翻訳者になるために必要な英語力は「英検1級、TOEIC900 点以上」

とよく世間で言われていると思いますが、これって本当でしょうか?

 

 

必要なTOEICの点数の目安

 

特許翻訳、IT翻訳(産業翻訳・実務翻訳)でいえば

TOEICの点数は、600~700点もあれば十分です。

 

「えっ?それくらいの点数でいいの?」

 

と驚かれたかもしれませんが、

 

「はい、大丈夫です」というより、むしろ

無駄に高得点を求めるのは、今すぐやめていただきたいです

 

 

 

その理由

 

時間とお金が底をつく

 

「翻訳者になるには、英語力が必要だから、もっと英語の勉強が必要だ」

「翻訳の勉強は、英検1級、TOEICを満点近くにしてからしよう」

 

こんな風に思うのは、ある意味自然なことかもしれません。

 

 

しかし、このように英語力が一定レベルになってから翻訳の世界に

参入しようとすると、プロになる時期が確実に遅れます。

 

いえ、ただ遅れるだけならまだいいのですが、多くの場合は

そのままプロになれずに消えていきます。

 

 

つまりこういうことです。

 

 

書籍やスクールに大金を投資し、英検1級とるのに数年

TOEICを満点近くまで上げるのに数年かかり、

二十代だった女性も、気がつけばアラサ―、アラフォーに。

 

 

英語力は身につけたから、さあ特許翻訳のための専門知識の勉強を

始めるか・・・と思ってみたけど、

 

そう言えば私「文系」だった。。。と、理系の大学に入り直すため

受験勉強からやり直す人まで出てきます。

 

勉強、勉強・・・

 

 

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と時間とお金をかけて、いったいいつその投資を

「回収」するつもりなのでしょうか?

 

これでは、プロになる前に兵糧が尽きてしまいます。

 

 

 

TOEICの点数が高くても稼げない現実

 

インターネットの世界には、スクールのシンパや自分のプライドの源泉

のためでしょうか、資格押しの人が一定数おられます。

 

そういう人に限って、翻訳者を目指すなら、英検1級でTOEIC満点、

加えてなんとか検定A級、なんちゃら認定1級は当たり前・・・

みたいなことをおっしゃいますが、本当でしょうか?

 

そもそも言ってるご本人が、その資格があるからといって

お金を稼げるようになるとは思っておられないようですし

 

また、TOEICで高得点をとっていても「実は全然喋れない・・・」

なんていう笑い話は結構ある話で、「TOEICでは新の英語力を計れない」

というのは、実はみなさんも感じていることではないでしょうか?

 

 

 

TOEICの点数と翻訳の実力は比例しない

 

本講座受講生にも、英検1級・準1級+TOEIC900点以上という

文系高学歴英語女子が沢山いますが、彼女たちが簡単にトライアルを

突破できないという事実もあれば、

 

逆に、TOEIC600~700点、そこまでいかない点数の方であっても、

トライアルに合格し、1~2年で年収数百万クラスのプロの特許翻訳者に

なっている人がたくさんいるという現実もあるのです。

 

つまり、プロになれるかなれないかの差は、決して英語力による差ではなく

それ以外に「特許翻訳者になるために本当に必要なもの」が

あるという事実に向き合う必要があります。

 

 

これをお読みいただいている方の中には、

「私はTOEICを受験したことがないんだけど・・・」という方も

おられると思いますが、そういう方は高校時代を思い出してみて下さい。

 

・そういえば、高校時代に英語が得意だった

・授業以外でNHKなどの教材でも勉強していた

 

 

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そういったレベルで十分なのです。

 

 

 

英語力より大切なこと

 

マインド編

 

どんな分野もそうですが、プロになるためにはプロになることを

意識した入り口があり、そして当然その先の出口があります。

 

プロは「限りある時間」でどう出口へ向かうか常に意識していますが

アマチュアの方は、時間「無制限」で満点を目指そうとするのです。

これではゴールそのものがないに等しいです。

 

そのような他者評価依存マインド・脆弱マインドはぜひ捨て去って下さい。

 

 

 

設計編

 

では、継続的かつ安定的に高レートの仕事を受注できるような、

クライアントからの信頼も厚いプロの特許翻訳者になりたいとしたら、

いったいどうすればいいのでしょうか?

 

プロとして稼いでいる状態を「ゴール」として、

そこから「逆算」して、「入り口」を設計すべきです。

 

 

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例えば、今から1年後に「プロとしての初仕事がしたい」

と思ったとしましょう。だとすると、

 

→ XXには、トライアルに合格

→ XXには、トライアルへの応募を開始する

→ XXには、履歴書の準備を始める

→ 継続的な勉強

→ XXには、勉強を始める

→ XXには、絶対翻訳者になる!と決心する

 

このような逆算に基づいた行動が必要となるのです。

 

 

この流れを無視して、まずは認定、検定、卒業証書ありきでは、

ゴールにたどり着くどころか、入口にすら立てておらず、

ビジネスを仕掛けているスクール側の思うつぼではありませんか?

 

 

さらに、

 

・特許とはそもそも何なのか。

・その特許を書いている人はどんな人なのか。

・どういう着想を得て特許の原案を出しているのか。

 

そういう理解も必要になりますし、そこを理解しようとしない人に

特許翻訳はできませんし、当然稼ぐこともできないのです。

 

 

 

まとめ

 

このように、翻訳者というのは、決して「英検1級」や「TOEIC900点」

の人しかなれない職業ではありません。

 

翻訳者になるために必要な英語力としては、

600~700点もあれば十分なのですから、

兵糧が尽きるまで「もっと、もっと・・・高い点数を・・・」

無駄に高得点を求めるのは今すぐやめて下さい。

 

そして、今まで「英語」「英会話」「TOEIC」という名の自分磨きに

投資してきたお金と時間を「回収」するモードに入りましょう!

 

 

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人生は一度きり。そして数十年しかないのです。

 

みなさんは、「英語」という武器はもう手にしているのですから、

出口戦略をしっかりと練って、最短でプロになって稼ぎましょう。

 

認定ビジネス、資格ビジネスの洗脳を解いて、

1年間しっかり頑張ればおのずと結果は付いてきます!

 

 

他でもない、あなた自身の大切な人生です。

 

 

その長い人生の「たった1年」くらい、

ゴールに向かって、がむしゃらに頑張って走ってみるのも

いいのではないでしょうか?

 

 

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