一般的には文系=不利と決め付けられていますが、そうとも言えません。
文系・理系いずれの出身であっても、一流の特許翻訳者になるには
不足分を補充する必要がある点は同じだからです。
すなわち、理系には英語力が、文系には専門領域の知識が不足している
と言われるように、どちらから入っても足りない部分があるのです。
最初から全部そろっている人なんかいません。
不足している部分を見極め、それを埋める努力が必要です。
問題は、その努力ができるかどうかです。
理系であっても物理、数学、化学、生物などの広範囲にわたって
特許翻訳レベルの専門知識を獲得できている人はまずいません。
つまり、理系には最初のとっかかりがあるというだけで
文系と大差はないと言え、文系出身のあなたが感じているハンデは、
そもそもハンデではない可能性が高いです。