景には、子供のころからの読書習慣と文字への親しみと
文章への感度がありました。

 

そして文系ですが機械メーカーで働いていたこと。この時点で英語は高校卒業以来、
全く縁がない状態でしたが、読み書きに特化すればできると思いました。

 

 

そこから会社員を続けながら、独学で英語の勉強を始めていきました。

 

この時点で試しに工業英検を受けてみたら、3級は合格、2級はさっぱりダメでした。
負け惜しみではなく、本当にあまり意味がないように思えました。
英語の資格検定もこの2回を受けたきりです。

 

 

その後、運よく腎臓移植の機会に恵まれ、透析も受けなくてよくなりフル出勤となり、
勉強の意義とモチベーションが下がり、勉強のペースは落ちて行きました。

 

しかし、英語の勉強は止めることはなく細々と続け、
その間に某翻訳会社の通信講座も受けてみましたが、あまりの量の少なさに愕然とし、
間延びした添削のやりとりと、受講料を回数で割ったときの割高感に
本当に馬鹿らしくなり、それ以降は細々と独学を続け、数年が経って行きました。

 

 

 

  •  
  •  
  •  
  • ■ 何故、レバレッジ特許翻訳講座を受講したのか
  •  
  •  
  • 2013年7月、偶然サルさんのブログを拝見しました。
    特許翻訳者になったばかりのサルさんの日々に本当に心が躍りました。
  •  
  • そこで紹介されていた、レバレッジ特許翻訳講座に速攻で講座案内の資料を請求して、
    正直この時点でもう受講することは確信していました。
  •  
  • そして一晩で資料を読み、次の日には申し込み をしていました。
    破壊的努力を求めるコンテンツ量とオールインワンは、
    まさに僕が求めていたものでした(うさん臭さは感じませんでした)。

 

 

  • そこからは、会社員なので使える時間は本当に限られていますが、
    それを全つっこみです。
  •  
  • 独身なので家族サービスもなく、会社と外での少しの付き合い以外は
    すき間時間を有効に使って行きました。テレビも元々面白いと思えず、
    講座開始後最初の1年間はテレビが点くことはありませんでした。
  •  
  • やはり、病気のこと、高卒、年齢を考えると再就職先はない
    という強い気持ちがありました。
  •  
  • 僕の場合、化学と並行して英語の勉強も必要でした。
  •  
  • ビデオセミナーで管理人さんの「皆さん、英語のエリートなんでしょ?」
    の言葉が出るたびに、「違げー よ」とつぶやき己を鼓舞しました。
  •  
  • 英語力不足は、MultiTermへの登録で対処しました。
    僕は用語集の購入をしていませんが現在では、12万近い登録数があります。
    TMは11万程度です。
  •  
  • 勉強を進める上で、管理人さんに教えていただいた「知子の情報」、
    「evernote」、紙のノート、それぞれの長所を活かして活用しました。
  •  
  • 会社員はすき間時間を如何に有効に使うかが鍵なので、外でスマホからも
    見ることができる「evernote」も大きく役立ちました。
  •  
  • 「evernote」にコピペしたものは繰り返し繰り返し、すき間時間に見ないと
    定着しませんでしたが、紙のノートに手書きしたものは、その後見直す必要なく
    定着した
    ように思います。これは管理人さんが常々仰っていることです。
  •  
  • 仕事をする上では、「知子の情報」が大変役立っています。
    表題、検索語などを工夫することで「evernote」、紙のノート、書籍等と
    ひもづけて管理しています。
  •  
  •  
  •  
  • ■ 特許翻訳者として
  •  
  •  
  • 講座を受講して約1年後、校正・チェッカーとしてトライアルに合格し
    その後、特許の部分翻訳なども経験し、現在7社と契約し、うち3社から
    継続的に仕事をいただいています。
  •  
  • レートは正直一桁後半でまだまだ低いです。仕事をいただいている1社は、
    ここと縁があるのか、通信講座を受けた翻訳会社さんです。

 

 

  • 副業とはいえ翻訳者と名乗り、CVを送りつけているのに「工業英検3級」は
    さすがにまずいと思い、逆に英語関連の資格はなし、としています。
  •  
  • ポリシーとして受けていないテイを装ってうまく書いています。
    管理人さんのいう「大人の対応」というやつでしょうか・・・。
  •  
  • しかし、意外というか、CVを送った8割の翻訳会社からトライアルが
    送られてきています。
  •  
  • これからも分かるように、資格は本当にあまり関係ないように思います。

ただ、英語は今でも不安要素であり、英語の勉強は引き続き続けていきます。

 

 

翻訳として最初に受けた案件が半導体関係で、その時はIBMの「明細書を読む」
シリーズが大変ためになりました。その流れで太陽電池関係の仕事をいただき、
いつの間にか現在は太陽電池が専門の1つとなっています。

 

本業の方が忙しく、最近は新たにトライアルを受けての新規開拓が
おろそかになっていますが、会社員はまだ続けながら、少しずつレートを
上げて行くのが今後の課題です。

 

 

 

■ 受講感想

 

講座案内を読んで、まさに僕が求めていたものだと思ったと書きましたが、
実際受けてみるとおこがましい表現だと思います。そんな比じゃありません、
お前に何が分かると怒られてしまいそうです。現に、講座は2013年時と比べると
大きく進化しています。

 

僕のOSも大きく変わったように思います。自分に厳しくなり、
同時に他人にも厳しくなり、後輩に説教くさくなりました。

 

この歳になると、親はもちろん会社 で怒られることもほとんど無く、
管理人さんの説教を心地よく聞いています。脱線与太話も説教も話していることは、
もの凄くためになり、かつ目から鱗が出たあとは、あぁその通りやなと
思うことばかりです。

 

 

ふと、あのまま独学でずっと続けていたらと思い恐ろしくなることがあります・・・。

 

1度だけ受けた通信講座が百歩譲って、十分なコンテンツ量と質であったとして
翻訳を習得できても、翻訳で稼ぐことにはまた新たなやるべきハードルがあります。
この講座は、まさにオールインワンです。

 

翻訳で稼ぐことを念頭においています。「翻訳を教えること」ではなく
「翻訳で稼がせること」を考えている講座が巷にどれくらいあるのかは分かりませんが、
それを一人でやっている人はいないと思います。

 

大げさな表現ではなく、人生が大きく変わったように思います。

 

いつかのビデオセミナーで言われていた、講座ビジネスをやる上での必須条件の1つ、
まさに「貢献」していただいたと心から思っています。

 

ありがとうございました。

 

 

※ 個人の感想であり、すべての人の同様の成果を保証するものではありません。

Facebook にシェア
LinkedIn にシェア


2012年の10月より2年ちょっと受講しています。

 

結果からいえば受講後トライアルに5社合格し、
半年ほど前からフリーランスとして独立できました。

 

受講前から契約していたエージェント2社も含め安定的に受注でき、
現在は数社をメインに計7社と契約しています。分野は化学だけでなく
医療や電気分野との複合案件もリピート受注しています。

 

 

⇒ 複数社からの安定受注、ハイブリッド案件への対応、フリーランスとして独立など
2
年コースの卒業生としては理想的なパターンといえます。2年コース受講中の方は、
この方を目標にされるといいのではないでしょうか。

 

 

幸い退職や契約のタイミングが良かったこともあり、契約直後から
お仕事をもらえており、月収も下がることなくフリーランスとしては
かなり順調な出だしではないか
と思います。

 

 

受講するまで

 

受講前は、1~2年間基礎講座や技術系の通信翻訳講座を受けてみましたが、
納得のいく添削がされるわけでもなく、また高額な割に教材が届いてみると
あまりにも内容も量も少ない点や、質問は添削1回につき1問だけといった点に
不満を感じていました。

 

その一方で、だらだらと勉強をしながら、将来的にはフリーランスになりたいと
なんとなく考えていました。

 

⇒ 英語女子には、翻訳者になりたくてスクールに長年通ってはいるけれど、
プロになれる見込みのないまま年老いていく人が多いように思います。
なれないまま、未練を断ち切れないまま、人生をドブに捨てるような
生き方だけは避けましょう。

 

 

その頃は応募しても大抵トライアルは送られてくるものの落ちることが多く、
今思い出せば「置換屋さん」的発想で翻訳ができると思っていた節がありましたし、

 

契約できてリピートされてもごく短い中間処理案件が来る程度で、
明細書翻訳の依頼は来ないなど、独立はとてもではないですが無理な状態でした。
トライアルもぎりぎり合格だったのだろうと思います。

 

 

⇒ プロになって安定稼働するためには、トライアル合格時に上位認定されること、
翻訳品質を維持しながら処理速度が一日あたり2000-3000ワードあり
継続的に仕事が受注できていることなど、いくつかの条件を満たす必要があります。
また、講座でたたいている「置換屋さん」では、まぐれでトライアル合格しても
すぐに見抜かれて仕事が来なくなります。

 

 

受講前からしばらくの間、管理人さんのブログは毎日チェックし、
メールマガジンも申し込んで勉強したり、管理人さんのおすすめの椅子や
ソフトなどは少しずつ購入したりして揃えていました。

 

ビデオセミナーが有料化するタイミングで、無料のコンテンツから判断して
この講座であれば十分だろうと確信し受講を決めました。

 

 

 

  • ■受講した感想

 

正直なところをいえば、毎日必ずやっていたわけではありませんし、
私自身はやる気になる時期とそうでない時期の差が元々激しいところがあるため、
数ヶ月サボっていた時期もあります。また、全部コンテンツを消化したわけでは
ありません。

 

ただ、全てのコンテンツを消化するのがこの講座の目的ではなく
翻訳者として自立して仕事していくには、また安定して仕事をしていくためには、
といった道を示してくれるのがこの講座だと思います。

 

 

⇒  手段と目的。これを常に意識してください。
コンテンツを全部消化して、
ビデオのアドバイスに従って全部やる。
そこを目標にしてやっていけば、
結果、トライアル合格とか、実ジョブ受注とかは、
当然のように後からついてくる
ということです。
使える時間は有限です。会社員の人は時間的に厳しいと思いますが
そうであっても講座受講中は極限まで頑張ってください。

 

 

受講して一番変わったのは、やはり「置換屋さん」的発想がなくなったことです。

 

特に最近のビデオセミナーでは、文脈をどこまで読み取るべきか、
どこまで調べるべきかといった点を意識しながら視聴すると非常に効果的で、
仕事をしながらももっと精進しないと、と思わされることもしばしばです。

 

今でも私自身はまだまだだと感じますし、管理人さんレベルに達するには
しばらくかかりそうですが、このことに気付けただけでも大きな進歩なので
とても感謝しています。

 

⇒ 明細書を書いた人が何を大切にしたいのか、何がコアなのか、
ういう技術思想なのか、などを意識して読むようにしましょう。

 

 

この講座は英語や技術内容、Tradosの使用法、フリーランス生活についてや、
お金や営業方法など多岐に渡る情報をいただけ、新たな視点やヒントももらえます
そういった点でもかなり内容的に充実しており、ここまでカバーできている講座は
他にはないといえるでしょう。

 

⇒  法律(基礎概念、事案処理、判例読解、条文解釈等)、ブランディング、
ポジショニング、コピーライティング、マーケティング等、やることは
まだまだたくさんあります。今後の展開にご期待ください。

 

 

 

  • ■この講座をお勧めできる方

 

*諦めずに最後までやりきる覚悟のある方

自分でなんとかやってやろうと思える方

*自律心のある方

 

管理人さんが繰り返し言っているように、
待ちの姿勢で答えをもらえるのが当然という姿勢ではフリーランスとしては
やっていけないので、質問せずとも自己解決能力を高めていくことが必須です。
この講座の方法論をきちんと習得できれば、そういった点での不安は
払拭できると思いますが、絶対的な時間数はかかるでしょう。

 

⇒ 自分で疑問を掘り起こし、それを質問として整理し、それに基づいて調査し
自己解決する。この繰り返しが勉強です。
卒業したらスクールの「質問券」
みたいなものはもうありません。
誰も助けてはくれません。
プロの世界では、ある人が挫折したら
その人がやる予定だった仕事を
他の人がゲットするだけの話です。

 

 

逆に言えば、自分の頭で考えずすぐに答えを欲しがるような方は
まず依存心を捨て去るところから始めないと、翻訳に限らずフリーランスとして
やっていくのは難しい
です。

 

私自身は、特許事務所に勤めていたので特許翻訳は身近だったこと、
また勤めていた事務所で翻訳をフリーランスの方に外注していたので
エージェント的な仕事の流れを大体把握できていたということ、
化学は高校レベルで一通り勉強していた点は多少有利だったかもしれません。

 

が、翻訳の質についてはそのことによって必ずしも向上するとはいえず
受講して一つ一つのことを理解して着実に努力を積み重ねることがなければ
フリーランスへの道は拓けなかったと思います。

 

 

以上

 

 

※ 個人の感想であり、すべての人の同様の成果を保証するものではありません。

Facebook にシェア
LinkedIn にシェア


私立外国語大学英米語学科卒(文系)、36歳男性です。

 

大学卒業後新卒で入社した繊維商社にて海外営業職に就くが、
32歳の頃に過労と心労でうつ病を発症し休職・復帰を経て最終的に退職。

 

その後転職エージェントに登録し、同じ繊維業界の会社に再就職するも
1年半ほどで肩たたきにあい退職。それから漠然と翻訳の仕事を求め
派遣登録し数社の面接を受けては落ちるという事を繰り返していました。

 

その後、約1年前にレバレッジ特許翻訳講座の存在を知り受講を決め、現在に至ります。

 

 

 

【現在の状況】

 

応募      : 13社

トライアル受験 :  7社(その他6社は書類落ち)

合格      :  2社(その他5社は不合格)

 

現在合格2社のうち1社より案件を受注しております。
何とか生活を回すぐらいには稼げておりますが正直まだ安定稼動とは言い難く、
目下得意分野を拡げつつ新規開拓中です。

 

 

 

【特許翻訳に興味を持ったきっかけ】

 

最初に書いたとおり長年営業職に就いておりましたが、自分の感覚としては、
営業で数字を作ったり関係部署をうまく調整したりするよりは、
一人でこつこつ精度を高めていくような職人的な仕事が向いていると感じており、
活字を読み続けることが苦ではないこともあって漠然と「翻訳業」を
志すようになりました。

 

2社目を辞めた後、翻訳雑誌を買って初めて、医薬・契約書・金融・IT
産業・特許という翻訳の分野があることを知りました。
そのくらい「翻訳業」という実態を知らなかったのです。

 

 

そのため通学/通信を含め他の翻訳スクールの受講履歴はありませんでした。
それから自分なりに適性を判断しようと各分野の書籍を購入するなりして調査しました。

 

例えば、以下のようなものです。

 

・英⇔日 プロが教える基礎からの翻訳スキル(三修社)

・プロが教える技術翻訳のスキル(講談社)

・ITプロジェクトの英語(ジャパンタイムズ)

・金融英語入門第2版(東洋経済)

・医学論文英訳のテクニック(金芳堂)

・よくわかる薬理学の基本としくみ(秀和システム)

・世界一やさしい解剖・生理学(ぱる出版)

・弁理士が基礎から教える特許翻訳のテクニック(中央経済社)

 

IT、金融はからっきしダメで、契約書は無味乾燥に感じ、
産業は何でもありで手間がかかりそうな感じがし、半ば消去法で医薬が面白そうだ
という結論に至り、薬理学・生理学の書籍で独学を始めました。

 

 

「特許」は翻訳分野の中でも扱う分野が広く非常に面白そうだったのですが、
法律+専門知識というダブルでハードルの高そうなイメージが先行しました。
今振り返ると「特許」が最も遠い選択肢であったと思われます。

 

 

 

【レバレッジ特許翻訳講座に興味をもったきっかけ】

 

就業形態に係わらず、とにかく医薬翻訳の仕事に就くべく派遣登録をして
片っ端から応募し続けましたが、30代中盤翻訳未経験の壁は想像以上に高く
片っ端から書類落ちを経験しました。

 

その間ネットで大手翻訳スクール数社のカリキュラムを検討していましたが、

 

週に100分を2コマ、それを3ヶ月~半年という内容的に薄く感じるものが大半で、
しかも初級・中級・上級・特別コース等が設置されており、正直プロになって
稼ぎ始めるまでどれだけお金と時間がかかるのか出口が見えず、
体験コースすら受講する気になれませんでした。

 

そんな状況の中運よく管理人様のブログに辿り着き、大手翻訳会社にあるような
甘い言葉ではない、恐らく現実を語っているであろうブログの厳しい語り口の中に
真実を感じ取り、ほぼ直感でプロになるためにはこの講座しかないと思いました。

 

それからリンクされている講座受講生の方々のブログ
(プロとして活躍中の方/学習中の方)を文字通り読み漁り、

 

毎日長時間勉強しながら壁にぶつかったり、新たな発見をしたりしながら
結果としてプロになっているというリアルなプロセスに触れることで、
もうこれしかないと確信しました。

 

 

 

【講座を受講する前に不安だったこと】

 

翻訳者になると決めたものの、大手翻訳スクールのカリキュラムに疑問を持ってしまい
八方塞になっていたところ、管理人様の講座内容を知り確信を得ました。

 

1年間死ぬ程勉強すればプロになれるんだと。道を示して頂きぱっと前が
明るくなったのも束の間、これまでうつ病、戦力外通告と紆余曲折があったため
30代中盤のこの大切な時期に約1年間就職から離れるという恐怖が
どうしても拭えず不安でした。

 

切り詰めれば2年程働かずとも何とかなる貯金はあったのですが、
働きながら勉強するという選択肢が無難に思えて特許事務所への就職を考えていました。

 

この講座しかないという確信を持ちながらも、
果たしてプロになるまで頑張れるのか?
という自分への不安が最後の最後までありました。

 

当時講座ビデオ300本の無償提供というオファーがあったのですが、
自分にとって受講は決定事項であり、むしろ時間が惜しく受講を即断していました。
今振り返ってもこの選択肢しか残されていなかったと思います。
そのくらい切羽詰っていました。

 

 

講座の1年コースの代金を振り込み、管理人様とメールのやり取りをしました。

 

その後すぐに講座ビデオとして肉声でのアドバイスを頂きました。
すぐに視聴してから、プロになる厳しさを知った上で覚悟は決めたものの
片足は社会に突っ込んでおかないと不安であるという旨を正直にお伝えしました。

 

すると数時間後再度ビデオとしてコメントを頂きました。
非常に有難いことにかなり熱弁して頂きました。

 

本当に簡潔にまとめると、『金銭的に余裕がある今の状況を最大限活用して
持てるリソースを全投入して半年でプロになってしまいなさい』という内容でした。

 

切羽詰った状況を痛いほど認識しておきながら最後まで保険を掛けておきたい
甘々の自分が情けなく感じ、そのビデオを観た後完全にふっ切れました。
就職の選択肢を放棄して全投入の準備に取り掛かりました。

 

 

 

【受講中の勉強時間】

 

受講開始から半年間でプロになると決め
1日あたりの目標勉強時間を15時間と設定しました
(あくまで独身+一人暮らし+無職+貯金あり、というベスト条件でのチャレンジです)

 

受講開始の10月頭からトライアルを受け始める直前の2月末までの
5ヶ月間の総合計時間は、1801.5時間でした。
1日平均12時間の計算です。

 

一部息抜きで観たビデオの時間も含むので多少盛った感はありますが、
とにかく毎日ブログに記録をつけ続け、たぶん連続で2日以上勉強を
休んだことはなかったと思います。

 

食事は自炊でいつも数日分まとめて作り置きして時間を節約し、
起きている間は基本PC前に座り勉強に集中していました。

 

スーパーに行くぐらいしか人に会うこともないのでシャワーも3~4日に一度。
テレビは一度も付けず。娯楽は管理人様のブログと他の受講生の方々のブログ。
音楽もほとんどなし。ちょっと振り返りたくないぐらいの監獄生活です。

 

受講開始から約半年後(3月)からトライアルを受け始めましたが、
実ジョブを受注するまでは基本このスタイルで勉強を続けました。

 

 

 

【受講中の具体的な感想】

 

(何をやって、何を考え、何を反省し、何を目指し、何を得たか)

 

 

先ずやったこと(決めたこと)

 

 

先ず半年でトライアルに合格するという明確なゴールを設定しました
(序盤に4ヶ月目に前倒し)。

 

ただひたすら根性で勉強し続けるのではなく、ゴール地点を確定させた上で逆算し
必要なことをこなしていきました。

 

予想どおり最初に立てた計画はものの1~2ヶ月で計画倒れ確定になりましたが、
その時点での状況を再度把握し、「できる事」「やるべき事」「後回しにする事」
を分けてベストの判断をしたつもりです。あとはそれの繰り返しです。
無理目かもしれないと思っても、その都度「できる方法」を探すことが重要でした。

 

 

 

プロとして必要なモノには前倒しで投資してしまうと決めました。
そして順次早めに購入しました。

 

パソコン、外付けHDD、東プレキーボード、ローラーバーマウス、
ディスプレイ2枚体制、各種電子辞書、トラドス、MemoQ、
機械翻訳ソフトなどです。

 

半年でプロになると決めた以上、もう既に確定した必要経費ですから。

 

格好良いこと言いながら、実は機械翻訳ソフトとMemoQを購入する際は
かなり躊躇しましたけど。やっぱり目に見えてお金が飛んで行きますから。

 

金銭的に余裕のある方は一気に揃えてしまって、早くプロになって
回収するモチベーションにするといいのかなと思います。

 

 

反省したこと(今やり直すなら)

 

 

当初、受講開始から4ヶ月目(1月初旬)にトライアルを受け始める計画
立てていました。ある程度ずれ込む事を想定した上での厳し目のスケジュールでしたが、
今思えばその時点で1社でも2社でもトライアルを受けておけば良かったと思います。

 

結局まだ無理だと思ってしまい初受験が更に2ヶ月後の3月にずれ込んだわけですが。
その時はただただ不安で、あっさり不合格になることでこれまで大変な思いをして
積み重ねた努力が瓦解するのでは?心が折れるのでは?とびびっていました。

 

でもだからと言って、その当時早く受けておけば受かったとは思いません。
100%落ちたと思います。

 

ですがその当時の僕には、

 

自分の実力(学習進捗)がいったいどれ程のものなのかを測る「ものさし」が無く、
トライアルを受けることによってその「ものさし」を得ることができ
次への改善策を早急に打てたはず
だと思うからです。

 

2ヶ月は言い過ぎですが、完全に1ヶ月程はロスしました。

 

 

 

①とも連動するのですが、自分の専門分野を決めるのが遅すぎたことです。

 

当初のスケジュールに従ったトライアル受験に躊躇した主な理由は、
専門分野があやふやだったことです。

 

今思うと、いくら勉強しても「専門」だと胸を張れるだけの根拠なんて
どこにもないわけで、早々にそれに気付いて専門分野をサクッと
「決めて」しまうことが大切だったと後悔しています。

 

決めてしまっても違うと思えば後から修正できますし、
逆に決めてしまわないとあとどのくらい勉強時間が必要かも逆算できないからです。

 

現に今、プロとなってから大きく専門分野の組み立てをシフトしよう
と考えているくらいです。

 

 

 

講座受講を通して実際に得たもの

 

①プロとして求められる水準/心構え

 

特許翻訳とは具体的に何をすることなのかという初歩的な内容から、プロとして
当然クライアントから求められる水準(訳質、対応力、翻訳者の業務範囲など)や、

 

仕事に対する心構え、相手の立場(翻訳会社や最終クライアント)を考慮した上での
立ち振舞い、特許翻訳者として自分のレベルを保ち向上させるための方法論、
翻訳業界の構造、それから特許翻訳者とは違う次のステージへの道標まで、
ありとあらゆるノウハウ/刺激を頂きました。

 

 

②論理的思考法

 

論理的思考法とは何か、「分からない」を「分からない」まま放置しないための方法、
自分の頭で考え自分で解決する方法をビデオで繰り返し勉強し自分のものに
することができました。

 

実は講座受講前は論理的思考が苦手で、1年経って何でも論理的に
考えている自分にかなり驚いています(以前が酷過ぎたからかもしれませんね)。

 

 

③調査能力/調査方法(原文理解)

 

特許翻訳者として、どの深さまで理解してどこまで調査するべきか、
またどのように調査するのかをビデオの中で具体例を示し説明して頂いた結果
身に付きました。

 

一度聞いただけでは理解できない部分も、他のビデオで別の具体例を交えて
繰り返し学習することで、じわじわと調査能力が身に付いたと思います。

 

 

④化学・物理の知識、化学的・物理的な考え方

 

現時点で化学は約半分、物理は始めたばかりですが、理系科目の勉強の仕方、
苦手意識の払拭の仕方、化学的に(物理的に)理解するとはどのようなことなのか、

 

実際に明細書を翻訳する上でプロの翻訳者が頭の中でやっている思考手順とは
どういうものか、明細書中の化学式の捌き方など実際の場面に即した
例示も交えつつ、理系科目を勉強することができました。

 

 

⑤勉強の仕方

 

逃げない王道の勉強方法を身に付けることができました。

 

勉強に容易な近道はなく、そして終わりもないことも。
終わりがないからこそ楽しくどこまでも続けられるということも。

 

また、勉強した内容をノートやデータベースに蓄積して資産化する方法についても
具体的に学びました。これからは同じことであっても精度を高めつつ
繰り返していきます。

 

 

 

【受講中苦しかったこと】

 

こつこつ勉強を積み重ねる前半の5ヶ月間はとても楽しかったです。

 

これまでの生活を一変させて勉強1本にシフトしたせいで、
体力的なものとかなりの精神的ストレスはありましたが、
毎日毎日新しい発見があり日々できる事が増え、とても刺激的な毎日でした。

 

本当に苦しかった時期は、トライアルを受け始めて実ジョブを経験するまでの
4ヶ月間でした。

 

正直に申し上げます。別に自惚れているわけでもないのですが
5ヶ月間死ぬほど勉強したので、実はサクサクッとトライアルに受かって
実ジョブもらってどんどんステップアップするというイメージでいたのです。

 

が、現実は1社目のトライアルに合格してからも一向に案件の打診がない状態が続き、
他に受けた会社からは連続して不合格通知が届いたからです。

 

仕事が来ないわ、不合格の基準が分からない上に、これまで積み重ねた勉強に
自信が持てず、相当疑心暗鬼になって荒れました。

 

 

唯一の対処法は、冷静に不合格トライアルを分析して、
前向きにどんどん受け続けることでした。

 

既にプロとして大活躍されている先輩受講生に愚痴を散々聞いてもらいました(笑)

 

これから受講を開始される方などにとっては何もかもが未知数で、
不安になるなと言われても非常に難しいことだと思いますので、
受講生同士(先輩も含む)のヨコの繋がりも大切にされてはいかがかと思います。

 

 

でもそれよりもっと苦しかった時期は、
実ジョブを受けるようになってからの4ヶ月間でした。

 

プロになってからが本当の意味での勝負でした。
何とか2社目に合格するとすぐに案件の打診を頂けました。
実ジョブゲットの嬉しさ以上に「仕事」のプレッシャーが大きかったのです。

 

実際にお金を頂く「仕事」であり、もちろん納期もあり、
翻訳会社とのやり取りも初めての内容ばかりです。

 

調べ物に想像以上に時間がかかり、翻訳スピードも遅く焦りますし、
提出ファイル形式や体裁など、実際に実ジョブをやってみないことには
分からなかったことも多かったのです。

 

正直僕がアドバイスできる有益な内容はありません。

 

とにかく死ぬ気で正面きって取り組むことです。その後5件、6件と
案件をこなす内にボリュームも増え、ぎりぎりで処理する中で
スケジュール感も少しずつ付いてきましたが、毎回切られる恐怖と戦っておりました。

 

今でもそれは変わりませんが多少は足場が固まってきているのを感じています。
負荷をかけた分人間ちゃんと成長します。もちろん、実ジョブのプレッシャーは
ハンパないですけど。

 

 

 

【講座を受講するか検討中の方へ】

 

僕は文系外国語大卒ですのでその背景からしかお話できませんが、
この講座には「化学シリーズ」「物理シリーズ」「対訳シリーズ」など、
理系知識ゼロの状態からでもプロになれるだけのコンテンツが揃っています。

 

理系知識や翻訳/調査の方法のみならず、論理力や心構えを鍛えるための
ビデオもあれば業界情報に関するビデオもあります。

 

僕自身まだ「化学ビデオ」コンテンツの半分も消化できていませんが
実際にプロとして仕事を頂けております(化学と物理の知識が足りず
受けられる案件に制限があるため、継続して勉強しておりますが)。

 

ただ、そのコンテンツを試行錯誤しながら消化していくのは受講生自身ですし、
それ相応の個人の努力量と時間を必要とします。

 

当然ある程度自分で主体的に考えて局面毎に軌道修正する努力も求められます。

 

そのため、努力を継続できない又は答えを待つ完全に受身なタイプの人には
この講座は向いていないと思います。

 

正直やるべきことは多いですが集中すべきコンテンツに絞って勉強を進めれば
問題ありませんし、迷った時は管理人様に素直にアドバイスを求めると良いと思います。

 

 

 

【講座受講を決めた方へ】

 

好き嫌いや向き不向きがあることは承知の上でお伝えしておきたいのですが、
毎日ブログに1日の勉強記録、気付き、分からなかったことなどを記録して
公開することを強くお勧めします。僕個人の体感なのですが、
ブログに記録する効果(メリット)は2つあります。

 

1つは毎日記録することを自分に強制することで、やった事、次の日にやる事が
自ずと明確になります。また記録によりちゃんと勉強が進んでいる感覚も
持つことができます。

 

進みを実感すると多少の不安には耐えられます。たまには愚痴も吐き出して
ストレス発散できますし。そしてもう1つは管理人様や他の受講生の方々から
フィードバックをもらえることです。

 

誰しも一人で勉強しているため、他の同志のブログには興味津々で
時に励まされたりもします。励まされることがあったり、
自分もツライ時期があったりしたなと思うと、その人にも頑張って欲しい
と思うのが人間です(すいません偉そうで)。

 

興味を持ってもらうにはある程度の自己開示が必要ですし、
公開することに抵抗があるのも理解できますので、個々人の可能な範囲で
やってもらうのが良いかと思います。記録を残すという観点ではブログではなく
非公開の日記などでもいいかもしれません。

 

 

絶対見失わないで欲しいことがあります。

 

講座受講を決めたということ。大金を支払ってプロの特許翻訳者になる
という覚悟を決めたということは、全てに勝る第1優先事項は
プロになって稼ぎ始めることだと思います。

 

それ以外のことで多少の抵抗感があるとしてもこの際それはわきに
置いてみてはいかがでしょうか。ブログを書くことによりそう断言できるだけの
体験を僕はしました。

 

 

管理人様、1年間どうも有難う御座いました。

 

講座受講開始時に作成して頂いたビデオを観て、運良く人生の舵を
大きく良い方向へと切ることができました。
正直言葉では言い表せない程感謝しております。

 

今後も気を抜かず一流を目指します。あっという間の1年でした。
本当に有難う御座いました。    

 

以上

 

 

※ 個人の感想であり、すべての人の同様の成果を保証するものではありません。

 

Facebook にシェア
LinkedIn にシェア


これからレバレッジを受講しようかと検討されている方や、
受講を開始されて間もない方の参考になるような記事できれば、と思っております。

 

最初に私自身のスペック(?)について記しておきますと、
女性、二十代、独身、子どもはなしで、要介護の家族一人と暮らしています。

 

根っからの文系人間で、高校時代は化学・物理ともに未履修です。
定番の「スイ・ヘー・リー・ベー…」の暗記さえもしたことがありませんでした。
数学は中学生時代から一番の苦手科目で、テストで4点をとったこともあります。
それくらい、いわゆる理系のフィールドとは縁遠い生き方をしてきました。

 

 

この1年は私にとって2年目の受講年でした。

 

最初にレバレッジの講座を受講し始めたのは、2015年の初夏のことでした。
新卒で入った企業で働き続けて数年目のことです。

 

 

 

●(特許)翻訳をやりたいと思った経緯

 

この欄は完全に私的な事情というか、私自身のバックグラウンドです。
「そんなもん興味ないわ」と思われましたら、
次項の『●レバレッジを選んだ理由/他校との比較』まで
読み飛ばしていただけますと幸いです。

 

 

私の元勤め先の会社は、ブラックではなかったと私自身は思っているのですが
(毎月のお給料はきちんと頂いていましたし、人情的なところもあったので)
なかなか凄まじい職場でした。

 

中小、零細企業というものはどこもそのようなものだとは思いますが、
経営者の力が非常に強く、いわゆるワンマンで、トップが右といえば
全員が右を向き、左といえば左を向くような風土でした。

 

それ自体は珍しいことでも何でもないでしょうし、零細・中小の場合は
そうでなければ潰れてしまうといったケースも多いと思いますが、

 

その会社の場合はトップの方の気性がとんでもなく激しく、
社内では(誇張ではなく)一日中怒声や罵声が響き渡っていました。
それも並大抵の怒鳴り声ではなく、会社の屋外にまで漏れ聞こえるような声量です。

 

途中で来客があろうと途切れることはなく、どん引きするお客様たちを尻目に、
説教は一度始まると1時間でも2時間でも続きました。

 

同じフロア内で誰か一人に対して指導が入り始めると、怒鳴られているのが
自分とは全く無関係な他部署、他職種の社員であっても、その場にいる者全員が
トップのご高説を神妙に拝聴しなければならないという暗黙のルールがあり、
その間、自分の業務は完全にストップしてしまいます。

 

今から思えば(当時から思ってはいましたが、完全に背く勇気はありませんでした)、
とんでもなく非生産的な悪習でしかありませんが、この習慣のために
半日が潰れるようなこともザラにありました。

 

当然ながらその分の作業時間は圧迫され、終わらなかった仕事は定時後や
早朝などの時間外にやっていました。

 

その他にも、今の世の中で外に出せば完全にパワハラ、セクハラ案件に
なってしまうような、むしろ笑い話になりそうなくらいエキセントリックな
珍事件が数多くありましたが、受講感想の趣旨から完全に外れてしまいますので、
割愛いたします。

 

 

とにかく、その会社に在籍するうちに、私は危機感を抱き始めました。

 

この会社、いつかは潰れるんじゃないか」という危機感です。

 

東芝のような大企業でさえもあのような苦境に見舞われる昨今なので、
「そんなの当たり前のことだろ」てなものなのですが、
当時の私が感じていた不安はもう少し具体的なものでした。

 

勤め先のトップは気性が荒く、「昔は堅気ではなかった」というような
嘘か本当か分からないような噂までまことしやかに流されているような方でしたが、
同時にとても魅力的で、商才とカリスマ性に溢れている方でした。

 

その方の手腕で保たれている会社であることは確かでしたので、
その方がいなくなったら、この会社は潰れる(少なくとも、同じ人数の従業員を
抱えることはできなくなる)なという予感がありました。

 

私のようなナマナカな若輩者の目から見ても、社員たちは五十代の管理職から
二十代の平社員まで、誰もがみんなトップに対して完全に萎縮していて、
自分の頭で物を考えることができなくなっていたからです。

 

とにかくトップの機嫌を損ねないように、怒られることのないようにとばかり
考えて行動するので、生産性や効率性は一切無視、9割無駄、のような業務も
たくさんありました。

 

 

この会社が潰れたら、私には何も残らない」と思いました。

 

 

当時の私の職種は事務職でした。

 

製造系の中小企業というのは、書類管理にしろ工程や在庫の管理にしろ
独自ルールというものが多く、特に事務系は、その会社の内部でなければ
通用しない業務内容が多い傾向にあるようです。例に漏れず、
私が任されていた仕事もそのようなものでした。

 

仮にこのまま30歳を過ぎ、40歳を過ぎた頃に放り出されたとして、
大した職能もない女を再度雇ってくれるような企業は(ましてや田舎では)、
まともなところではまずないだろうと思いました。

 

より悪い労働条件の下、また同じように罵声、怒声をBGMにして、
毎日吐きそうになりながら精神を磨り減らし続けることになるのだろう、と。

 

 

一人で放り出されても、少なくとも自分一人くらいは食べていける力をつけたい

 

 

と考え、思いついたのが翻訳業でした。

 

英語は昔から好きだったから、という単純な理由です
(典型的な「英語女子」の思考ですね)。

 

そう思い立ってから、私が最初にとった行動は、社内で発生する
翻訳もどきのような業務をもぎ取ってくることと、
通訳・翻訳者育成系のスクールに通うことでした。

 

ですが、スクールのほうは1年ほど通い続けたところで受講を辞めました。
理由は『●他校との比較』の欄に後述いたします。
その後、出会ったのがレバレッジの講座でした。

 

 

 

●レバレッジを選んだ理由/他校との比較

 

感覚的な表現になってしまいますが、

 

講座案内に書かれていた内容が、すっと胸に入ってきたからです。

 

事実だけを書き連ねたふうの飾り気のない文章からは
「大金をせしめてやろう」といったような意図は伝わってきませんでしたし、
管理人様のブログを拝読していても、自然なことを仰っているんだという印象でした。

 

ビデオ講座300本プレゼントに応募して視聴した他、
受講前に過去やその当時の受講生の方々のブログを拝読して、
講座の内容や進行の仕方を想像することもしてみました。

 

実直に努力、継続すれば、結果を出せる講座なんだと思えたので、
受講を決めました。

 

 

他に、もう少し実際的な理由もありました。

 

全てがインターネット上で完結していて、
かつそれがメリットになっている、という点です。

 

私が翻訳スクールの受講を中断した理由のひとつには、
単純に通学の継続が困難になったことがありました。

 

住まいがかなりの田舎であること、週末の休日出勤もザラであったことから、
どの曜日のどの時間帯を選択しても授業に出ることができない、
という事態に陥ったからです。

 

スクール時代は通学に片道2時間かけ、電車代も往復で3,000円以上
かかっていましたので、完全に在宅で受講できるというのは大きな魅力でした。

 

 

通信講座なら他のスクールにもたくさんのサービスが存在していますが、
他のスクールの場合は、通学コースと比べたときに、
疑問に思ったことがあっても講師に質問することができないなど、
アドバンテージがない(それなのに受講料はほとんど同じ)と思います。

 

レバレッジでは質問も無制限に受けつけていただける
(ものすごく迅速にレスポンスをくださいます)上に、
トライアル応募用のCVの確認もしていただけるなど、
プロになるための実践的なバックアップに徹底的に特化されています。

 

確かにその分、無責任な優しい言葉やほわほわとした雰囲気は
この講座にはありませんが、かといってギスギスしているわけではありませんし、
夢子ちゃんで甘えたな性根をプロとして生きていくためのマインドセットへと
叩き直してもらえるのは、私にとっては本当に有り難いことでした。

 

 

受講料はそれなりにまとまった金額であるとは思いますが、
このコンテンツの量と質、そしてサポート体制を鑑みると、
信じられないほど安い料金設定だとも思います(コンテンツビジネスの相場は
よく存じ上げないのですが、二倍、三倍、もしかしたら四倍とられても、
おかしくはないのではないかと…)。

 

なんだかべた褒めしているような文章になってしまいましたが、
別にヨイショしようとしているわけではまったくなく、
単純に実感そのものの感想を書きました。

 

 

 

●1年目の敗因

 

受講1年目、私は結果を出すことができませんでした。

 

プロとして稼働し始めるどころか、トライアルを突破することもできず、
というよりも、途中からは勉強を続けることすらままならなくなっていました。

 

初めの半年までは平日でも30分~3時間の勉強時間をとるように
していたのですが、そのうちに会社から帰って家事を済ませると
倒れるように眠ってしまう、ということが増えていきました。

 

休日は休日でベッドから起き上がれないというようなこともあり、
今から思えば、若干ではありますが、鬱っぽくなっていたのかもしれません。

 

そのうちに、勉強できていないという事実を直視するのを避けるように、
ますます勉強から離れていってしまう、という状況に陥ってしまいました。

 

当時の自分の状況に合わせた現実的な計画が立てられていなかった、
というのも敗因の一つだったと思います。

 

そうこうしているうちに、1年はあっという間に過ぎ去っていきました。

 

もちろん、当時の私よりもずっと大変な状況下できっちりと
結果を出しておられる方もたくさんいらっしゃいます。

 

ご結婚されていて小さなお子さんをお持ちで、かつ会社勤めもされている中で
トライアルを突破して実ジョブをゲットされていた方も過去の受講生の中に
いらっしゃったように記憶していますし(その方のブログを読んだ記憶があります)
私の努力と精神力が足りなかったというだけの話です。

 

ただ、これをやり遂げるんだと心に決めているのなら、
より頑張りやすい環境、継続しやすい環境を整えるのも一つの手だ
とは感じました(状況が許すのであれば、ではありますが)。

 

会社を辞めても生きていけるだけの力がほしい、
どうしても諦められないと思った私は、講座を1年延長することに決めました。

 

 

ある程度の貯金があり、期間限定であればそれに全てを投じることが
可能な状況にあるなら、思い切って他のものを切り捨てて没頭する、
というのもアリだと私は結論づけました。

 

会社を辞めて、次の1年は講座に全精力を注ぐことにしたのです
(とはいえ、辞意を表明してから一悶着どころか何悶着もあり、
実際に辞めることができたのはそのさらに半年後でしたが…)。

 

 

 

●これまでにやってきたこと(2年目)

 

・初めは対訳シリーズ、トライアルレビューからビデオを視聴していきました。
合間合間に、岡野の化学も進めていきました。(「同じビデオを何度も観る」
ということを繰り返していたので、具体的な本数がすぐに出せないのですが、
あまり数はこなせていなかったと思います。)

 

対訳シリーズのビデオに関しては、初めの1~2ヶ月目くらいまでは、
ビデオを見ながらビデオ内で管理人様がやられている手順を真似て
調べ物や勉強をする、という形をとっていました。

 

それ以降は、まずは自分自身で調査や検証を行ってから、
ビデオを見て答え合わせをする、というやり方にシフトしていきました。

 

・対訳をとるときは、すでにサポート対象外ではありますが、
テキストシリーズも参考にしました(私感ですが、「読む」のは「視る」のとは
また違った理解のしやすさがあります。テキスト形式は私の性に合っていました)。

 

 

・対訳をとりながらの勉強では、初めの半年間くらいは疑問に思ったことを全て、
その都度細かく調べていました。ちょうどよい塩梅がよく分からず、時には
ドツボにハマって「重箱の隅をつつくようなことをしてしまっているのではないか」
と不安になるようなこともありましたが、今になって考えてみると、
無駄にはなっていないかなと思います。

 

迷走してしまっているかも、と思ったときには、
掲示板で質問をすれば軌道修正していただけました。

 

 

・勉強はとにかく継続することを心がけました。

 

「最近あまり時間がとれていない…」とか
「思うように進められていない…」とか、そういったことを
ごちゃごちゃ考えずに、とにかく時間さえあれば机に向かって手を動かす、
ということに集中しました。

 

余計なことを考えると行動スピードが鈍るので、
「とにかくやる。考えない」ということを常に意識していました。

 

「考えない」というと語弊があるかも知れませんが、
「できなかったらどうしよう」とか「どうして自分はこうなんだろう」とか、
考えても仕方のないことは考えないようにする、という感じです。

 

不安を和らげる唯一の方法は、手を動かすことだと思います。

 

 

・会社を辞めてからの1日の勉強時間は、大体8時間~15時間でした。

 

とはいえ、コンディションの悪い日もありますし、日によっては
家事都合や家族のお世話などでほとんど時間がとれなかったり、
時にはまったくできなかったりする日もありました。

 

ただ、一度完全にやらない期間を作ってしまうと、再開するために
甚大な気力や労力が必要になってしまうので(これは1年目に実感しました)、
PCに向かえない日には出先で本を読む、お風呂に入っている間に
湯船で明細書を読むなど、とにかく何かしらは勉強関連のものに
僅かでも触れているようにしました。

 

 

・試行錯誤したことのひとつに、ノートの作り方がありました。

 

普段の勉強やトライアルの振り返りの中で何冊もノートをつくることになりますが、
どうしたら後から資産として活用しやすくなるか、色々と試してみました。

 

大学ノートへの手書きや印刷資料の糊付、知子の情報への登録、
ワードでのノート作成など、ビデオ講座で推奨されているやり方を参考にしながら、
手当たり次第にやってみました。

 

途中、コピペと僅かな編集で容易に作成でき、PC上で画像付きのデータとして
串刺し検索が可能なワードノートに傾倒した時期もありましたが、
最終的に手書きのノートも復活させました。

 

これも私感ですが、やっぱり実際に手を動かしたほうが、
タイピングするだけよりも情報が脳によく定着する気がします。

 

 

・私の場合、最初のトライアルを受験したのが受講開始8ヶ月目のことでした。
後述しますが、これは私が後悔しているポイントの一つです。

 

 

 

●こうすればよかったと思うこと

 

主として2つあります。

 

1.もっと早くにトライアルに挑戦し始めるべきだった

 

端的に言って、8ヶ月目は遅すぎました。
スピード感に欠けていたな、と思います。

 

最初のトライアルにはもちろん落ちましたし、今から思えば翻訳前の下調べも
かなりずさんで、とんでもない誤訳もやらかし、と色々と爆散していましたが、
その経験をもっともっと早い段階で踏んでおくべきでした。

 

トライアルに挑戦し始めてから格段に勉強の質が上がりました

 

それまでに勉強してきたことの断片同士が繋がる感覚が生まれるようになり、
ただ勉強だけしていたころと比べて、理解の深度が明らかに向上しました。

 

要因のひとつには、緊張感のなせる業というのがあるのだと思います。
チンタラやっている場合ではなかった…とこれは本当に後悔しました。
1年はあっという間です。

 

トライアルを受けるごとに、自分に欠けているところ、修正すべきことなども
見えるようになっていきました。

 

トライアルレビューでコテンパンにやられたこともよかったです。
あれは本当に目が覚めます!そして何より、当たり前のことですが、
トライアルに突破しないとプロへの道は開けないのです。

 

だから挑戦は、早ければ早いほどよかったのに…と、
実際にトライアルを受け始めてから痛感しました。

 

どうしても足踏みしてしまうというのなら、
チェッカーのトライアルから始めればよかったんだよ!さっさとやれ!
と当時の自分の耳元で怒鳴ってやりたいです。

 

チェッカーとして登録されると、翻訳会社によっては研修というものがあります。
そのなかで得られる情報は、翻訳にも生かせるものがたくさんあります。

 

 

2.もっと早くにPCを新調するべきだった

 

昨年の11月頃まで、私はそれまで何年か使い続けていたVistaを使用していました。

 

あまりにも動作が遅い、Tradosが頻繁に落ちるという状況になってやっと、
PC購入関連のビデオを参考にして新しいPCを買いました。
…ものすごく快適になりました。

 

毎日の勉強や定期的なトライアル挑戦を習慣化するには、
快適に作業に臨める環境を整えることも重要だと思います。

 

PCを起動するのに5分も10分もかかる、Tradosが何度も停止する、
動作が遅すぎて辞書がスムーズに検索できないといった状態では、
それだけで時間の無駄ですし、机に向かうための不要な精神的なバリアが
増えてしまいます。

 

安い買い物ではありませんが(私の場合はマウスコンピュータの
Win 7デスクトップを色々とカスタマイズして計20万ほどでした)、
必要な出費であれば出し惜しみせずにさっさと踏み切るべきだった
と後悔しています。

 

ところでこれらの後悔ポイントのふたつはどちらも、
管理人様がビデオで何度も何度も仰っていることです…。

 

決して逆らおうとしていたわけではなかったのですが、
「まだ自信がないし…」とか「もう少ししてから…」とかごちゃごちゃ
考えているうちに、私は時間を無駄にしました。

 

ですので、これから新しく受講を開始される皆さまは、愚直にそして迅速に、
管理人様のガイドラインに従われてください。
素直な人は成長が早い」というのはそういうことだと思います。
(情けない話ではありますが)私を反面教師にしてください。

 

 

 

●現在の到達点

 

6月下旬現在、

 

・特許翻訳者(英日)として登録していただいている翻訳会社が3社

・特許翻訳校正者(チェッカー)として登録していただいている翻訳会社が1社
という状況です。

 

これまでに計12社ほど応募しました。

 

3月頭に最初のトライアルを受けて、不合格。
最初に翻訳者としての登録のご連絡をいただけたのは、
4月下旬のことだったと思います。

 

その後、5月に1社。6月に入ってからもう1社です。
ですが、まだ翻訳者としての実ジョブはいただけていません。
トライアルにはもっともっと早くに挑戦し始めるべきだったという後悔は、
この現状から生まれているものでもあります。

 

 

 

●今後の予定

 

後悔先に立たず、ですので、プロとしての安定した本格稼働が達成されるまで、
どんどん新たなトライアルを受け続けていきます。

 

これまでは特許翻訳者の募集にばかり応募してきましたが、
とにかく少しでも早くある程度の額を稼げるようになるように、もっと間口を広げて
産業翻訳やビジネス翻訳のトライアルにも挑戦していこうと思います。

 

物理シリーズをはじめ、消化できていないビデオもまだまだたくさんあるので、
それらも随時視聴していきます。

 

まずは特許翻訳の柱を立ててからですが、いずれは他のネットビジネスからも
収入を得られるようにしたいとも思っています。

 

なので、ブログも続けます。

 

これまでは自身の勉強記録や心情の吐露などの記事が多かったのですが、
今後は読んでいただける方にとって少しでも有用な文章を書けるように
心がけていくつもりです。

 

 

 

●これまで悩んだこと/その対処法

 

理系的なもの(例えば、化学・物理など)に対する抵抗感を
なるべく持たないようにするために、「自分の好きな理系的なもの」を
探すことを意識していました。

 

最初にお伝えしたように、私は化学も物理も学校で習ったことが
ありませんでしたし、昔から数学の成績は壊滅的でした。

 

ただ、そんな中でも、生物は好きでしたし、理系的な科目の中では
(比較的)得意な方でした(理由は単純に、数式が登場する頻度が
低かったからだと思います)。

 

「自分は文系だ!」と思い込んでいても、何かひとつくらいは「理系」に
繋がるような要素が眠っているものだと思います。

 

女性であれば化粧品が大好きだとか、ダイエットオタクで健康食品や
栄養サプリに凝っているとか…。それを見つけて、自分の強みだと
(多少無理矢理にでも)信じることが大切だと思います。

 

あと、これもトライアルを受け始めてから実感したことですが、
特許翻訳者として良い翻訳ができるかどうかに、それまで文系で生きてきたか
理系で生きてきたかはほとんど関係ないのだと思います。

 

もちろんトライアルを突破するのは難しいことなのですが、
では理系の方にとっては簡単なことなのか? となると、
そんなことはないだろうな、と思うのです。

 

これもまた管理人様がビデオで何度もお話しされていたことでした。
文系・理系の問題ではなく、思考方法やアプローチの仕方なのだと思います。

 

話が戻ってしまいますが、そういった事柄を頭で考えるのではなく問答無用で
容赦なく痛感するためにも、トライアルはなるべく早く受け始めるべきです。

 

 

 

●本講座はどのような人向けか

 

・ひとりで取り組むということに苦痛を感じない人(群れなくても平気な人)

・ポジティブな人(「自分にはできる」と信じ込むことができる人)

・思い切りのいい人(行動力のある人)

・マメな人(こつこつ型の人?)

・素直な人

 

以上になります。

 

 

最後になりましたが、管理人様、この1年間(2年間)
本当にありがとうございました。

 

これからも、これまで以上にこつこつ淡々と努力を継続していき、
自分の目標を達成して、結果を残していきたいと思います。

 

長々とした文章をお読みいただき、ありがとうございました。
受講検討中の方々を含めた他の受講生の方々にとって、
少しでもお役に立ちそうな箇所があれば幸いです。

 

 

※ 個人の感想であり、すべての人の同様の成果を保証するものではありません。

 

Facebook にシェア
LinkedIn にシェア


文系大学(国際学部)を卒業し、保険会社に営業として就職をしました。

 

朝は早く夜は遅く、会社支給の携帯電話は休日でも常に持ち歩き、
体力的にもハードな毎日でした。6年ほど勤めて仕事には慣れましたが、
このまま同じように仕事を続けていけるのか、正直不安になっていました。

 

仕事は何であれ働き続けたいと思っていたため、
できれば自分の意志で長く続けられるような、いわゆる「手に職」系の
お仕事ができないかと考え始めました。

 

 

資格を取って働くような方法なども考えながら、
元々映画が好きで配給会社への就職を考えていた過去もあり、
字幕翻訳」に興味を持つようになりました。

 

その後、仕事をしながら翻訳スクールの「基礎講座」に通い始めましたが、
その時は「翻訳とはどんなことをするのかちょっと覗いてみよう」
くらいの気持ちでした。

 

しかし、始めてみると久しぶりに英語を勉強するのが非常に楽しかったのもあり、
ゆくゆくは在宅でプロとして仕事ができるかもしれないなどと、
わりと安易に翻訳を仕事にしようと決めました。

 

 

それから、同じスクールで「映像翻訳」などを学んだのですが、
映像翻訳を仕事にするのはすぐに挫折

 

その理由とは、実際に映画字幕の翻訳をされている講師の方が、
「映像翻訳は、単価が低くてお金にならない。趣味や達成感のために
行う仕事です。」とおっしゃっていたこと。

 

実際はどうなのか分かりませんが、仕事をされている講師の方が
おっしゃるということは、すぐにお金を稼ぐのは難しいだろうと判断しました。

 

 

仕事には収入も重要という気持ちがあったため、実務翻訳に方向を変えて、
スクールで出会った講師の方の個人勉強会に参加しながら勉強をしていました。

 

その後、派遣で自動車部品会社の社内翻訳者として就職。

 

初めて翻訳者として仕事ができる!と最初はとてもうれしく、
勉強することもたくさんあり非常に充実していました。

 

しかし、収入面では以前の仕事と比べて3分の1くらいになり、
翻訳が仕事にはなったけれども、派遣で仕事を続けていくことに
不安
を感じるようになりました。

 

 

以前から「特許翻訳は単価がいい」という中途半端な知識があったため、
この頃にいろいろとネットで検索するようになり、
こちらの講座を知ることになりました。

 

正直、「特許翻訳」は専門性が高すぎて文系出身の自分には不可能だ
と思っていました。

 

恐らくスクールに通っていた当時に本講座と出会っていても、
自分にはピンと来ていなかったと思います。

 

しかし、「翻訳者として仕事がしたいから業界は問わない」
ということでチャレンジした自動車部品会社での社内翻訳で、
車の知識など全くなかった自分が、とにかく勉強しながら翻訳する
という毎日を送ったことで、

 

もしかしたら自分にもできるかもしれないと思えるように
なっていたのだと思います。

 

その気持ちと、管理人さんがおっしゃっていた
「メンタルブロックをはずす(文系でもできる!)」
というお話が、1歩を踏み出すためのきっかけになったと思います。

 

 

 

★本講座を受講する前、どのような点が不安だったか。

 

講座に対しては、それほど不安な点はありませんでした。

 

お試しビデオもありましたし、何よりも「真面目に講座に取り組むことが
できればプロになれる」という道筋が示されていたからです。

 

それよりも、講座の内容についていくことができるのか、
自分が本当にやり切れるのかということについての方がよほど不安でした。

 

とにかく、現状を変えるにはやるしかない!という思いでした。

 

もちろん、管理人さんのブログと初めて出会った時には
怪しい部分の方が多かった(すみません)のですが、
管理人さんがブログでおっしゃっていたことが
胸に突き刺さるようにして残りました。まさに自分は夢子ではないかと。

 

その後、ブログを過去に遡って読み、分厚い講座案内を読み、
さらに既にプロになって活躍しておられる方のブログや受講感想を読み、
最終的にお世話になろうと決めました。

 

私にとっては、卒業された方・現在受講中の方の実際の声(ブログ)が
一番講座を受講するための助けになったと思います。

 

 

 

★本講座を受講してみてどうだったか

 

考えていたよりも、非常に具体的な講座でした。

 

元々翻訳スクールに通学経験があったため、
通学が通信になったものくらいにしか考えていませんでした。

 

しかし実際には、

 

ビデオの中で管理人さんが「特許翻訳者に必要なものは、英語力、国語力、
ITスキル、自己管理力、営業力」とおっしゃっていたように、
特許翻訳者として自立するために必要なことが全て網羅されている講座でした。

 

翻訳者になるには、やることがいっぱいあるじゃないか!

 

と密かに驚いていました。もうこれだけで、ただ英語のスキルアップだけ
していても意味がないことに気が付きました。

 

 

講座では最初にPC周りの準備を整えて(エディタやTrados、辞書など)
それから実際の明細書を使って、どのように読み込んで、学習して、
資料を揃えてという、実ジョブを行うことを想定した流れでした。

 

どのビデオも情報量が非常に多く、理解して飲み込むだけで精一杯でした。

 

分からなければ何度もビデオを観られる、というのも私には合っていました。
一度観て分からなければ、調べて勉強してもう一度観る。
飲み込みの遅い自分には、このペースで進められたことがとても良かったです。

 

この一連の流れを何度も繰り返すことがとても大切だったのだと、
初めてお仕事を受けた時に改めて感じました。

 

講座で勉強をさせてもらったことが、全て仕事に活かされていると思います。

 

 

 

★受講中の勉強時間・勉強方法

 

講座を開始した当初は、一応フルタイムで勤務していたため、
自宅学習は1日5時間程度でした。

 

帰宅してからの学習は睡魔との戦いであったため、
管理人さんを見習って朝勉に変えました。

 

朝4時に起床し、ビデオを2~3本観てメモしておいて、帰宅してから
調べ物や復習を行い、午後10時までには寝るようにしていました。

 

仕事はフルタイムでしたが、わりと暇な時が多く、
朝ビデオを観た時にメモしておいた用語や明細書・資料を職場に持ち込み、
勝手に勉強していました。

 

あと、受講前はお昼ごはんを同僚と社員食堂で食べていましたが、
お弁当に変えて自分の席でビデオを観るようにしました。

 

ビデオの消化本数は、物理・化学を含めて800本程度でした。

 

お仕事をいただき始めてからは思うように進められず、
タイトルを確認しながら適宜観るようにしていました
(例えば、CV作成時にはCV関連のビデオを視聴)。

 

法律シリーズや対訳シリーズで未消化のものもあります。

 

順番としては、Xシリーズのテキストと並行して最初から観始めて、
ツールなどの準備を行ってから対訳シリーズに入りました。
物理・化学コースが増えてからは、対訳と並行してビデオを観ていました。

 

 

 

★本講座受講の結果

 

2014年10月に講座を開始して、2015年9月より応募を開始。

 

計5社に応募して、2社合格(うち1社は翻訳者・校正者の両方に合格)し、
そのまま登録となりました。

 

2015年11月頃より2社から定期的に受注し、
1社からは合計18件(1年間)、
もう1社からは合計6件(半年間、うち1件は校正)となりました。

 

 

 

★受講開始後、最短で結果を出すためには?

 

早めにPC周りや必要なソフトなどの環境を整えて、
すぐに対訳シリーズのビデオに入った方がいい
と思います。

 

実際に仕事を受けた時の流れをより意識して勉強を進めていけば、
もっと早く応募ができたと思います。

 

そしてCVも早めに準備すべきだと思いました。

 

最初は特に書けるようなことがなくて困っていましたが、
得意分野や翻訳スピードなどまだ自分で分からない部分は「空白」にしておいて、
徐々に埋めるように書いていくといいと思いました。

 

 

 

★他の翻訳講座・スクールの受講歴(あれば)

 

大手の翻訳スクールに1年半通学していました。

 

最初に「翻訳基礎」コースに半年、
その後「映像翻訳」「文芸翻訳」「実務翻訳」の各コースを
1年受講しました。

 

全て1週間に1コマ100分で、課題が与えられて翻訳をして
次の週に持参して答え合わせをする、という形式でした。

 

実務翻訳」では、「よく使われるフレーズ」を翻訳することが
メインでしたが、英文の分野もばらばらで、だいたいが1~2文程度
の文章であるため、力がついたのかどうかもよく分かりませんでした。

 

実際の仕事でどのような文章を相手にするのか想像もできない状態で、
今思えばプロとして仕事ができるようになるレベルには
到底たどり着けなかっただろうと思います。

 

 

クールと本講座を比較して何が1番違うかと言えば、

 

本講座では「1年でプロになる」という明確なゴールを掲げ
その道筋を示していることです。

 

方法も上に書いたように非常に具体的ですし、
本当に1年でプロとしてデビューできるだけの準備ができます。

 

単純に英語や知識の勉強だけでなく、学習の方法、PCの選び方、
ツールの使い方、翻訳会社への応募の仕方、さらにその先のビジネスなど、
あらゆることが講座に含まれています。単純に「特許翻訳を学ぶ」
という枠に収まりきらない講座だと思います。

 

スクールには全くそれがなく、ただ翻訳だけを勉強し続ける場所
だったように思います。

 

それ以外のことは個人に任されてしまうため、スクールだけで
在宅で仕事ができるレベルになれたかどうかは分かりません。

 

翻訳に興味を持って、スクールで「翻訳基礎」コースを受講されていた
方たちのどのくらいが本当に翻訳者になったのだろうか、と思います。

 

本来であればそういったことも含めて「自分の力でプロになる」
ということだと思いますが、本講座を受講すれば、
いろいろな意味で時間の短縮になると思います。

 

例えば、エクセル形式の用語集も、非常に便利です。
だいたいの用語はヒットします。これを1から自分で作成するとなると、
ものすごい労力だと思います。

 

 

 

★自分について

 

高校からずっと文系でした。好きな教科は英語くらいで、
社会もダメでした。

 

高1の時に化学を勉強していたと思うのですが、
全く記憶に残っていません(かろうじて元素表を授業中に眺めたような
記憶がある程度)。きっと諦めたのだと思います。

 

数学も高2で挫折。テストで赤点を取らない程度にしか
勉強した記憶がありません。

 

講座を受講し始めた時は、派遣で社内翻訳者をしていました。

 

 

 

★本講座受講前のレベル(自己評価)

 

「英語がちょっとできる人」程度でした。理系知識は、ほぼゼロ

 

ビジネスで通用するような知識がある訳でもなく、
分野が選べるようなレベルでもありませんでした。

 

また、翻訳を仕事にしたかったにもかかわらず、
作業に使うのは電子辞書1つという非常にお粗末な状態でした。

 

Tradosについては、上記のスクールに通学中、
「実務翻訳」を担当されていた講師の方がわりと否定的なご意見を
持っていたので、それを鵜呑みにしていたような感じでした。

 

 

 

★本講座受講検討中の方へのアドバイス

 

現状を変えたいと強く願う方には、是非おすすめしたいと思います。

 

管理人さんのブログにたどり着かれた方は、何らかの理由があって
「特許翻訳をやってみよう」と思われている方ばかりだと思います。

 

どのような理由があるとしても、講座には現状をいい方向に
変えるためのヒントがたくさんあります。

 

受講料は決して安い訳ではありませんが、
上に書いたように本当に多くのものが得られます。

 

未来の自分に投資する」という意味がよく分かりました。
必要経費です。実際にお仕事をいただけるようになれば、
何の問題もないことでした。

 

 

 

★どういう人は受講すべきでないか

 

管理人さんのブログやメルマガでピンとこない方は、
受講の必要はないかと思います。

 

 

 

★今後の予定

 

2年後までには収入を3倍にしたいです。

 

今年1年で仕事を行う基礎はできたと思うので、
さらに効率化・知識の増強を図りつつ、
ネットビジネスにもチャレンジしていこうと考えています。

 

将来的には、移住ではないですが、イギリスまたはフランスに
別荘でも買って、1年のうち2~3か月くらいはそちらで過ごす

なんてことができればいいなと思っています。まだまだ遠い夢ではありますが。

 

 

 

★その他

 

私は、この講座と出会うことができて本当に良かったと思います。

 

出会っていなければ、今もまだ派遣で翻訳者をしていたのかと思うと、
先の見えない不安に悩まされていたのではないかと思います
(もしかしたら、派遣切りなんてことも・・・)。

 

独学で在宅での仕事を始めていた可能性もありますが、
そこにたどり着くまでの道のりは意味もなく長いものになっていただろう
と思います。

 

私は、本当に理系知識ゼロでした。

 

意志が弱い部分もあり、受講中の勉強も十分であったとは言い切れません
(ビデオを全て網羅した訳でもありません)。

 

それでも、少しずつお仕事をいただけるようになりました。

 

私には特別なスキルや知識など、何もありませんでした。
2年間、管理人さんからビデオを通じて叱咤激励をいただきながら、
講座を続けてきた結果です。

 

最後に管理人様とG様に、心よりお礼を申し上げたいと思います。
2年間本当にお世話になりました。きっと今後も講座は
バージョンアップされていくと思いますので、自分のレベルアップのために、
またいつか再受講させていただきたいと思います。

 

いつか管理人さんに「銀座でお寿司を奢る」という夢を
叶えられるといいなと思っています。
本当にありがとうございました。

 

 

以前に受講感想を提出させていただきましたが、
少しだけ付け加えさせていただきます。

 

 

 

★本講座受講検討中の方へのアドバイス

 

本講座を受講して良かったと思った部分は、
分からないことを調べて知識を増やしつつ、適切に訳すための
一連の流れをビデオで見ながら学べるという点です。
非常に実践的で、あらゆることに応用が効く方法です。

 

私は以前、翻訳スクールに通っていたことがあるので、
比較すると内容の濃さが全然違います。

 

一概に全てのスクールがそういった形式であるとは言えませんが、
基本的にスクールは「お勉強の場」でした。

 

英語のテクニック的な学習が多く(例えば、副詞や数の訳し方など)、
その単語が次に登場したら訳せる可能性は高いですが、
文脈によっても訳し方は異なるため本当に適切かどうかは分かりません。

 

当時は「そう訳すのが正しいのだ」と、
単純に勉強した気になっていただけだったと思います。

 

この講座では、実際の明細書を前にして、どのように考え、
どのようにソフトを使い、どのように検索して学習しながら
翻訳を進めていくのかを実践して見せてくれます。そのやり方を覚えます。

 

実ジョブをいただくようになってから、
この学習方法がいかに重要であったのかを思い知りました。

 

トライアルを受けて「化学分野」で登録されても、
必ずしも得意分野の案件をいただける訳ではありません。

 

管理人さんもビデオの中でそうおっしゃっていましたが、事実そうでした。

 

例えば私の場合、明細書シリーズにあったIBMレジストに興味を持ち
勉強をしていたため、CVの得意分野に「レジスト、半導体」と記載して、
関連する書籍などを書いて応募しました。

 

しかし、実際に初めていただいたお仕事は「臍帯血幹細胞」
に関する明細書でした。

 

正直、死ぬかと思いました。

 

もともと文系でしたので、理系知識は講座で勉強した分がすべてでした。
最初は、明細書に何が書いてあるのかさっぱり分からず、
もうどこから手を付けたらいいやら。

 

ただ、講座で行っていたように「背景技術」をノートに貼付し、
用語を調べつつマインドマップで整理して・・・という感じで
勉強しつつ翻訳し、何とか期日までにやり終えることができました。

 

時間が足らずに徹夜っぽい時もありましたが、
初めていただいたお仕事で絶対に手を抜きたくなかったため、
講座で学んだ方法をフル活用して挑みました。
恐らくトライアルよりも本気でした。

 

講座では、目の前の明細書と闘う方法を学ぶことができたと思います。

 

翻訳のテクニックや英語・理系の知識は、
あくまで翻訳をする上での武器です。

 

その武器を実際にどう使って闘うのかが、重要なのだと思います。
本当にこれを理解したのは、実際にお仕事をいただいてからでした。

 

また、この方法は、きっと何に対しても適用可能だと思います。

 

例えば、特許翻訳で学んだことを、ネットビジネスにも展開できる
ということがビデオの中で提示されています。
特許翻訳が入口となっていますが、出口はもっと大きいです。

 

 

 

★現在の仕事について

 

在宅で仕事を始める前は、派遣で社内翻訳をしていました。
仕事としてはフルタイムでしたが、特に残業もなく、
基本的に1日8時間労働で週休2日でした。

 

現在は完全に在宅で、定期的にお仕事をいただいています。

 

基本的には1日8時間を目安に仕事をし、週休などはいい加減ですが、
それでも入ってくる対価としては派遣社員の時よりも約2倍になりました。

 

派遣社員の時には、自分の将来に漠然とした不安がありましたが、
今は自分の力で何とかやっていけそうな気がしています。

 

講座受講前は「翻訳で一生食べていこう」と思っていましたが、
講座のおかげでネットビジネスなどの世界があることを知りました。

 

「継続は力なり」を信じて、さらに自分に投資をし、
ステップアップを図ろうと思っています。

 

 

 

★受講前のイメージと実際はどう違ったか

 

管理人さんのイメージは、ちょっと違いました。

 

ブログの過激発言などから、もっと破天荒そうなイメージ(すみません)
でしたが、受講生への対応は非常に細やかで丁寧でした。

 

質問に対するレスポンスも速いですし、情報提供も多く、
いつも受講生を気に掛けてくれていると思います。
とても面倒見のいい方なのだろうと勝手に思っています。

 

 

 

★夢

 

最近、将来的に家を建てようかなと考えています。

 

10年後くらいを目標に。どんな外装・内装がいいかなと、
休憩時間などに時々ネットで画像を検索してストックしています。

 

まだまだ、予算も場所も何も決めてはいないのですが、
家の写真を見ながらモチベーションを維持できるといいなと思っています。
以上です。

 

本当にありがとうございました。これからも継続していきます。

 

 

※ 個人の感想であり、すべての人の同様の成果を保証するものではありません。