「独学」でプロになることも不可能ではありませんが、
さっさと翻訳学校、翻訳スクールを利用して稼げるようになった方が
生涯賃金を考えると、はるかに得策です。
では、翻訳学校を利用するとして
「通学と通信・・・どちらを選んだ方がいいのでしょうか?」
どちらも一長一短あると思いますので、
それぞれのメリット・デメリットを見て頂いてから
ご判断いただければと思います。
目次
通学について
メリット
好立地の設備の整った場所で、授業を受けられるという
安心感・信頼感はやはり抜群だと思います。
さらに、同じクラスになった人と友達になったり
情報交換が出来るので、孤独感を感じることもないはずです。
また、1人だとどうしても勉強を怠けてしまう・・・
というタイプの方には、一種のペースメーカーとしての役割が
期待できると思います。
デメリット
社会人になってからの勉強は、学生のそれと異なる障害があります。
通学にかかる時間
学校まで、ドアtoドアで、片道1時間以上かかったり、
さらに、自宅と反対方向への移動になれば、
長期間疲れた体で通学することに耐えられるかどうか疑問で、
ドロップアウトしてしまう可能性も、通学時間の長さに比例して
高くなってしまいます。
家族の理解を得ることの困難
会社員の方で、通学するのも勉強するのも主に週末
ということになれば、土日が完全につぶれてしまいます。
独身ならこれでもいいでしょうが、家族がいるのに
土日を自分のためだけに使う、それも長期間にわたって・・・
ということに関して、家族の理解・協力が得られるかというと
なかなか難しいのでは?というのが正直な感想です。
その場に行かないと学べない
社会人の場合、通勤時間や昼休み、就寝前・早朝の時間帯の活用が
成功のカギとなりますが、そのような時間の有効活用が
通学コースでは、そもそもできません。
欠席への対応ができない
急な残業や、ご自身またはお子さんの病気で、
やむを得ず授業を「欠席」してしまった場合に、
録画の形でフォローアップする学校も増えてきましたが、
それでも、1~2週間程度の視聴期間制限があるところが多く
完全にフォローすることは難しいようです。
また、小さなお子さんがいらっしゃる場合、
なかなか頻繁にお子さんを預けて出かけるというのも
実際問題、難しいのではないでしょうか?
受講料以外の費用がかかる
さらに「交通費」や「外食代」もバカになりません。
数十回分となれば、それなりの出費になってしまいます。
通信について
「通信」と一言で言っても、以下のような「様々な受講スタイル」があり、
それに応じたメリット・デメリットがあります。
各種の受講スタイルとメリット・デメリット
郵送を利用する方法(1/3)
<概要>
昔さながらの「紙の資料」が「郵便」で届く→
受講生が解答・返送する→スクールで添削→返送というパターン
<メリット・デメリット>
やりとりに時間がかかってしまいますので、
自分の解答に対する「添削」や「質問に対する回答」が返ってきた頃には
かなりの時間が経過しており、既に記憶は薄れてしまっている・・・
ということになりかねません。
自宅でLIVE受講(2/3)
<概要>
通学の必要はありませんが、講義自体は、通学の人と同じ時間帯に
LIVE映像を見るというパターン
<メリット・デメリット>
通学の時間や費用の負担がなくなるというメリットはありますが、
結局、授業が行われる時間帯にあわせて、
机に向かっていないといけないので、それが出来ない場合には
通学と同じデメリットが生じます。
動画をダウンロード(3/3)
<概要>
サーバーに格納されたファイルをインターネット経由で
ダウンロードして、自宅のパソコン内に保存できるタイプの講座
<メリット・デメリット>
いつでも自分の都合のよい時間に視聴・勉強できますし、
スマホやタブレットなどへコピーしておけば、
外出先や、通勤時間・昼休みを有効活用して学習を進められます。
また、わかりにくい箇所は、再生をいったん止めて調べたり、
何度でも繰り返して学習できるというメリットもあります。
また、教材が「定期的」な配信ではなく「一括」で
ダウンロードできる場合には、残業がない平日や週末に、
一気に学習を進めることも可能です。
通信全般
上記の理由から、1人でマイペースで勉強が出来るという方には
「通信」が断然おススメですが、
友達がいないとダメだ!
1人で家で勉強をしていると「孤独」を感じてしまって
どうにも勉強が続かない!
という方は、もう「通学」しか選択肢はないと思います(苦笑)。
まとめ
「通学 vs 通信」さらに、通信の中でも
「紙 vs LIVE動画 vs ダウンロード」
という選択肢がありますが、どれも一長一短ありますので、
「自分がどのタイプか?」ということをよく見極められたうえで、
申し込まれることをお勧めします。
おそらく、どこの学校を利用されても安い買い物ではありませんし、
自分の将来を左右する大切な選択です。
「その学校で本当にプロの翻訳者になれるのか?」
という観点から、カリキュラムや講義の合計時間などを
比較検討していただければと思いますが、
間違っても5年も、10年もず~っとリサーチするのはやめて下さいね。
本当の試練は、その先にあるのですから・・・
<追記>
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